9月28日公開：タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉

2018年9月28日公開

 

日本のオルタナ、ナンバーガールが残した不滅の名盤

NUMBER GIRL『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT NUMBER GIRL 15TH ANNIVERSARY EDITION』

NUMBER GIRLのメジャー・デビュー・アルバム。炸裂するサウンドでありながら、静寂を感じさせる瞬間があったり、妄想が暴走するような歌詞。当時メンバーであった田渕ひさ子のかき鳴らすギターに多くの音楽ファンが魅了された。そして今も名盤と言われ続けているのも納得。田渕ひさ子は現在BiSHのアユニDのソロ・プロジェクト＜PEDRO＞のギターとして活躍中。

 

渋谷店：岩下 好則

 

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懐かしいけど新しい、歌心溢れるポップス

千紗子と純太『千紗子と純太と君』

CASIOトルコ温泉の＜MTG（千紗子）＞とneco眠るの＜BIOMAN（純太）＞の二人によるユニットの1stアルバム。これまでネット上や、12inchでは音源を発表していた2人の待望のCD作品。普遍性を携えたポップスから、歌謡曲、実験的なエレポップ、シティポップまでとても風通しの良い1枚。千紗子の表現豊かな歌と、単なる歌ものにとどまらない詞、音楽がとても味わい深い。

 

渋谷店：岩下 好則

 

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ロック・ステディー大名盤。久々の再発です

Phyllis Dillon『ワン・ライフ・トゥ・リブ』

女性ロック・ステディーでは最高峰にしてマスターピースの商品集。今回はなんと16曲ものボーナス・トラックが追加されての再発、おなかいっぱいです。全曲素晴らしいのは当然なのですが、やっぱりカーペンターズ“CLOSE TO YOU”カバーのM8ばかり聴きなおしてしまうのは私だけではないのではないでしょうか。

 

新宿店：寺本 将己

 

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文系ロックの極北　未知のなつかしさ

So Sorry,Hobo『大なつかしい展』

タイトル通りどこか懐かしい歌詞、サウンドを聴かせるSo Sorry,Hoboの1stアルバム。フォークやパンク、ブルースをルーツに持ち、あくまでオーソドックスなロックバンドとしての形態にこだわりつつも、ミニマル・ミュージックや民族音楽にも手を伸ばす旺盛かつ雑多なサイケデリックな作品。

 

新宿店：寺本 将己

 

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トム・ヨークお墨付きの才能、ポストFour Tet最右翼

Oliver Coates『Shelley's on Zenn-La』

王立音楽アカデミー、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ出身のチェロ奏者／コンポーザー／プロデューサーである鬼才オリバー・コーツの最新アルバム。レディオヘッドやアクトレス、ローレル・ヘイロー等の作品や、ジョニー・グリーンウッドが手掛けたサントラへの参加等で活動して来た彼のIDM～エレクトロニカにも精通し、クラシカルな素養と電子音楽を融合した実験的なトラックメイクを行った傑作。

 

仙台パルコ店：平野 誉幸

 

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セカンド・ラインから沖縄まで、音楽で世界を旅する名盤再発

久保田麻琴と夕焼け楽団『ラッキー・オールド・サン』

細野晴臣『トロピカルダンディー』にインスピレーションを与え、ライ・クーダーとはマブ達など、逸話に事欠かない久保田麻琴率いる夕焼け楽団の77年作が待望の再発。今作も細野晴臣、佐藤博、エイモス・ギャレット、ジェフ・マルダーなど多彩なゲストが参加、ロックをベースに多彩で独自なサウンドを奏でます！

 

金沢フォーラス店：米山 大紀

 

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70年代を代表するブルー・アイド・ソウルの名盤が奇跡の再発

