7月20日公開:タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2018年7月20日公開
メランコリックでロマンティックなこれぞ黄昏のインディ名盤誕生
Kevin Krauter『Toss Up』
昨年リリースしたEPで既にUSインディ界隈では話題だったケヴィンのデビュー・フルアルバム。これは素晴らしい。チルでユルめで王道のインディ・マナー~ちょっぴりソウルフルなシティ・ポップ路線もあり。ほっこりチルでちょっぴり切ない黄昏ポップ。激メロウでロマンティックなインストがあったり、カインドネスばりのラブソング、トロけるほどロマンティックな楽曲など名曲が連発です。
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更新され続ける唯一無二のポップ・ミュージック
CRCK/LCKS『Double Rift』
メンバーは、小西遼を中心にceroのサポートなどで活躍する小田朋美、カラスは真っ白やCicadaでの活動で知られる越智俊介、ジャズ・シーンで高い知名度を誇る井上銘と石若駿という凄腕揃いの5人組みによる作品。新時代のセンスを兼ね備えた5人によるハイセンスな楽曲とテクニカルな演奏は一度聴けば抜け出せなくなる。「Goodbye Girl」のMVには元アイドルネッサンスの南端まいなが出演。
- 店舗名
- 渋谷店
- 店長名
- 岩下 好則
- 趣味
- Tシャツ収集
- 好きなジャンル
- 90's ROCK /Oldies / J-INDIES
- 愛聴盤
- ルースターズ『THE ROOSTERS』
- SHEENA&THE ROKKETS『#1』
- LEARNERS『ラーナーズ』
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日本の夏、BTBの夏、トーク・ボックスに恋狂い
BTB特効『SWEET MACHINE』
2018年の夏はもうこれで大丈夫。10年代の夏の名盤といえばLUVRAW&BTB『ヨコハマ・シティ・ブリーズ』ですがそのBTBがBTB特効となり1stアルバムをリリース。シティもアーバンもメロウもロマンも全部乗せでイカせる極上盤。KASHIF、JINTANA、Latin QuarterにZEN-LA-ROCK、高橋一(思い出野郎Aチーム)と豪華な夏の布陣。
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美しく抒情的なハーモニーとメロディー紡ぐ傑作
The Milk Carton Kids『All The Things That I Did And All The Things That I Didn't Do』
失われたアメリカを探し求めるアメリカーナの調べ。ザ・ミルク・カートン・キッズの最新作は初のバンドを従えてのスタジオ・アルバム。美しいハーモニーとメロディーの中に風刺や皮肉も味付けするビター&スイートな作風、抜群のギターセンスと演奏力で聴かるオーセンティックなアメリカン・ポップ・ミュージック。
- 店舗名
- 新宿店
- 店長名
- 寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物/ビール
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 愛聴盤
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Nightmares On Wax『Shape The Future』
- Ryley Walker『Golden Sings That Have Been Sung』
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全米・全英を制した前作に続く珠玉の4枚目のオリジナル・アルバム
Florence + The Machine『High As Hope』
全米チャート1位、全英チャート1位を記録した前作『How Big How Blue How Beautiful』に続く、4枚目のアルバム!Jamie xx、Kamasi Washington、Samphaなど豪華ゲスト参加で彼女のアーティスティックな面が推し出された良作。M(2)(4)(5)は必聴です。
- 店舗名
- 仙台パルコ店
- 店長名
- 平野 誉幸
- 趣味
- サッカー/野球(観戦のみ)、飲酒
- 好きなジャンル
- J-POP、ROCK
- 愛聴盤
- Oasis 『Morning Glory 』
- Travis『The Man Who』
- THE VERVE 『Urban Hymns』
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パブ・ロッカー・ノット・デッド
Wilko Johnson『ブロウ・ユア・マインド』
大病から奇跡の復活を遂げたマシンガン・ギタリスト、ウィルコ・ジョンソンが本人でさえ驚きというオリジナルの新曲で構成されたソロ・アルバムを30年振りにリリース。ベースに盟友のノーマン・ワット・ロイ、キーボードにミック・タルボットを迎え円熟のロックンロールを打ち鳴らす。9月には来日も決定、見逃せません!
