ヤー・ヤー・ヤーズのKaren O(カレンO)とDanger Mouse(デンジャー・マウス)によるコラボ・アルバム『Lux Prima』
2018年から大きな話題を呼んでいるこのニュー・プロジェクトから待望の第1弾アルバムが登場した!昨年末、第1弾となるシングル『LUX PRIMA』を発表した二人だが、そのコラボレーションによるフル・アルバムがいよいよその全貌を現す!
「“Lux Prima”はアルバムの為に最初に作った曲だったの」カレンOはシングルについてそう語り、さらに続ける。「この20年間音楽を作り続けて、今度新たにデンジャー・マウスとこのアルバムを作ろうとしたとき、分かっていたことが2つあったの。1つは、私たちのコラボレーションが純粋なものになるだろうってこと。2つ目は、長くやればやるほど、はっきりしないものが増えていくということ。不明瞭な所から作り始めたら、今までよりもずっと広く、遠いところへ辿り着けるようになった。私たち二人とも、今まで辿り着けなかったところに行けるのを、すごくエキサイティングだと思ったの」
一方のデンジャー・マウスはこう語っている。「“Lux Prima”で俺たちが探し求めていたのは、サウンドよりも場所だった。俺たち二人にとって、初めての共通した目的地だったら、時間をかけて目指そうと思ったんだ。曲もまた、ある種の旅みたいなものだけど、全てのパーツが互いを必要としていると感じたんだ。自分たちにとってのある意味、青写真みたいなものになった。アルバムの曲は、敢えて別々に作った。その過程でたくさん自分に問いかけながらね。答えはあまり見つからなかったけど、質問についてより深く理解することができたよ」
浮遊感のあるメランコリックなタイトル・トラック“Lux Prima”は9分もある壮大な長編作。曲の展開はプログレッシヴ的でもあり、アンビエント的でもある。カレンOとデンジャー・マウスによるコラボレーションの無限大なスケールを感じさせる。続けてリリースされた“Woman”は、躍動感のあるポップ・ナンバー。「“Woman”は、スタジオにいた時、突然閃いた曲。一緒にやり始めた頃、私はあまり頭の良くない言葉をぶつぶつ並べていて、デンジャー・マウスと私は、ああ!さっきのはすごかった。ところで私、さっきまで何を繰り返してたっけ?という感じだったの。選挙の後で、落ち着かない雰囲気が漂っていた。大丈夫、上手くいくっていう自信を持てないおびえた子供のように感じていた人がたくさんいた。共感してもらえる曲を作りたいと思っているけど、特にこれは、自分の中にいる子供に向けて書いているような気がしたの、周りのいじめっ子たちに、ふざけんなって言うためにね。大人の女になった私は、どんなことがあってもこの内なる女の子を守るわ」
【収録曲】
01.Lux Prima
02.Ministry
03.Turn The Light
04.Woman
05.Redeemer
06.Drown
07.Leopard's Tongue
08.Reveries
09.Nox Lumina