Kraftwerk(クラフトワーク)|創設者の1人にしてエレクトロニック・ミュージックの先駆者=フローリアン・シュナイダーが逝去。享年73歳
偉大なるエレクトロニック・ミュージックの先駆者、クラフトワークの創設者の1人であるフローリアン・シュナイダーが、癌により亡くなっていたことが明らかになった。4月7日に73歳の誕生日を迎えたばかりだった。
「非常に悲しいニュースだが、友人にして何十年もの仲間だったフローリアン・シュナイダーが73歳の誕生日から数日後に短期のガンで亡くなった」ラルフ・ヒュッター
シュナイダーは60年代後半にドイツの大学でラルフ・ヒュッターと出会い、クラフトワークの前身オルガニザツィオーンを結成。70年にテクノポップのパイオニアとなるクラフトワークが誕生した。
シンセサイザー、フルート、ヴォコーダー、サックスなどを演奏したシュナイダーはグループの頭脳であり、その独創的なサウンドにより多くのミュージシャンに影響を与え、デヴィッド・ボウイはベルリン期の名作『ヒーローズ』収録のインストゥルメンタル楽曲をシュナイダーに敬意を表し“V-2 Schneider”と名付けている。
シュナイダーは2008年までにメンバーとして在籍したが、ワールド・ツアーを前に理由なくグループを脱退。2003年までにクラフトワークが発表した全10枚のアルバムをラルフ・ヒュッターと共に制作した。クラフトワークは今年、結成50周年を記念したツアーを行う予定だった。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
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掲載: 2020年05月07日 16:00