Zac Brown Band(ザック・ブラウン・バンド)約2年振りのアルバム『The Owl』
「ここ数年、ずっとこのアルバムを手掛けてきた。全ての要素を完璧なものにするためね。ジャンルの境界線をとっぱらい、影響を受けた様々なタイプの音楽を取り込みながら、ミュージシャンとしての可能性に挑戦し続け、バンドとしての可能性も常に進化させてきた。このアルバムには、どんな人にも楽しんでもらえるアルバムになってるよ」 ─ ザック・ブラウン
2002年に活動をスタートし、2008年のメジャー・デビュー以降現在までに5枚のスタジオ・アルバムを発表、総てのアルバムを全米チャートTop 10に送り込み、内3枚は全米1位を記録、米カントリー・チャートではセカンド・アルバムから直近作までの4作品連続で堂々の1位を獲得、現在までに3,000万枚以上のシングルを売り上げ、アルバムの累計セールスも900万枚を超える、メディアやファン、そしてミュージシャンからも絶大な支持を受けるこのザック・ブラウン・バンド。3度のグラミー賞受賞を含む数々の音楽賞も受賞する彼らは、まさしく現代のアメリカを代表するロック・バンドであり、最も熱く、最も絶大な人気を誇るアメリカン・カントリー・ロック・バンドだ。
前作で一旦自らのルーツに立ち戻った彼らは、約2年振りに発表するこの最新作『THE OWL』で、そのバンドとしての可能性やジャンルの垣根を取り払う挑戦をさらに推し進めていく。彼らのトレードマークでもあるカントリー・ロックをルーツとしたサウンド、丁寧に練り上げられたメロディ・ラインとダイナミックなヴォーカル・アレンジはそのままに、そこに今までの彼らからは想像も出来ないようなプロデューサーやライターたちとのコラボレートを行なっているのだ。ダブ・シーンを牽引するスクリレックスを筆頭に、ポスト・マローンとの共演でも知られるアンドリュー・ワット、Poo Bearの名でも知られるジェイソン・ボイド、世界的なプロデューサー、マックス・マーティン、次世代ヒットメイカーとしても知られるベニー・ブランコ、そしてワンリパブリックのフロントマンであり数多くのアーティストに楽曲を提供するライアン・テダーなど、今作でザック・ブラウン・バンドがコラボレートした豪華な顔ぶれを見るだけでも、その貪欲さ、そしてミュージシャンとして、バンドとしての進化を強く感じさせてくれるものとなっている。
先行で公開された新曲「Someone I Used To Know」はショーン・メンデスとの共作による楽曲で、カントリーとポップスを高次元で融合させた、クロス・ジャンルなサウンドを聴かせてくれている。その後公開した「Leaving Love Behind、はザック・ブラウン・バンドの真骨頂ともいえる美しいバラード曲だ。つい最近公開したばかりの新曲「Warrior」は米軍で兵士として活動する全ての人達へのトリビュート・ソングであり、エレクトロニックなサウンドに心を打つ歌詞とメロディが展開している。様々なスタイルの楽曲でありながら、一貫したザック・ブラウン・バンドらしさを感じさせてくれるこの3曲だけでも、彼らの進化ぶりを強く感じさせてくれている。
【収録曲】
1.The Woods
2.Need This
3.Omw
4.Someone I Used to Know
5.Me and the Boys in the Band
6.Finish What We Started (Feat. Brandi Carlile)
7.God Given
8.Warrior
9.Shoofly Pie
10.Already on Fire
11.Leaving Love Behind
掲載: 2019年10月07日 11:23