ジェスロ・タル(Jethro Tull)、『HEAVY HORSES(逞しい馬)』が3CD+DVDの豪華内容でリイシュー
ブリティッシュ・プログレの代表格ジェスロ・タル(JETHRO TULL)。その彼らの10作目のスタジオ・アルバム『HEAVY HORSES/逞しい馬』が、発売40周年を記念して豪華デラックス・ヴァージョンで発売!これまでもジェスロ・タルは、自分たちのアルバムが発売40周年を迎えると、スティーヴン・ウィルソンによるニュー・リミックスと貴重な未発表音源をフィーチャーした豪華デラックス・エディションを発表してきたが、今回発売となる『HEAVY HORSES/ 逞しい馬』の40周年記念盤は、昨年リリースされた前作『SONGS FROM THE WOOD/神秘の森』に続く、3CD+2DVD+96ページ・ブックレットの豪華仕様となる。
1977年の『SONGS FROM THE WOOD/神秘の森』と1979年の『STORMWATCH/ストームウォッチ~北海油田の謎』の間にリリースされた本作『HEAVY HORSES/逞しい馬』は、ジェスロ・タルの作品の中でもブリティッシュ・トラッド・フォーク色が強いとされる上記3部作の真ん中にあたるアルバムである。その中でも本作は、馬と農耕生活にまつわる曲が多いと言われる。その手について、イアン・アンダーソンは、こう説明している:「子供の頃、のびのびと郊外にある木々と草に覆われた場所を探険するのに夢中になっていた。だから、1977年に突然こうしたテーマのものを作ろうと思いついたわけではなくて、このテーマが、ずっと書きたいと思っていたものにぴったりと来たんだ」
『HEAVY HORSES(逞しい馬)』は、英米の両方でTOP20アルバムを獲得。楽曲のメロディとインストゥルメンテーション、そしてイアン・アンダーソンのフルートは、商業的な成功だけでなく、批評家筋からも高い評価を集めた。
今回発売となる40周年記念デラックス・エディションのCD1には、すっかりジェスロ・タルの40周年記念アニヴァーサリー・シリーズではお馴染みの顔となっている、スティーヴン・ウィルソンによるオリジナル収録曲のニュー・ミックスに、5つの未発表曲を含む、別ヴァージョン音源などを9曲追加収録している。
CD2と3には、1978年5月にスイスのベルンで行われたコンサートの音源を収録。音源のステレオ・ミックスを手掛けているのは、Jacko Jakszyk。
DVD1には、『HEAVY HORSES/逞しい馬』のアルバム音源を、5.1 DTS & DD サラウンド、そして96・24LPCMステレオで収録。CD1に収録されているボーナス・トラック9曲も収められている。
DVD2には、CD2&3に収録されているライヴ音源を、5.1 DTS & DD サラウンド、そして96・24LPCMステレオで収録。さらに、「Heavy Horses」と「Moths」の為に制作されたプロモーション・ビデオ映像と、当時のTV広告も映像として収録している。
96ページというヴォリュームたっぷりのブックレットには、ソングライティング、レコーディング、そしてツアーを記録した解説のほか、イアン・アンダーソン本人による楽曲解説、さらにはアルバム収録曲とボーナス・トラックの歌詞、またアルバムにゲスト参加している元カーヴド・エアのダリル・ウェイやエンジニアのコリン・レギットなどのインタビュー、そして1977年1月から1978年11月までのバンドのレコーディング/ツアー年表も網羅されている。