Megadeth(メガデス)、2000年代初期にリリースした作品達が最新リマスター音源となって今ここに蘇る
「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル」という独自のスタイルで圧巻の存在感を放つ、スラッシュ・メタル四天王の一角にしてシーン最大のカリスマ=メガデス。彼らの2000年代初期の作品が最新リマスター音源となってここに蘇る! こちらは新たにギタリストにアル・ピトレリを迎え入れ、サンクチュアリ・レコードへの移籍第一弾作品となった、メガデスにとって通算9作目『THE WORLD NEEDS A HERO』、通算10作目となる2004年発表のアルバム『THE SYSTEM HAS FAILED』!
スラッシュ・メタル四天王の一角にして、攻撃的で複雑なその曲展開から「インテレクチュアル・スラッシュ」とも呼ばれる唯一無二のサウンド・スタイルを構築する、シーン最大のカリスマ:デイヴ・ムステイン率いるメガデス。現在までに15枚のスタジオ・アルバムをリリースし、世界での累計アルバム・セールスは3,800万枚を超え、80年代から現代にかけて、彼らの出現以降数多くのバンドに多大な影響を与え続ける彼らが2000年代初期にリリースした作品達が、最新リマスター音源となって今ここに蘇る…!
1985年にアルバム『KILLING IS MY BUSINESS... AND BUSINESS IS GOOD!』でデビューを果たし、直後にCapitol Recordsとの契約を交わし、1986年の『PEACE SELLS... BUT WHO'S BUYING?』から2016年の最新作『DYSTOPIA』まで、レーベルを変えながらも現在までに15枚のスタジオ・アルバムをリリース、その独自の攻撃性に満ちたスリリングなメタル・サウンドでメタル・シーンに圧倒的影響力と存在感を持って君臨するこのメガデス。最新作ではグラミー賞で「ベスト・メタル・パフォーマンス」部門を受賞、11度目のノミネートを経て初めてグラミー受賞という記録を打ち立てている。1月11日には、新たなベスト・アルバムを3月にリリースすることを発表し、16作目となる最新作の情報も聞こえ始めてきており、再びメタル・シーンにその名が響き渡ること間違いなしだ。
そんな彼らが2000年代初期に発表した2枚のアルバムが、最新リマスター音源となってここに蘇る事となった! 今回発売されるのは、古巣Capitol Recordsから移籍したSanctuary Recordsからの第一弾作品『THE WORLD NEEDS A HERO』(2001年作品)と、同じくSanctuary Recordsから2004年に発表された、デイヴ・ムステイン復帰作ともなる『THE SYSTEM HAS FAILED』の2作品だ。それぞれCDとアナログ盤の2形態でのリリースとなる。今回のリマスターを手掛けたのは、ガンズ・アンド・ローゼズやマシーン・ヘッド、パンテラやメタリカの作品も手掛けるグラミー賞受賞歴も持つ名手、テッド・ジェンセン。
★★★『THE WORLD NEEDS A HERO』★★★
1986年発表のセカンド・アルバム『PEACE SELLS... BUT WHO'S BUYING』から1999年の『RISK』まで在籍したCapitol Recordsを離れ、新たにSanctuary Recordsに移籍し、2001年にリリースされた通算9作目となるアルバムが、この『THE WORLD NEEDS A HERO』だ。第一期黄金期とも言える時代を共に築き上げたギタリスト、マーティ・フリードマンの代わりに、新たに名手アル・ピトレリを迎え入れてリリースされた今作は、メガデスらしいヘヴィ路線に立ち戻った作品となり、全米チャート16位を記録。また、約10年振りにメガデスのキャラクターでもあるヴィック・ラトルヘッドがジャケットに登場したことでも大きな話題を呼んだアルバムだ。
今回の最新リマスター盤には、オリジナル発売当時日本盤用のボーナス・トラック“Coming Home”が追加収録されている(オリジナル発売時は同楽曲をアルバム3曲目に収録していたが、今回はオリジナル収録曲12曲の後となる13曲目に収録)。
【収録曲】
01.Disconnect
02.The World Needs a Hero
03.Moto Psycho
04.1000 Times Goodbye
05.Burning Bridges
06.Promises
07.Recipe for Hate... Warhorse
08.Losing My Senses
09.Dread and the Fugitive Mind
10.Silent Scorn
11.Return to Hangar
12.When
13.Coming Home (Japan Edit)
★★★『THE SYSTEM HAS FAILED』★★★
2001年にSanctuary Records移籍第一弾作品『THE WORLD NEEDS A HERO』を発表し、その後アルバムに伴うツアーを行なっていたのだが、2002年4月、橈骨神経麻痺という腕の病気/怪我を追ってしまったデイヴ・ムステインは、音楽活動をしばらく休止することを発表する。腕の病気/怪我はその後順調に回復し、2004年、同じくSanctuary Recordsよりメガデス復活作としてリリースされたアルバムが、この『THE SYSTEM HAS FAILED』だ。当初はデイヴ・ムステインのソロ作として制作されていたため、前作までのメンバーは参加していないのだが、最終的にメガデス名義での作品として発表されている。ギターには元メンバーでもあるクリス・ポーランドが、ベースには著名なセッション・ミュージシャン、ジミー・リー・スロースが、そしてドラムには超一流プレイヤー、ヴィニー・カリウタが参加し、「復活作」の名にふさわしいスピードに満ちたスリリングなサウンドを展開させるこの作品は、シーンから大きな喝采を持って迎えられることとなった。今回の最新リマスター盤には、“Time/Use The Man”と“Conjuring”のライヴ音源がボーナス・トラックとして追加収録されている。
【収録曲】
01.Blackmail the Universe
02.Die Dead Enough
03.Kick the Chair
04.The Scorpion
05.Tears In a Vial
06.I Know Jack
07.Back In the Day
08.Something That I'm Not
09.Truth Be Told
10.Of Mice and Men
11.Shadow of Deth
12.My Kingdom
13.Time / Use the Man (Live)
14.Conjuring (Live)