〈アーティストが選ぶ秋に聴きたい&観たいオススメは?〉佐藤千亜妃[Vo/Gt](きのこ帝国)編
きのこ帝国結成10周年イヤー。10周年を記念した全国ツアー"夢みる頃を過ぎても"(全公演SOLD OUT)、バンドの原点を見つめ、佐藤の声を伝えるべく制作された傑作アルバム。
きのこ帝国のフロントウーマン、佐藤千亜妃の初ソロ作品となるファーストEP。〈バンドではやってこなかったことをファンに届けて喜んでもらいたい〉というコンセプトは、共同プロデューサーである砂原良徳の采配も冴えて大成功と言えそう。フットワークの軽いエレクトロ・サウンドをベースに、ひんやりした声がいつもより明るみを帯びている。狂気のトーンもありながら踊れるのが表題曲。脱皮せんとする意志が美しい。 bounce (C)田山雄士
きのこ帝国-金木犀の夜
きのこ帝国 – 夢みる頃を過ぎても
佐藤千亜妃/SickSickSickSick 全曲Digest
▼選盤テーマ:秋に聴きたいオススメのCD3枚は?
エリック・サティ「ジムノペディ」
『サティ: ピアノ作品集、歌曲集』に収録
移動中はもっぱらこれを聴いています。肌寒い気候と相性が良く、ジムノペディを聴いていると、自分の時間をまったりと過ごすことができるように感じます。少しくぐもったピアノの音がアンニュイで、サティの世界に引き込まれます。本を読む時にも合うので、読書の秋にぴったりだと思います。そのうちレコードも欲しいです。
YeYe『MOTTAINAI』
感嘆。サラリと色んなことやってのけてる上に、徹底的に曲の良さが軸にある。かなり偏差値高いです。 YeYeさんにはずっと注目していましたが、こんな快作を世に送り出すなんてやっぱり天才です。音の奥行きがナチュラルで心地よく、秋の澄んだ空気に合います。部屋で聴き始めたのに、思わずお気に入りのコートを着て、履き慣れた靴を履いて、外に出かけたくなるような、そんな作品。
YeYe - ゆらゆら(Official Music Video)
Schroeder-Headz『Sleepin' Bird』
微睡みという言葉が本当にしっくりくる。様々なバージョンのリミックスがある表題曲もさることながら、他の収録曲も秀逸です。流麗さのなかに美しいフレーズが満載で、微睡みながらも聴き流せない。Schroeder-Headzの作品の中で、特別に好きです。秋の午後、微睡みながら聴きたい作品です。
Sleepin' Bird / Schroeder-Headz
▼選盤テーマ:秋に観たいきたいオススメの映画は?
映画『リトル・フォレスト 夏/秋』
主人公の女の子が、岩手の農村で大自然に囲まれながら生活する姿が描かれている作品です。なるほどな、というような生活の知恵や、畑でとれた作物で作る料理など、見所が尽きないので、何度観ても飽きません。私も岩手出身なので、おばあちゃん家で見たことがあるようなシーンだったりが随所にでてきて、懐かしさを感じたりもしました。夏/秋編は、田舎の良さが凝縮されたような映像になっていると思います。
映画 『リトル・フォレスト 夏/秋』
▼印象深い秋の思い出/エピソードは?
実家に居た頃、近所のおばちゃんと友達数人で、枯葉を掃除して、たくさん枯葉が集まったら、アルミと新聞紙で包んだサツマイモやジャガイモを、枯葉のなかに入れて火をつけて焼いて食べたのが、凄く楽しかった記憶があります。焼き芋ですね。
あと栗拾いも、よくしてました。家の敷地内に栗の木がありました。
▼リリース&ライヴ情報
佐藤千亜妃 ソロカバーライブ「VOICE3」開催
〈日程〉
11月28日(水)1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
〈会場〉
Billboard Livw Tokyo
オフィシャルページURL:http://kinokoteikoku.com/
オフィシャルツイッターアカウント:@kinokoteikoku
カテゴリ : キャンペーン | タグ : タワレコの秋オススメ
掲載: 2018年10月04日 15:00