〈NEXT BREAKERS JAPAN〉ネクスト ブレイカーズ ジャパン【2019年7月号】
「次にブレイクするのは誰だ!」今後の日本の音楽シーンを席巻するであろう、タワレコ大プッシュの注目アーティストを一挙ご紹介!
【2019年7月号 掲載アーティスト】
betcover!!
多摩が生んだ20歳メジャー・デビュー!
東京・多摩地区出身の弱冠20歳、ヤナセジロウによるソロ・プロジェクト。2016年に〈RO69 JACK for COUNT DOWN JAPAN〉で優勝し、〈COUNT DOWN JAPAN 16/17〉に出演。ストリーミング・サーヴィスで話題になり、曽我部恵一、後藤正文、町田康といったアーティストたちも称賛と嫉妬の声を送る才能の持ち主。2017年にアルバム「high school.ep!!」を、2018年にはミニ・アルバ ム『サンダーボルトチェーンソー』をリリースし、本作で早くもメ ジャー・デビュー。
新時代の到来を予期させる、常識にとらわれない楽曲
betcover!! 『中学生』
アコギをメインとしたゆるくて浮遊感のあるサウンドとヴォーカルが最初に耳に残るが、それに心地良くなっていると、突如現れる不思議な展開にドキッとさせられたりも。無邪気に、常識にとらわれずに音楽を作っているのが想像できる。まさに新時代の到来。
《betcover!! 『中学生』[CD+DVD]》
◆◆◆◆◆
FERN PLANET
ガールズ・バンドの括りは不要! いま勢いに乗る2ピース
関西圏を中心に人気を博しつつも惜しくも解散したRick Rackのメンバーで、ギター・ヴォーカルのSERINAとベース・コーラス の山口メイ子によって2017年に結成された2ピース・バンド。今年タワーレコード限定でリリースした数量限定シングル「ソルジャー ガールズ』は、Rick Rack時代の代表曲をセルフ・カヴァーしスマッシュ・ヒット。勢いはそのままにセカンド・ミニ・アルバムをリリース!
本格的ロック・ナンバーから、繊細なポップ・ソングまで
FERN PLANET『僕らのトロイメライ』
力強く芯のあるSERINAのヴォーカルと、巧みに絡まる山口のコーラス。そしてそれらを際立たせる本格的で技巧派なギター&ベースのすべてが特徴的。パワフルで突き刺すようなロック・ナンバーを主戦力にしつつも、繊細なポップ・ソングもあり、色とりどりな6曲が出揃った。
◆◆◆◆◆
どこかサイケで幻想的な美しき光景
DYGL『Songs of Innocence & Experience』
イギリスに拠点を移し2年ぶりのリリースとなるセカンド・アルバムは、優しさとソリッドさの同居したガレージ・ロックのテイストは残しつつも、どこかサイケで幻想的。島のなかで見つけた花畑のような美しい光景がそこに。音源化が待たれていた"Nashville"収録。
◆◆◆◆◆
影響を受けた音楽以上に色濃い 〈ゆるふわ〉 テイスト
NYAI 『HAO』
福岡発、男女ツイン・ヴォーカルの5ピースによる2作目。USインディーや90年代ジャパニーズ・オルタナの系譜も受け継ぐとは言いつつも、それ以上に彼らが持つゆるふわな雰囲気が全体を包む。草野マサムネが注目してるというのも納得の良作。
◆◆◆◆◆
疲れた日常に元気をくれる歌と歌詞
有華 『キミノサプリ』
コバソロとのカヴァー曲でもその美声が話題を呼んだシンガー・ソングライターの初全国流通作品。学校や仕事、あるいは恋に疲れちゃった時に、寄り添って元気を与えてくれるようなポジティヴな歌と歌詞は、まさに〈サプリ〉。
◆◆◆◆◆
思わず一緒に拳を上げたくなる広大なスケールのロック・サウンド
Seven Billion Dots 『pieces』
昨年の結成から半年足らずで数々のオーディションを勝ち取ってきた3ピースが贈る初の全国流通盤。広大なスケールのロック・サウンドに、帰国子女のMasafumiならではの日本人離れした歌唱が響き渡り、思わず一緒に拳を突き上げたくなる。
タグ : NEXT BREAKERS
掲載: 2019年07月17日 12:00