Martin Birch(マーティン・バーチ)|アイアン・メイデンやディープ・パープル等を手掛けた英国の名プロデューサーが逝去
アイアン・メイデン、ディープ・パープル、レインボー、ブラック・サバス、ホワイトスネイク、フリートウッド・マック、ブルー・オイスター・カルトなどのアルバム制作に携わった英国のプロデューサー、マーティン・バーチが逝去。享年71歳。
1948年12月27日に英サリー州ウォキングで生まれたマーティン・バーチは、ジェフ・ベック、フリートウッド・マック、ディープ・パープルのレコーディング・エンジニアとして音楽のキャリアを始め、その後、ハードロック/ヘヴィメタル系アーティストを中心に多くのアルバムをプロデュースしていく。
マーティン・バーチは、1969年ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マックの『Then Play On』に始まり、ウィッシュボーン・アッシュの初期3作、ジェフ・ベック1969年の代表作『Beck-ola』やピーター・グリーンの初ソロ・アルバム『The End of the Game』、フェイセズの『Long Player』など、多くの重要ロック作品でもエンジニアを務めた。そして、1981年の『Killers』から1992年の『Fear of the Dark』までの11年間に亘って、アイアン・メイデンのアルバムをプロデュースし、『Heaven and Hell』を含むブラック・サバスのアルバムも手掛けていた。
他にも、ディープ・パープル、レインボー、ホワイトスネイクといったディープ・パープル関連の様々なプロジェクトのアルバムのプロデュースとエンジニアも務め、1980年代初期のブルー・オイスター・カルト作品でもプロデュースを務めている。マーティンはアイアン・メイデンの『Fear of the Dark』をプロデュースした後、1992年に業界を引退していた。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
タグ : 訃報 ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2020年08月12日 15:46