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4月15日更新:細野晴臣、50thイヤー! マスターズ・チョイス 細野晴臣スペシャル!今日はYMO『BGM』

細野晴臣マスチョ

YMO屈指の名曲“キュー”を収録した緊張感溢れる名盤

YMO『BGM』

METAFIVEのライヴでも演奏され、最近では長谷川白紙によるカヴァーも鮮烈だったYMO屈指の名曲“キュー”を収録し、BUCK-TICKの今井寿をはじめ影響源にあげるミュージシャンが絶えない81年の歴史的名盤。大ヒットした『SOLID STATE SURVIVOR』(79年)などで聴ける、キャッチーなシンセ・ループは影を潜め、終始ダークなトーンで統一されているところがヒリヒリとした切迫感のようなものを伝える。冒頭の“バレエ”から抑制されたデカダンなカッコ良さ全開で、インダストリアル~ニューウェイヴの流れで聴いても最高水準のサウンド。生楽器をほぼ使用していないためエレクトロニックな質感が全面化しており、ヒンヤリとした緊張感が漂うなか、ヴォーカル入り楽曲も多く、英詞に込められた過激なメッセージ性も注目。本作に影響を与えたといわれる坂本龍一の名盤『B-2 UNIT』(80年)も是非にチェックを。

オンライン:内田

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内田の「私と細野晴臣」

クラシック・ロックを聴き漁っていた大学後期に、YMOより前にはっぴいえんど『はっぴいえんど』(通称〈ゆでめん〉盤)に辿り着き、1曲目の“春よ来い”から普通にぶっ飛ばされて、はっぴいえんど及びメンバーの関連ソロ作品を蒐集。細野晴臣の〈トロピカル3部作〉では『はらいそ』(78年)のディープな感じが最もグッときます。その後もYMOの立ち上げ、アンビエント、テクノ、ラウンジ、ロカビリー、カントリーと様々なジャンルの紹介者としてお世話になり続けている。ティン・パン・アレーは『キャラメル・ママ』(75年)派で、提供曲では、安田成美“風の谷のナウシカ”と松田聖子“天国のキッス”が同率で首位です(自分内)。

タグ : マスターズチョイス

掲載: 2019年04月15日 12:00