マイルス・デイヴィス（Miles Davis)の名盤『ビッチェズ・ブリュー』にはもう１つのミックスが存在していた！その幻のクアドラフォニック作品がSA-CDマルチ（4ch）ハイブリッド盤で世界初復活

ジャズ史の中では、大胆にエレクトリック・サウンドを導入し、ジャズのロック化でその流れを大きく変えた傑作として知られるマイルス・デイヴィスの『ビッチェズ・ブリュー』。1970年に2枚組LPで発売され、音楽シーンに衝撃を与えた。

この名盤にはもう一つのミックスが存在し、その幻のクアドラフォニック作品がSA-CDマルチ（4ch）ハイブリッド盤で世界初復活。
まるで録音現場で実際のセッションを聴いているかのような、みずみずしい臨場感を360度で体感できる圧巻のサウンド。

マイルスのトランペットが左右前後から鳴り響く中、2人、もしくは3人のエレクトリック・ピアノが自在にクロスし、切れ味抜群のギターのカッティングや突き上げるようなベースとともに強力な波動となって迫ってくるドラムス、パーカッションのリズム部隊、そしてその隙間に顔をのぞかせるバスクラリネットの存在感のある太いトーン・・・
マイルスが望んでいたのはこの怒涛の音絵巻を究極のサラウンドで聴かせることだったのでは。

1969年8月のレコーディングから約半世紀を経て蘇える驚異のサウンド。

商品の特徴：
・SA-CD マルチ（4ch）:71年に4chミックス盤として世に出たクアドラフォニック盤アナログ・マスターから47年ぶりに世界初のSA-CD化。フロント/リアの４チャンネル
・SA-CD Stereo/CD層：70年に発売されたアナログ・マスターからの最新マスタリング
・7インチ紙ジャケット（アナログ・シングル・サイズ）
・1972年発売　日本盤クアドラフォニックLPのアートワーク初復刻
・カルロス・サンタナの特別寄稿（1998）復刻
・野口久光氏による1970年発売時オリジナル・ライナーノーツ復刻
・原雅明氏によるクアドラフォニック・ミックス復活の解説
・2018年最新リマスター
・封入特典：ジャケット絵柄ステッカー
・日本独自企画、完全生産限定盤

トラックリスト：
DISC1
1.ファラオズ・ダンス　Pharaoh’s Dance（J.Zawinul）
2.ビッチェズ・ブリュー　Bitches Brew（M.Davis）
DISC2
1.スパニッシュ・キー Spanish Key (M.Davis)
2.ジョン・マクラフリン John McLaughlin (M.Davis)
3.マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン　Miles Runs The Voodoo Down (M.Davis)
4.サンクチュアリ　Sanctuary (Wayne Shorter)

録音:1969年8月19-21日
Original recordings produced by Teo Macero
Engineering:Stan Tonkel and Ray Moore

SESSION INFORMATION
●ビッチェズ・ブリュー
●ジョン・マクラフリン (※)
●サンクチュアリ (※※)
マイルス・デイビス(tp)、ウェイン・ショーター(ss)、ベニー・モーピン(b cl)、 ジョー・ザヴィヌル(el p -左)、チック・コリア(el p -右)、ジョン・マクラフリン(g)、デイヴ・ホランド(b)、ハーヴィー・ブルックス（el b）、レニー・ホワイト(d -左)、ジャック・ディジョネット(d -右)、ドン・アライアス(congas)、ジュマ・サントス（ジム・ライリー） (shaker)
1969年8月19日、ニューヨーク・米ColumbiaスタジオBにて録音
※ブルックスを除く
※※モーピン、ブルックス、ホワイトを除く

●マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
マイルス・デイビス(tp)、ウェイン・ショーター(ss)、ベニー・モウピン(b cl)、ジョー・ザヴィヌル(el p -左)、チック・コリア(el p -右)、ジョン・マクラフリン(g)、デイヴ・ホランド(el b)、ハーヴィー・ブルックス（el b）、ドン・アライアス(d-左)、ジャック・ディジョネット(d -右)、ジュマ・サントス（ジム・ライリー） (congas)
1969年8月20日、ニューヨーク・米ColumbiaスタジオBにて録音

●スパニッシュ・キー
●ファラオズ・ダンス
マイルス・デイビス(tp)、ウェイン・ショーター(ss)、ベニー・モウピン(b cl)、ジョー・ザヴィヌル(el p -左)、ラリー・ヤング（el p -中央）、チック・コリア(el p -右) ジョン・マクラフリン(g)、デイヴ・ホランド(b)、ハーヴィー・ブルックス(el b)、レニー・ホワイト(d -左)、ジャック・ディジョネット(d -右)、ドン・アライアス(congas)、ジュマ・サントス（ジム・ライリー）(shaker)
1969年8月21日、ニューヨーク・米ColumbiaスタジオBにて録音