MIKE + THE MECHANICS(マイク&ザ・メカニックス)、約2年振りのスタジオ・アルバム『OUT OF THE BLUE』
ジェネシスのオリジナル・メンバー、マイク・ラザフォード率いるマイク&ザ・メカニックス。”サイド・プロジェクト”“趣味のバンド”と表現されながらも、2019年で結成32年を迎える、超ロングラン・プロジェクトである。1985年に活動をスタートさせた彼らは、これまで8枚のスタジオ・アルバムを発表し、「Silent Running」、「The Living Years」、「Over My Shoulder」などのヒット・シングルを世に送り出すなどして、全世界で10,000万枚以上のセールスを記録している。
二人のリード・ヴォーカリストをフィーチャーした編成も大きな特徴だった彼ら。しかし2000年にそのリード・ヴォーカリストの一人、ポール・ヤングが亡くなり、2004年に”MIKE + THE MECHANICS + PAUL CARRAK”名義でアルバム『REWIRED』を発表した後、一旦活動を休止する。そして2010年、新たなツイン・リード・ヴォーカリスト、アンドリュー・ローチフォードとティム・ハワーをはじめとするメンバーを一新した形で活動を再開、2011年に『THE ROAD』そして、2017年に『LET ME FLY』をリリースした。
その彼らが、約2年振りとなるスタジオ・アルバムをリリース!本作『OUT OF THE BLUE』は、3曲の完全新曲と、マイク&ザ・メカニックスがこれまで発表したヒット曲、代表曲を現メンバーで新たにレコーディングしたものからなる作品である。今回昔の曲を新たにレコーディングすることについて、マイク・ラザフォードは次のように語っている:
「(現編成の)メカニックスとこの10年一緒にツアーしてきて、私は昔の楽曲がアンドリューとティムのヴォーカルとメンバーの演奏によって毎年少しずつ変化していることに気付いた。その中には、元々のヴァージョンから発展して長くなったものもある――だから、これらの新しいヴァージョンをスタジオでレコーディングするのは良いアイディアだと思った。特にライヴを観たことがある人なら、現在の編成による昔の曲を聴いてみたいと思うよ、特に二人のヴォーカリストによる素晴らしい絡みをね。その中でも、新たにダブル・リード・ヴォーカルで録音された「Get Up」は聴きものになるだろう。さらに新たに作り、録音した新曲3曲も収録されているが、それらはマイク&ザ・メカニクスの新章を示すものになると思うよ」
タグ : プログレッシブロック (Progressive Rock)
掲載: 2019年03月18日 19:22