- 店舗名
- 金沢フォーラス店
- 店長名
- 米山 大紀
- 趣味
- 音楽鑑賞、日本酒
- 好きなジャンル
- ワールド・ミュージック、ハードコア・パンク
- 愛聴盤
- 久保田麻琴と夕焼け楽団『MADE IN ISLANDS Vol.2 』
- Taj Mahal『Satisfied & Tickled Too』
- Los Lobos『Kiko』
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AORを代表する男性シンガーの3年ぶりのニュー・アルバム
Christopher Cross『テイク・ミー・アズ・アイ・アム』
2017年12月にデジタルと海外流通のみのCDがリリースされていた、クリストファー・クロスの新作。スタジオ・アルバムの発表は2014年の『Secret Ladder』以来となり、ジョニ・ミッチェルに捧げた「Roberta」、2016年に亡くなったクリストファーの友人で音楽パートナーのロブ・ミューラーが最後に書いた楽曲の一つである「Truth」、そのロブに捧げた「Alvah」などを収録。
- 店舗名
- 札幌ピヴォ店
- 店長名
- 小阪 和明
- 趣味
- スケボー、プロレス観戦
- 好きなジャンル
- HIPHOP、SOUL、CLUB MUSIC
- 愛聴盤
- Erykah Badu『Mama's Gun』
- Moodymann『BlackMahogani』
- 東京女子流『Killing Me Softly』
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圧巻のエクストリーム空間、メタルコア界のホープ
Graupel『Bereavement』
2014年に結成、東京を拠点に活動するメタル・コアバンドの待望の1stアルバム。2017年にはオーディションを勝ち抜き、Crystal Lake主催の「True North Festival」へ出演を果たす。重くて速い、そしてリフの力強さ、テクニックとまさに必要な全てが揃った若手の注目株。抒情的なメロディ、複雑さと衝動が共存する楽曲の堂々たるクオリティに感服します。
- 店舗名
- 郡山店
- 店長名
- 堤 展明
- 趣味
- 飲み会
- 好きなジャンル
- HARD ROCK、PROGRESSIVE ROCK
- 愛聴盤
- Def Leppard『Hysteria』
- Van Morrison『Moondance』
- Eagles『Hell Freezes Over』
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ポストクラシカルの重要作品
Grandbrothers『Open』
ドイツ出身の2人組グランドブラザーズの2ndアルバム。独自のプログラムによりラップトップでのコントロールを可能にしたパーカッションとしての機能を持つカスタムメイドのグランドピアノを武器に、ポストクラシカル~エレクトロニック~現代音楽と、ピアノという楽器の可能性を無限大に感じることの出来る1枚。
- 店舗名
- 盛岡店
- 店長名
- 田中 達也
- 趣味
- 読書
- 好きなジャンル
- ROCK、J-POP、アイドル
- 愛聴盤
- METTALICA『Through the Never』
- 雨のパレード『Change your pops』
- BiSH『Brand-new idol S**T』
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ノスタルジック感と現代的なグルーヴを併せ持つ新感覚シティ・ポップ
パレードパレード『Dawn In Blue』
80's感漂うメロディとリズムが絶妙なノスタルジーを感じさせる札幌出身のポップバンドによるミニ・アルバム。“ニューミュージック”と“ブラックコンテンポラリー”の新感覚ハイブリッドを標榜するだけあり、そのグルーヴはどこか懐かしくもありながら、ハイセンスで現代的なシティポップ感も十分。伸びやかで透明感のあるヴォーカルも爽快感を演出してくれる。
- 店舗名
- 新潟店
- 店長名
- 河田 良介
- 趣味
- スポーツ観戦
- 好きなジャンル
- SOUL/R&B/HIPHOP
- 愛聴盤
- D'Angelo『VOODOO』
- Pete Rock & C.L. Smooth『The Main Ingredient』
- Stevie Wonder『Songs In The Key Of Life 』
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世界的なチェンバロ・オルガン奏者のコープマンの復刻盤
トン・コープマン『ハープシコードの世界』
チェンバロ、オルガン奏者のコープマンが30代にPHILIPSレーベルで録音した盤の復刻版。TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plusシリーズで発売。チェンバロ名曲集のような、バッハや古楽のレパートリーではなく、バロック初期、作者不詳曲など収録したコープマン拘りの録音内容です。
