<6月8日公開>タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2018年6月8日公開
万華鏡のような、13人の音の渦に包まれる世界
tricolor『tricolor BIGBAND』
日本のアイリッシュ・ミュージックを牽引するバンド。ダイナミックで華やかなダンス・ミュージック。アップテンポからスローまで飽きさせない。初めて聴く方でも、アイリッシュ独特の叙情的なメロディーに惹かれる魅力を持っている。オーケストラでもない、ジャズのビッグバンドでもない、こんなの初めて、だけどなんだか懐かしい。
渋谷店:岩下
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ホイットニー、アレックスGに続く名作誕生
Hovvdy『Cranberry』
テキサスはオースティンを拠点に活動する2人組。ローファイだけど温かみあるサウンド、そしてぐっと胸を締め付けるような甘いハーモニーと極上のメロディ。ホイットニー、アレックスG、アンディ・シャウフ、ケヴィン・モービー...昨今のUSインディ~フォークの路線もバッチリ継承。“名作”の空気漂うジャケ含め完璧。
渋谷店:岩下
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俺たちの「夏」到来
Various Artists『クリス ミュージック プロマイド ~あの夏のカセット~』
ヘヴィな歌謡曲&80'sポップス・マニアとして知られるタレント、クリス松村氏が選曲・監修したコンピ。あの夏の日、カーステ、ラジカセから流れていたマイテープ…。そんなコンセプトで選ばれたメロウでココロに沁みる和AORの隠れた名曲たち…。選曲はもちろんのこと、曲順も意識して楽しんでください。
新宿店:青木
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ex.ラブタンバリンズのEllieが11年ぶりの新作をリリース
Ellie『STAY GOLD』
自身初の日本語詞で唄われたという驚きもありつつ、(1)を流した瞬間当時のグルーヴが目の前をよぎり、感動する。このグルーヴのまま進むのかと思いきや(2)でいきなり2トーン系のスカビートが登場し、これまた驚き、(5)(6)とジプシーかつイナタい楽曲が並べられて『やられたっ!』って感じです。(3)の岡村靖幸カバーも絶品。
新宿店:青木
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春をイメージした新曲「アイル」含む全6曲収録の8cm CD
haruka nakamura『アイル』
1stアルバム『grace』を代表する楽曲「arne」をこのプロジェクトのために10年ぶりに再構築した「アルネ」や、haruka nakamuraが音楽を担当した映画『every day』のクライマックスシーンで使用され、話題を呼んだ楽曲「リリウム」を新たに録音・収録。さらに、教会のオルガンやミュートピアノに環境音のテクスチャーをミックスしたノルタルジックな小品曲など、全6曲収録。
仙台パルコ店:平野
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ポスト・パンク/オルタナティヴ・ロックの始祖、ワイヤーの名盤再登場
Wire『ピンク・フラッグ [2CD+ブックレット]』
1976年にロンドンで結成されたポスト・パンク/オルタナティヴ・ロックの始祖、ワイヤーの名盤1stアルバムが2枚組、豪華ブックレット付で再登場。クールな佇まい、同時期のバンドとは明らかに一線を画すミニマルなビート、ギターリフがかっこ良過ぎる。未発表曲、デモ音源など多数収録のスペシャル・エディション。
金沢フォーラス店:米山
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イーストLA発チカーノ未発表&貴重音源が奇跡のリリース
God's Children『ミュージック・イズ・ジ・アンサー~ザ・コンプリート・コレクション』
Willie GarciaとRay Jimenezの2人が、鉄壁セッション集団Wrecking Crewを従えて録音した逸品。60年代の活躍を終え71年に残したオブスキュアなラティーノ・ロック・セッションはうち6曲がUNIレーベルから当時シングル盤化されたものの、今回発掘された残り8曲は完全未発表トラックというファン垂涎盤。
札幌ピヴォ店:小阪
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2018年グラミー賞獲得!最重要プログレッシブメタルバンド
Mastodon『エンペラー・オブ・サンド』
名盤と名高い彼らの4thアルバムを手掛けた、オルタナ/ハードロック界のプロディースでも有名なブレンダン・オブライエンを再び迎え製作された本作は、ヘヴィネスでメロディアス、真骨頂のプレグレ要素もフックに、キャッチーさも満載。ハード~ヘヴィネス系ロックファン全方位にお薦めの、近年稀にみる快作。(1)では2018年グラミー賞「最優秀メタルパフォーマンス」を獲得。
郡山店:堤
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最高レベルのスピリチュアリティ
Beach House『7』
USインディーの名門レーベルSub PopよりリリースされたBeach Houseの7枚目のアルバム、その名も『7』。Pitchforkのベスト・ニュー・トラックを獲得した(3)「Lemon Glow」、(6)「Dive」はもちろん!自由な環境下でバンドの創造性が最大限に発揮された傑作。
盛岡店:田中
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最上質チル・ウェイブ100%。進化し続けるスウィート・ドリーム・ポップ
