〈2018年アーティストの一番のお気に入りCDは?〉Shusei[Vo.&Gt ](RiL)編
町田2ピースロックバンドRiL。
12月12日に初音源となる『iii』を関東タワーレコード6店舗と大阪FLAKE RECORDS限定流通で発売中。
バンドにとって初の音源となる『iii』には、レコーディングエンジニアに藤井亮佑氏(Suchmos、Czecho No Republic)を起用した、グランジ、サイケ、オルタナティブなエッセンスが入り乱れる5曲収録。
RiL - IGGY & BIGGIE
▼選盤テーマ:2018年、一番聴いたCDは?〈お気に入りの1枚〉
GEZAN『Silence Will Speak』
聴き狂ってます!2018年、全オルタナファンならリリース前から興奮し心の底から待ち焦がれていたであろう一枚。
正直、説明も解説いらないですよね。聴け。感じろ。てタイプのアルバムなんですが、書きますね。
今作は主流のデジタルレコーディングではなく、敢えてアナログなテープレコーディングを選び、ミュージシャン兼エンジニアにはスティーブン・アルビニ (Big Black, Shellac)。
ロックというジャンルが持つ特有のエネルギーとノイズという絶対的な武器。テープだからこそ、表現できた生々しさ、そしてヒリヒリと肌に伝わる緊張感。
再生してから冒頭一発目の叫び。
まるで人肌の体温を持ちつつ、さらには脈拍すら感じられる程の人間の血のような真っ赤なサウンド。
可笑しな話ですが、再生ボタンを押したスピーカーの前の僕には、早朝のぼんやりとした空が、いつもの帰り道のコンクリートが、洗面所の鏡の中、視界に写るもの全てが真っ赤に染まりました。
不安な気持ちになりましたが、アルバムが進みに連れ、居心地の良い空間に変わっている事に気付き、これは彼らからのラブソングなんだと潜在意識の中で感じました。
このアルバムに関しては正直もっと書きたい!けど、とにかく聴け!感じろ!笑
GEZAN 4th Album"Silence Will Speak"ダイジェストトレイラー
▼選盤テーマ:2018年、一番気になったアーティストは?
出会いは確か2017年11月頃、2枚目のEP『It's All Good / Nobody Cares』をデジタルリリースを始めたタイミングでした。
現代までのバンドサウンドとは全く異なる独自の世界観。グニャグニャ、キラキラなサイケデリアを独自の解釈で恐ろしいぐらいポップスに消化し、楽曲 & Music Videoを利用した新たな時代のブランディングに度肝を抜かれました。
2018年になり、イギリスの名門レーベル Dominoと契約を交わしアルバムをリリースするとのニュースや、メンバーは多国籍でボーカルのOronoは ドラムのUraraと同い年の日本人の女の子… なんなんだよこのバンドと。
そして1st Album『Superoranism』を発売するわけですが、当日タワーレコード横浜ビブレ店へ行くと、試聴機の前に かなり興奮気味の店員さんの熱のこもったポップアップが(笑)
いざヘッドホンをすると、周りの景色は吹っ飛び、彼らが創り出したサイケデリックな宇宙空間へ…。
心は踊り、目をキラキラさせながら試聴機の前で、勝手に揺れてしまう身体を必死に抑えていました。
次回作も楽しみ!!
Superorganism - Everybody Wants To Be Famous (Official Video)
▼選盤テーマ:あなたにとって平成(1989~2018)の1枚といえば?
Weezer『Weezer (Black Album) 2019』
僕は1994年、平成6年生まれなので、昭和も平成の始まりすら正直知りません。
当時どんな時代背景であったか体験していないので偉そうに平成はこの1枚!とは言えません…。
僕の生まれた2ヶ月後、カート・コバーン(Nirvana)が亡くなりました。
今でもその当時の1994年のバンドシーンの移り変わりを題材にした音楽雑誌を目にします。
""ロック死と再生の1994年""
OASIS 「Definitely Maybe」Green Day 「Dookie」Weezer「Weezer」
他にも後々、ロックの歴史に名を刻む多くのバンド達が1st Albumをリリースした年でした。
80年代のバンド達が作り上げたロックの固定概念を蹴り飛ばし、カジュアルな格好でギターをかき鳴らしていった彼らの作品こそが、僕にとっての平成の1枚?です。
そしてWeezerですが
新譜「Weezer (Black Album)」は2019年3月1日よりリリースされるみたいですよね。
(来年CDの話でごめんなさい)
ついにブラックまで来たんですよ?興奮しますよね!
時代を造ってきた彼らが、次の未来のロックシーンの舵をこれからどう取って行くのか。
僕らを何処へ連れて行くのか。
▼2018年印象に残った出来事は?
僕たちRiLは2018年、1月結成のバンドで印象的な事はまずこのバンドをスタートさせた事です。
次にWarped Tour JapanのO.A.やFUJI ROCK FESTIVAL 2018のROOKIE A GO-GO等に出演できた事。
そして1st mini album 「iii」もタワレコなどから限定リリースが出来るようになった事。
どの瞬間も切り取れば、とても印象的で美しい出来事です。
RiL初音源、タワレコで是非!
買って聴いて感じて、ライブ来て下さい!。
▼リリース&ライヴ情報
MACHIDA POPS vol.3 2/6心斎橋HOKAGE
MACHIDA POPS vol.4 2/7心斎橋HOKAGE
MACHIDA POPS vol.5 2/24Machida Nutty's
オフィシャルページURL:https://ril-band.jimdo.com/
オフィシャルツイッターアカウント:@ril_band_
カテゴリ : キャンペーン
掲載: 2018年12月28日 12:00