- 店舗名
- 池袋店
- 店長名
- 押川 和美
- 趣味
- ピアノ・トランペット
- 好きなジャンル
- CLASSIC
- 愛聴盤
- モーリス・アンドレ『トランペット協奏曲集 - ジョリヴェ, トマジ&アルチュニアン』
- レイ・ブラウン 『トランペット・サミット』
- Nicholas Payton『Into The Blue』
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グッド・メロディ、グッド・ソングス。アメリカン・ルーツ・ロックの伝承者ジェイホークスの新作
The Jayhawks『Back Roads And Abandoned Motels(EU)』
95年発表の名作『Tomorrow the Green Grass』でアメリカン・ルーツ・ロック好きから絶大なる信頼を得ている彼らの約2年ぶりの新作。残念ながら、初期メンバーのマーク・オールソンは不在ながら、あの甘くノスタルジックなジェイホークス・マナーのメロディは健在。ディクシー・チックスでもヒットした(2)、ワイルド・フェザーズとの共作(5)など、思わずガッツポーズの会心作。
- 店舗名
- 吉祥寺店
- 店長名
- 狩野 卓永
- 趣味
- 飲酒
- 好きなジャンル
- ROCK
- 愛聴盤
- WILCO『BEING THERE』
- THE BAND『南十字星』
- Van Morrison『魂の道のり』
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実に8年ぶり、長い年月をかけじっくりと時空を越えて届けられた曇りなき音楽
YOSSY LITTLE NOISE WEAVER『Sun and Rain』
これまでのどの作品よりも“伝える”意思の込められた4作目のアルバム。ハナレグミを迎えた(6)「雨ふり」では言葉と間を丁寧にやさしく包みこんだセッションを披露。美しい日本語を丁寧に紡がれた今作は8年分の期待を十分に越えてくれた安定の名盤。
- 店舗名
- 津田沼店
- 店長名
- 吉原 裕也
- 趣味
- サイクリング/登山
- 好きなジャンル
- SOUL/HIP HOP/CLUB
- 愛聴盤
- スティーヴ・ライヒ『ディファレント・トレインズ エレクトリック・カウンターポイント 』
- Kraftwerk『ツール・ド・フランス 』
- EVISBEATS『ムスヒ』
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1950年代マイルスまとめて、ジャズのクールは、ここにある
Miles Davis『20 Classic Albums(10CD)』
今も世界のジャズ~音楽シーンに大きな影響を与え続ける、マイルス・デイビスの1950年代の20作品をCD10枚にまとめたお買得過ぎるボックスです。『Birth of the Cool』や『'Round About Midnight』などのマイルスのリーダー作にして名作がずらり。キャノンボール・アダレイ『Somthin' Else』の収録もポイント高いです。この一箱で、ジャズをとことん堪能出来ます。
- 店舗名
- 秋葉原店
- 店長名
- 石黒 亮
- 趣味
- サッカー(フットサル)
- 好きなジャンル
- J-PUNK/LOUD全般
- 愛聴盤
- Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
- BRAHMAN『尽未来際(2CD/RM)』
- Linkin Park『Meteora』
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D.A.Nやyahyelとの共鳴、世界水準のポスト・ロックバンドWOMANデビュー作
WOMAN『beautiful』
大阪はFLAKE RECORD発5人組バンドWOMAN、6曲収録デビューアルバム。世界の最先端のエッジィなクラブ・ミュージックと彼らのルーツであるポスト・ロックを経た経験値、ヘヴィ・リスナーとしての音楽的感性、冒険心を全て結実。その完成度の高いリズム・トラックだけに注目されがちですが、日本人の琴線に触れるようなメロディラインも特筆。
- 店舗名
- 浦和店
- 店長名
- 東 俊治
- 趣味
- フライングディスク
- 好きなジャンル
- J-POP、JAZZ
- 愛聴盤
- cero『POLY LIFE MULTI SOUL』
- 細野晴臣『トロピカル・ダンディー』
- Bill Evans『Everybody Digs Bill Evans』
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ホセゴン、スフィアン好きにはたまらない。インディー・フォークの至宝というべき傑作誕生
Tom Gallo『Tell Me The Ghost』
