『アビイ・ロード』50周年&映画「Yesterday」公開記念!直枝政広、鈴木惣一朗(Soggy Cheerios)が選ぶザ・ビートルズセレクション
▼昨日まで、世界中の誰もが知っていたビートルズ。しかし、今日、目が覚めたら僕以外の誰も知らない─。(映画「Yesterday」より)
もし、自分がそんなあり得ない設定に陥ったときに、まず最初に聴かせたいビートルズの楽曲(アルバム)は?
直枝政広 編
「ブラック・バード」
「マーサ・マイ・ディア」
「サボイ・トラッフル」
(『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』収録)
演奏して聴かせることを考えて、以前に何らかのかたちでカヴァーをしたことのある曲を並べてみました。地味めですけど丁度いいかな。
直枝政広(カーネーション)
Blackbird (Remastered 2009)
Martha My Dear (Remastered 2009)
Savoy Truffle (Remastered 2009)
鈴木惣一朗 編
「イン・マイ・ライフ」(『ラバー・ソウル』収録)
20代そこそこの、ジョン・レノンがこんな曲をさらりと書いたとは‥1960年代という時代の後押しがあったとは言え、やっぱり凄い事だな、と還暦になった今だからこそしみじみ想う。
In My Life (Remastered 2009)
「ハロー・グッドバイ」(『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』収録)
ポール・マッカートニーという音楽家の資質の、良い部分がぎゅっと詰まった楽曲だと思います。
The Beatles - Hello, Goodbye
「サムシング」(『アビイ・ロード』収録)
ジョージ・ハリスンの音楽って、年歳を重ねるたびに好きになっていく。ジョージはこの曲を書いた時点で、すでに老人だったのだと思う。
(鈴木惣一朗)
The Beatles - Something
▼50周年を迎えた『アビイ・ロード』に関する思い出は?
このアルバムが出てから2年遅れて聴き始めて、未だに楽しめるのですから驚きです。レコード2枚にアイデアを詰め込んだ前作『ホワイト・アルバム』の尖り具合に比べるとしっかりとポップで、まとまり感があるし入りやすいのかもしれません。変な曲もたくさん入ってますけど、ぼくの同年代の友達の殆どがこれを聴いてました。最高に好きかと問われたらさすがに悩むけれど、何だかんだとUKオリジナル盤やレフト・アップル盤などを含めてLPだけで10枚くらい持ってたりします。
直枝政広(カーネーション)
買ったその日に実家の勉強部屋の壁にジャケットを飾り、毎日、眺めていた。その音楽以上に、あのジャケットがとにかく好きだった‥その理由は‥今でもわからないな。
(鈴木惣一朗)
▼リリース&ライヴ情報
今年中にワールドスタンダードの鈴木惣一朗くんとのユニットSoggy Cheeriosの新しいアルバムを出します。50周年盤『アビイ・ロード』の中味に興味津々のふたりの共同作業はストレンジな隠し味が楽しいフォーク・ロックです。ぜひ聴いてみてください。
オフィシャルページURL:https://soggycheerios1959.tumblr.com/
オフィシャルツイッターアカウント:@oggycheerios59
映画『イエスタデイ』大ヒット公開中!
アカデミー賞監督ダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネート脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作 『イエスタデイ』。”もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまったとしたら?”という設定で、ユニークに描くドラマ作品です。
→映画公式サイトはこちら
タグ : ザ・ビートルズ
掲載: 2019年10月02日 15:30