Erik Tagg『Rendezvous』

80年代初頭にリー・リトナー作品にシンガー/ソングライターとして参加したことでも注目を集めたエリック・タッグ。77年当時にオランダでのみ発売されていた2ndアルバムが奇跡の再発です。スゥイートなヴォーカルに、メロウな鍵盤のメロディ、ビビッドなアクセントを加えるホーンセクションなど、温かみあるソウルフルなサウンドが蘇る喜びたるや。

 

札幌ピヴォ店：小阪 和明

 

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ノエル・ギャラガーも絶賛のエレクトロ・ファンク/ソウル・バンド

Jungle (J&T)『FOR EVER』

ノエル・ギャラガーやジャミロクワイをも虜にした衝撃のデビュー作に続く2作目。ファルセット・ボイスが印象的なリード曲M2をはじめロック、ディスコ、ソウル他、ジャンルを横断し軽やかに体が揺れるナンバー揃い。新たに色づけされた弦楽器の響きや、華やかさだけでなく重めのテイストも感じられ、表現の幅の広がりを感じる傑作。

 

郡山店：堤 展明

 

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思わず体が動き出す至極のアーバン・サウンド

Brandon Coleman『Resistance』

現代JAZZの最重要人物カマシ・ワシントンのバンドでキーボードを担当するブランドン・コールマンの2ndアルバム。前作よりもFUNK色を色濃く出しながら、M11のようにJAZZとSOULの壮大な世界観をも創出。フライング・ロータス主催のレーベルからリリースされていることもあり注目度は高いです。

 

盛岡店：田中 達也

 

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UKインディ・ダンス・サウンドの最高峰、Factory Floorのゲイブ・ガーンジーよるファースト・ソロ

Gabe Gurnsey『Physical』

イギリスのミニマルロック・トリオFactory Floorのオリジナル・メンバーでUKミュージックシーンの重要人物が遂にソロで始動。90年代のプライマル・スクリームに通ずるサイケデリックなメロディを筆頭に、ファンク、シカゴハウスや80's等、グループの延長線上にありながら、ダンス・ミュージックへの全方位な愛情が散りばめられた傑作だ。

 

新潟店：河田 良介

 

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LUCKY TAPESのコーラスとしても活躍中UKOのニュー・アルバム

UKO『ONE LOVE 』

LUCKY TAPESのコーラスとしても活躍中シンガー・ソングライターUKOのニュー・アルバム。SOUL、ダンスがベースにありながら全編に透明感のある歌声が響き渡る今作。BASI、Kai Takahashi、jizueらが参加、UKOの様々な音楽性も聴きどころです。これからの季節に聴きたい爽快シティ・ポップです。

 

池袋店：押川 和美

 

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異端のブルースマン、タジ・マハール’71年の名ライヴ盤

Taj Mahal『ザ・リアル・シング』

ブルースのみならずスワンプ・ロック、カリブ・ミュージック、ニューオリンズ音楽等を取り入れた唯我独尊のミクスチャー・スタイルが魅力のタジ・マハールが、チューバ4管を含むホーン隊を率いて’71年にフィルモア・イーストで行ったライヴを収録した名盤。なんといっても口笛ソングの最高峰M2（ジェシ・デイヴィスとの共作）が涙目になるほどに名曲。ジョン・ホールのギターも見事。チューバ隊がブイブイいわすM3，M7も怒涛のかっこ良さ。

 

吉祥寺店：狩野 卓永

 

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オランダのPOPマエストロ3年ぶり6作目のアルバム、ベストマッチなゲスト陣と共に熟してます

Benny Sings『シティ・メロディ』

アルバムタイトルが表す通り世界各地の都市・アーティスト達と制作された今作。1曲目から前作アルバムでプロデュースも手掛けたメイヤー・ホーソーンとのうれしい共作。3曲目では近年その才覚をメキメキと表してきているカナダの才人モッキーと、そして9曲目ではかねてからファンを公言していた日本の至宝コーネリアスとの待望の1曲。日々の生活にマッチした素敵すぎるメロディーが満載です。