アレックス・ソマーズ(シガー・ロス/ヨンシーなどを手掛ける)のプロデュースでデビューし、チャド・ブレイクがミックスしたフルアルバムがApres-midiから国内リリース…私には買わない理由が見当たりません(笑)。静謐で甘美。そんな危険な眩暈があるなら体験したいと言う貴方/貴女に自信を持ってお勧めできる、真夏の白昼夢盤がこれ、です。
- 店舗名
- 高崎オーパ店
- 店長名
- 大坪 挙
- 趣味
- 古今東西レコード蒐集
- 好きなジャンル
- ROCK/SOUL
- 愛聴盤
- Jeff Phelps『Magnetic Eyes』
- The Young Bloods『Elephant Mountain』
- Chrome『Half Machine Lip Moves』
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多彩なサンプリングトラックにのせたサウンド・スケープを展開
Vue du monde『NEW CLASSIC LEADER』
アーティスト名の由来はフランス語で「世界観」。金沢出身のラッパー/トラックメイカー(ヴディモンドゥ)の1st。耳触りの良いフロウにジャズ・ファンクを基調とした多彩なサンプリング素材を切り貼りしたトラックの相性は抜群。ゲストも仙人掌、kiki vivi lily、maco maretsと豪華。哀愁漂う心地良いトラック群は蒸し暑い日々をクールダウンしてくれる。おすすめ曲(1)(2)(5)(6)(8)(10)
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シティ・ポップ界隈では人気が高かった驚愕の隠れ名盤が遂にCD化
伊東ゆかり『ミスティー・アワー』
これまで権利関係の問題でなかなか再発が叶わなかったタイトルでLPも比較的高値で取引されている林哲司プロデュースのシティ・ポップ傑作が遂にCD化。勿論「Light Mellow 和モノ」にも掲載の1枚。竹内まりや、EPO、かまやつひろし、井上鑑らが楽曲提供。ダンサンブルな楽曲からバラードまで優れた楽曲が揃ったバランスのとれた仕上がりであるが、中でも(7)「マリコ」は昇天必至のキラーチューン。
- 店舗名
- グランツリー武蔵小杉店
- 店長名
- 柴野 直史
- 趣味
- 音源チェック、マラソン、昼寝、プロレス観戦
- 好きなジャンル
- SOUL/CLUB/RAP
- 愛聴盤
- Tom Misch『Geography 』
- DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITA『BEST KEPT SECRET<タワーレコード限定>』
- Thundercat『DRANK 』
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N.Y.ハードコアの重鎮、豪華ゲストを迎えた4年ぶりの新作
Madball『For the Cause』
ニューヨーク・ハードコアを代表するバンド、マッドボールが“Nuclear Blast”より、約4年ぶりとなるアルバムをリリース。今作には『Hold it Down』以来となるギタリスト=Matt Henderson、プロデュースに加えギター&ヴォーカルも披露するRancidのTim Armstrongや、レジェンドMC=Ice-T(!)など豪華メンバーをフィーチャーした話題作。
- 店舗名
- オンライン
- 名前
- 沼田 誠
- 趣味
- 寺社仏閣・鉄塔巡り
- 好きなジャンル
- ROCK
- 愛聴盤
- Frankie Goes To Hollywood『Welcome To The Pleasuredome』
- BOREDOMS『Pop Tatari』
- Frank Zappa『Hot Rats』
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80's日本産バレアリック&アーバン・サウンドの新発見
アトラス(ATLAS) (難波弘之、川村栄二、今泉敏郎 )『BREEZE』
難波弘之などからなるアトラスの3rdアルバム(1987)。シンセ多用のヒューマンなバレアリック&アーバン・サウンドが30年早かった作品。「切なさ」もあるN/W的アンセム(2)、Wally Badarou、SADEに代表される80年代コンパス・ポイント録音を凌駕する?(4) (6)などは特に顕著。N0.1JPN 80s GROOVE、タワレコ限定。
- 店舗名
- 商品本部 邦楽&映像部
- 名前
- 那須 基作
- 趣味
- ピアノ演奏
- 好きなジャンル
- SOUL/FUNK/JAZZ/BRASILIAN/BOSSA NOVA/HIP HOP/CLASSIC /60'S POPS/ROCK
- 愛聴盤
- PAT METHENY GROUP『LETTER FROM HOME』
- TONINHO H'ORTA『DIAMONDLAND』
- 坂本龍一『千のナイフ』
タグ : マスターズチョイス
掲載: 2018年07月20日 12:00