Chad Valley『Imaginary Music』
ラグジュアリーかつエレガントなメロディで、”Toro Y MoiへのUKからの回答”と各メディアから絶賛されたHugo Manuelのソロ・プロジェクト待望の3rd。チル・ウェィブ史上最上級の楽曲が詰め込まれた本作を一聴すれば、どこまでもスウィートでドリーミーなメロディが、まだ見ぬ至高の世界へトリップさせてくれる。あなたのサマーバカンスを、もうワンランク極上のものとする事必至。
新潟店:河田
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日本でも公開、伝説のシンガー、ダリダの激動の生涯を描いた映画サントラ
OST『DALIDA』
昨年フランスで大ヒットした映画「DALIDA」のサウンドトラック。フランスに渡り、フランス中を魅了した歌手DALIDAの生涯を描いた映画。その中で使用される楽曲を2枚に収録。フレンチポップから、恋愛の歌まで激動の彼女の人生を象徴する内容です。
池袋店:押川
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ロックステディ界の伝説。貴重音源がオフィシャルで解禁
Prince Buster『Let' s Go To The Dance - Prince Buster Rocksteady Selection』
プリンス・バスターのレーベルより67年~68年の間に7インチでリリースされて以降、なかなかお目にかかれなかったレアな音源をドーンと20曲収録。ピアノのイントロがきらめくドーン・ペンの(2)、プリンス・バスターによるビートルズのカバー(11)、エロル・ダンクリーの発掘キラー・チューン(17)などなど初心者からコレクターまで納得の内容。
吉祥寺店:狩野
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和製ディスコ最高峰とも称されるハービー・ハンコックとの奇跡の1枚
笠井紀美子/Herbie Hancock『Butterfly』
1978年のハービー・ハンコック来日時の企画で生まれた奇跡の1枚。ハンコック名曲の数々を惜しげもなく自らの伴奏で歌姫・笠井紀美子に捧げ、見事なまでに歌いこなした完璧な仕上がり。海外から来日したDJも日本で今作を探すことも多く、彼女の作品の中でも世界的人気トップの超名作。
津田沼店:吉原
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大いなるダーク・フォースの力が全宇宙に再び襲いかかる
Galactic Empire『Episode II』
まるで銀河帝国軍によるメタル・バンド?といったコスチュームを纏った5人組が帰還。大ヒットした前作に引き続き、今回は<フォースの覚醒>楽曲も含めて再び「スター・ウォーズ」シリーズの楽曲を、トリプル・ギターの重厚なハーモニーと抜群のテクでメタル・カヴァーしています。色物と敬遠することなかれ。全てのメタル・フリークにオススメしたい逸品。
秋葉原店:石黒
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フランク・オーシャンも注目、McCallaman(マカラマン)待望のアルバム
McCallaman『It Takes Two』
トロントを拠点に、プロデューサー/シンガー/ソングライター/DJとして活躍するMcCallaman。ソウル、R&B、エレクトロニカ、ラップ、ヒップホップを融合させ独自の「Black Pop」というジャ ンルを確立、その独自のセンスを凝縮させた1stアルバム。おすすめは(2)(3)(9)
浦和店:東
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Stones Throwの特濃企画、80'sブギーレジェンドとLAビート牽引者の驚愕コラボ
Prophet/Mndsgn 『Wanna Be Your Man』
「ジャケだけで食わず嫌いはソウル界でNG」。一般常識ですよね。中身は昨今隆盛のインディーR&Bが霞んでしまうようなシンプルでエレガントなベッドルーム・フューチャーファンク・エレクトロでございます。プリンス~Rhye~Dirty Projectorsまで網羅する音楽の化学反応をお楽しみ下さい。まずは(1)~(4)を。監修はピーナッツ・バターウルフとマインドデザイン。
高崎オーパ店:大坪
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世を席巻中のトラップも引っ括めた2018年型クラブミュージック
Alison Wonderland『Awake』
オーストラリアはシドニー出身の人気・実力共にトップクラスの人気女性DJ2作目。トロピカルなトラックにチョップされたサンプル素材が散りばめられた(2)、ポップなR&Bに仕立てた(4)、イランジェロとの共同制作シングル(6)、チーフキーフを迎えての(11)などEDM以降の最新クラブミュージックが完成。おすすめ曲(2)(4)(6)(10)(11)
グランツリー武蔵小杉店:柴野
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リーフ復活、18年振りのアルバム『Revelation』をリリース
Reef『Revelation』
2000年にリリースしたアルバム『Getaway』以来、そしてロニー・ウッドの息子、ジェシー・ウッドが加わってから初めてのアルバムをリリース。ジョージ・ドラクリアス(ザ・ブラック・クロウズ、プライマル・スクリーム等)がプロデュースを担当。リード・シングル「My Sweet Love'」にはシェリル・クロウがゲスト・ヴォーカルとして参加。
オンライン:沼田
タグ : マスターズチョイス
掲載: 2018年06月08日 12:00