 

津田沼店：吉原 裕也

 

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ポップ・パンク×メタルコアの強力クロスオーバー

Abandoned By Bears『Headstorm』

スウェーデン発のイージーコア・バンドによる2作目のアルバム。デッド・バイ・エイプリルやアデプトを輩出した国出身らしくエモーショナルなメロディーメイクのセンスは抜群。ポップ・パンク特融のキャッチーさを装備しつつ重心の低いブレイクダウンを用いているのが特徴で、ポップとヘヴィネスのコントラストを鮮明に描いた名作が完成。

 

秋葉原店：石黒 亮

 

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フィンランドのインディー・シーンの未来を背負う新世代インディー・ポップ・バンド

Roan『ローン』

ヘルシンキ出身4人組バンドの日本デビュー・ミニアルバム！北欧らしい清涼感と瑞々しさに溢れた、きらびやかでメロディアスな珠玉のギターポップ・サウンド。＜THE SMITHSチルドレン＞と呼びたくなる程にきらびやかで透明感のあるアルペジオギターや憂いを帯びた甘い歌声は、懐かしさを感じさせつつも今までにありそうでなかった新鮮さも感じさせます。

 

浦和店：東 俊治

 

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Groove-Diggers×金澤寿和氏=メロウだが腰にクる

Various Artists『グルーヴ・ディガーズ～ギヴズ・ユー・ライト・メロウ・サーチズ』

Groove-Diggersリイッシュー・シリーズからの今回の選曲はAOR～シティポップ・マエストロ：金澤寿和氏。なるほどファンクでもUKものだったりM3、ブルー＆ブラウンアイドなソウル＆ハワイアン＆フュージョンの＜黒すぎない＞、＜でも踊れる＞バーサタイルなレア曲を確実にピック。M1～M6やM11～ラストまでの流れも最高です。

 

高崎オーパ店：大坪 挙

 

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UKを代表するR&Bシンガーの新作はVP RECORDSから、カラフルな仕上がりに

Estelle『Lovers Rock』

初秋にピッタリな1枚を。UKを代表するシンガーの新作がVP RECORDSから登場。タイトル通りラヴァーズロックレゲエも取り入れつつ、様々なスタイルを消化させたカラフルなサウンドに。先行ヒット曲M12、Chronixxを迎えてのM6、アフロポップスターMaleek Berry参加のM2などジャンルレスなミュージックラバーに届けたい。

 

ｸﾞﾗﾝﾂﾘｰ武蔵小杉店：柴野 直史

 

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サザン・ソウルを代表するあの女性シンガーの新作は、ゴリゴリのファンク・アルバム

Candi Staton『Unstoppable』

FAMEスタジオ時代から活躍を続けているキャンディ・ステイトンの通算30枚目のアルバムは、ファンキーなサウンドに昔と変わらないパワフルなヴォーカルを聞かせるソウルファンにはうれしい内容。オリジナル曲に加え、パティ・スミスの“People Have The Power”、ブリンズリー・シュウォーツ（ニック・ロウ）の“(What's　So Funny 'Bout) Peace Love And Understanding”とロック・ナンバーもカバー。

 

オンライン：沼田 誠

 

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ボーナストラックとして“硝子のレプリカント”をボーナストラックとして追加

早瀬優香子 『「躁鬱 SO・UTSU」』

脱力感漂うアンニュイな個性派というアイドルの新たなイメージを確立。おニャン子をヒットさせた秋元康がトータル・プロデュースし＆作詞。早瀬優香子の1stアルバム(1986)を新リマスタリングにてCD復刻。タワレコ限定。ネオアコ、ポスト・モダンを意識したお洒落な偽欧州エレポップと早瀬優香子のウィスパリング・ヴォイスとエキセントリックな存在感・個性を融合。安藤裕子もカヴァーした“セシルはセシル”も収録。

 

商品本部　邦楽&映像部：那須 基作