〈Hi Hat〉レーベルからマイルス・デイヴィス他、ジャズの貴重音源が一挙7作品発売
貴重音源をリリースする〈Hi Hat〉レーベルから、マイルス・デイヴィスの東京公演の他、計7作品が輸入盤国内仕様となる<帯、英語解説の対訳付き>で一挙発売。
Miles Davis Group / Live Yomiuri-Land Open Theatre East, Tokyo
1970~1990年代の日本のジャズ・マーケットの振興に大きく貢献したジャズ・フェスティヴァル<Live Under The Sky>。このフェスティヴァルに出演したトップ・ジャズ・ミュージシャン達によるパフォーマンスの名演は今なお伝説として語り継がれる。1985年のマイルス・デイヴィスのパフォーマンスもその一つである。7月28日の1stセットのパフォーマーとして出演したマイルス・デイヴィス・バンドは前年にメンバーを一新しての来日、かつ当時注目を集めていたギタリスト、ジョン・スコフィールドの参加によりファンの期待を一身に集めてのパフォーマンスである。
マイルス・デイヴィス(tp)
ジョン・スコフィールド(g)
ダリル・ジョーンズ(b)
ボブ・バーグ(sax)
ロバート・アーヴィング3世(kbds)
Miles Davis / Live Paris in 1991
ミュージシャン人生に於いて過去を振り向かず、未知なる音楽の世界へと突き進んできたマイルス・デイヴィスが自らの活動歴を表現した唯一のライヴが1991年7月10日にパリで行われたスペシャル・コンサートである。1951年から1991年までの40年間にマイルス・デイヴィス・バンドに参加した主要メンバーが一堂に介し、その時代の代表曲を披露するというものである。
Weather Report / Live in Japan 1978
1977年3月にリリースした7thアルバム『ヘヴィー・ウェザー』は世界的なヒットを記録、全米アルバム・チャートNo.30にランク・インしプラチナ・ディスクをも獲得する。このビッグ・ヒット・アルバムを引っ提げて行った1978年の日本公演は全公演ソールド・アウトという盛り上がりを見せる。このツアーの中で7月28日新宿・厚生年金会館ホールでのコンサートは日本のFM局の番組用に収録/放送される。今回は放送用のオーディオ・サブマスターにリマスターが施されてのリリースである。『ヘヴィー・ウェザー』の大ヒットとジャコ・パストリアスの初来日というダブルなスペシャルな状況下でのコンサートだけにバンドのテンションも高く、完璧と言えるパフォーマンスを披露しており、その全貌を捉えたこのライヴ・アルバムはファンにとって必聴モノだ!
ジョー・ザヴィヌル(kbds)
ウェイン・ショーター(sax)
ジャコ・パストリアス(b)
ピーター・アースキン(ds)
Jaco Pastorius Band / Live 1985
ウェザー・リポート脱退後、ビッグ・バンドを率いて活動を行っていたジャコ・パストリアスは経済的な問題からビッグ・バンドを解体させ、スモール・バンドでの活動に転向する。そんな中、ヨーロッパ・ツアーのベルギー滞在時に地元のテレビ局のスペシャル番組としてスタジオ・ライヴを行う。このライヴ・アーカイヴでは約1時間の公演ながらも、ジャコ・パストリアスが生き生きとしたパフォーマンスを繰り広げる。このライヴ・パフォーマンスの特筆すべき点はジャコ・パストリアスの代表曲「コンティニューム」で地元のジャズ・ミュージシャンとベース・デュオを、そして「トゥインズ」と「リバティ・シティ」ではなんとソロ・キーボード・プレイを繰り広げるというレアな内容である。ボーナス・トラックとして同年4月30日にニューヨークのライヴ・ハウス出演時に客席にいたジミー・ペイジを呼び寄せてのメドレー・セッション「ファニー・メイ~ホワイ・アイ・シング・ザ・ブルース」を追加収録!
