Ambrose Akinmusire(アンブローズ・アキンムシーレ)|ブルーノートから5枚目のアルバム『On the Tender Spot of Every Calloused Moment』
本作でアキンムシーレは、自身の声を使ってアメリカの黒人生活の複雑さを分析している。しかし、それは憂さを晴らそうとしているのではなく、すべてを解き明かしているような、彼のトランペットからは、アメリカの良いところも悪いところも見てきた黒人の息吹が伝わってきて、それを49分間のゴージャスで変化に富んだアートに変えていく―現代的な文脈でのブルースの研究のよう。
彼の最初のブルーノート・アルバム、2011年の「When The Heart Emerges Glistening」で最初に確立されたテーマを本作でも続けている。当時は短い髪ときれいに剃ったポートレートだったアルバムのジャケットが本作では、髪の毛も伸び、髭も蓄え、黒いフード付きのスウェットを着ている。本人曰く"ある意味では、これは私の最初のレコードの続編として考えていた。僕はファースト・アルバムのランドマークに戻っているんだ "とのこと。
【収録曲】
1. Tide of Hyacinth (featuring Jesus Diaz)
2. Yessss
3. Cynical sideliners (featuring Genevieve Artadi)
4. Mr. Roscoe (consider the simultaneous)
5. An Interlude (that get' more intense)
6. reset (quiet victories&celebrated defeats)
7. Moon (the return amplifies the unity)
8. 4623
9. Roy
10. Blues (We measure the heart with a fist)
11. Hooded procession (read the names outloud)
掲載: 2020年06月04日 16:48