鍵盤の魔術師=リック・ウェイクマン(Rick Wakema)、ピアノ・アルバムをリリース
イエス、デヴィッド・ボウイやブラック・サバスとの共演でも知られる“キーボードの魔術師”リック・ウェイクマン。20世紀のロック・ヒストリーに重要な役割を果たしたレジェンドの最新アルバム『ピアノ・オデッセイ』が発売される。ソニー・クラシカルからのデビュー盤となる本作は、彼がこれまで歩んだ輝かしい軌跡を自ら奏でるピアノで振り返る内容になっている。「ラウンドアバウト」含むイエスから2曲のカバーをはじめ、ザ・ビートルズ、クイーン、デヴィッド・ボウイのナンバーやクラシック作品まで、リック・ウェイクマンの華麗な人生を彩ったヴァラエティ豊かな名曲に新たな命が吹き込まれている。自作の新曲も収録しており、コンポーザーとしての魅力も存分に発揮。ロンドンの名門、王立音楽大学でピアノを学んだ経歴をもつウェイクマン。本アルバムでは弦楽オーケストラをバックに全曲スタインウェイのピアノを演奏しており、オーケストレーションと編曲もすべて自らが手掛けている。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」をピアノで演奏してみたいと長年考えていたというリック・ウェイクマンだが、今回の録音には盟友ブライアン・メイがアコースティック・ギターでゲスト参加しており、キャリアを振り返る旅に華を添えている。