<Track 1-10>
ジャコ・パストリアス(bass, keyboard)
パコ・セリー(ds)
ジョン・デイヴィス(pf)
ポール・ムサヴィザデー(g)
エイゾー・ローレンス(sax, perc)
Guests:
トゥーツ・シールマンス(hmc)
ミッシェル・ハーティジョージュ(b)
<Bonus Track>
ジャコ・パストリアス(b, vo, kbds)
ジミー・ペイジ(g)
ケニー・グウィン(g)
スコット・ブラウン(kbds)
クリス・スレイド(ds)
Pat Metheny Group / Live Tokyo '85
1984年2月にリリースした『ファースト・サークル』はジャズ・アルバムながら全米アルバム・チャートNo.102にランク・イン、そして翌85年のグラミー賞で<ベスト・ジャズ/フュージョン/パフォーマンス賞>を受賞する。これを受けて僅か20回ながらワールド・ツアーを敢行する。その千秋楽を飾るのが一回のみの来日公演である。新作の楽曲を中心に当時はアルバム未収録である新曲をも数多く披露し、この日のライヴはFMラジオの番組用として収録/放送される。今回はこの放送の為に収録されたオーディオ・サブマスターにリマスターが施されてのリリースとなる。バンドとして脂が乗っている時期のライヴ・パフォーマンスなだけに内容は充実している。、ボーナス・トラックとして同年に公開された映画『コードネームはファルコン』のメイン・ソングである「ジス・イズ・ノット・アメリカ」のライヴ・ヴァージョンが追加収録されている。
パット・メセニー(g)
ライル・メイズ(syn)
スティーヴ・ロドビー(b)
ポール・ワーティコ(ds,per)
ペドロ・アスナール(ds,per)
Pat Metheny Group / Live in Saratoga
所属レーベルをゲフィン・レコードからワーナー・ブラザーズへ移籍し、1997年にリリースした『イマジナリー・デイ』は様々な音楽ジャンルの要素を取り込んだ意欲作で、翌年のグラミー賞では<ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞>を受賞すると同時に<ベスト・ロック・インストルメンタル・パフォーマンス賞>をも受賞するという快挙を挙げる。アルバム・リリースを受けてスタートさせる<Imaginary Day Tour>終了後の7月21~23日にカリフォルニア州サラトガのワイナリーでテレビ/ラジオ/DVDの為のスペシャル・コンサートを行う。新作収録曲7曲にジョン・スコフィールドとのコラボレーション・アルバムの楽曲他3曲、計10曲の素晴らしいライヴ・パフォーマンスを堪能できるライヴ・アルバムだ!
パット・メセニー(g)
ライル・メイズ(kbds, pf, g)
スティーヴ・ロドビー(b)
ポール・ワーティコ(ds)
マーク・レッドフォード(vo, tp, perc, g)
フィリップ・ハミルトン(vo, perc, g)
Gil Evans Orchestra / Live Under The Sky Tokyo '84
1984年の<Live Under The Sky>のハイライトは久々のギル・エヴァンス・オーケストラの来日公演、そしてスペシャル・ゲストとしてのジャコ・パストリアス参加である。ジャズ・シーンに於いて"音の魔術師"と呼ばれる名アレンジャー、ギル・エヴァンス率いるビッグ・バンドはこれまでのビッグ・バンド・ジャズとは一線を画する斬新なサウンドによってセンセーションを巻き起こし、"帝王"マイルス・デイヴィスも数多くのアルバムでギル・エヴァンスを起用し名作を残す。そんなギル・エヴァンス率いるビッグ・バンドとジャコ・パストリアスの最初で最後の共演は色々な意味で話題となる。このライヴ・アルバムはその全貌を捉えており、この歴史的ともいえる共演を体感させる貴重なアーカイヴだ!
ジャコ・パストリアス(b)
ギル・エヴァンス(kbds)
ハイラム・ブロック(g)
マーク・イーガン(b)
アダム・ナスバウム(ds)
ジョージ・アダムス(sax)
クリス・ハンター(sax)
ルー・ソロフ(tp)
ハンニバル・マーヴィン・ピーターソン(tp)
マイルス・エヴァンス(tp)
ジョージ・ルイス(tb)
ハワード・ジョンソン(tub, sax)
ピーター・レヴィン(kbds)