Can(カン)|カタログ全18作品がオリジナル・アートワークを再現した紙ジャケット仕様&高音質CDで再発!第1弾は5タイトルが発売
クラウト・ロックの象徴的存在であるCANの全カタログの再発が決定!
まずは再発シリーズ第1弾として、『エーゲ・バミヤージ』など5作品がリリース!カタログ全18作品は、UHQCD(高音質CD)として、またオリジナル・アートワークを忠実に再現した紙ジャケ仕様で発売される。
CANはドイツのケルンで結成、1969年にデビュー・アルバムを発売。20世紀のコンテンポラリーな音楽現象を全部一緒にしたらどうなるのか。現代音楽家の巨匠シュトックハウゼンの元で学んだイルミン・シュミットとホルガー・シューカイ、そしてジャズ・ドラマーのヤキ・リーベツァイト、ロック・ギタリストのミヒャエル・カローリの4人が中心となって創り出された革新的な作品の数々は、その後に起こったパンク、オルタナティヴ、エレクトロニックといったほぼ全ての音楽ムーヴメントに今なお大きな影響を与え続けている。ダモ鈴木は、ヴォーカリストとしてバンドの黄金期に大いに貢献した。
第1弾では、『エーゲ・バミヤージ』のT シャツ付きの限定セットや、オリジナル・メンバーのイルミン・シュミットによる最新ソロ・アルバム『ノクターン』も同時に発売される。
日本独自企画『エーゲ・バミヤージ』T シャツ付
CANのオリジナル・メンバーのイルミン・シュミットによる「厳粛な中にある禅のよう」(SPIN)と評された最新ソロ・アルバム。
本作には、一部プリペアド・ピアノと事前に用意された音源を用いて披露された3曲が収録されている。楽曲「Klavierstuck II」(M1) では、オリジナルの重要な部分を踏まえつつ哀愁のある即興演奏を行っており、「Nocturne」(M2) はアンビエントなサウンドから始まり、ピアノの音色が音像に溶け込んでいきながら長編の瞑想的ピアノソロへと昇華して行く。3曲めの「Yonder」は、それらよりもドラマチックな作品で、迫り来る教会の鐘に圧倒されてしまう。それは「ディエス・イレ」的終末思想のごとく、ラディカルで気持ちが揺さぶられ身震いするような詩的なサウンドになっている。
タグ : プログレッシブロック (Progressive Rock) ロック復刻&発掘
掲載: 2020年05月22日 15:35