Floating Points(フローティング・ポインツ)待望の最新作『Crush』をリリース
マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティング・ポインツ。DJでは世界中を回りながら、ジェイミーxx(The xx)、カリブーやフォー・テットなどと肩を並べるほどのステータスを築き上げた。2015年には満を持してデビュー・アルバム『Elaenia』をリリースし、その圧倒的な完成度の高さで、その年を代表する重要作の一枚として賞賛された。
そして2019年、〈Ninja Tune〉との契約を発表、その際リリースされたシングル「LesAlpx」がPitchforkのBest New Trackに選出され、ここ日本では先日サカナクションとサマソニのスペシャルコラボレーション「NF in MIDNIGHT SONIC」でのDJ Setが観客を魅了し話題となった彼が、待望の最新作『Crush』を10月18日にリリース。
前作『Elaenia』が、ジャズ、クラシック、エレクトロニカ、サイケロック、さらにはブラジリアン・ポップにいたる様々なジャンルの境界線を曖昧にして、聴き手が踏み込める世界を巧みに構築したとすれば、『Crush』には、シートベルトもせず、息をのむようなドライヴに誘われているような感覚がある。
クラブで、全ての要素が組み合わさって、完全にはまってしまう、あの信じられないような瞬間を再現したかったんだ。ずっと浸っていたいと思わせるようなものをね - Floating Points
フローティング・ポインツは、自分の初期の作品にある「即時性」と、自信がレジデントを務めていたロンドンの伝説的なクラブ、プラスティック・ピープルのサウンドシステムから流れる自分の曲を聴いたときのスリルを取り込もうとした。そこで、過去をさかのぼって、10年前にリリースした彼の1枚目のEP『Shadows』を聴いたという。それはほとんどは17か18の頃、ノートパソコンのみで作ったものだ。
かなりの垢ぬけなさは否めないけど、ヤバかった。深みを感じさせるところもあったしね。あの自発性をもう一度体現したくなったんだ - Floating Points
今作『Crush』は即興性のある初期衝動の感覚、音楽的成熟、コンポーザーとしての探究心、熱心なセレクター/DJとしての一面、そして音楽に対する情熱と、フローティング・ポインツの様々な側面が融合して完成した、エレクトロニックミュージックの歴史に刻まれる傑作となっている。また、今回のアートワークは、前作『Elaenia』と同様、Sónar 2019での登場でも話題となったバルセロナのハミル・インダストリーズが手掛け、ヴィジュアルは自然界をクローズアップしたものだ。
最新作『Crush』は10月18日(金)に世界同時リリース!国内盤は数量限定の特殊パッケージと通常パッケージの2種類が発売される。また、2種類の国内盤はどちらも高音質で楽しめるUHQCD(Ultimate High Quality CD)仕様、さらにボーナストラックが追加収録され、解説書が封入される。
CD
LP
【収録曲】
01. Falaise
02. Last Bloom
03. Anasickmodular
04. Requiem for CS70 and Strings
05. Karakul
06. LesAlpx
07. Bias
08. Environments
09. Birth
10. Sea-Watch
11. Apoptose Pt1
12. Apoptose Pt2
[Bonus Track for Japan (BRC-615LTD/BRC-615)]
13. LesAlpx Dub - ((JAPANESE SPECIAL EDITION))
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2019年09月04日 09:20