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O Terno(オ・テルノ)|坂本慎太郎、デヴェンドラ・バンハートが参加の新作『<atras/alem>』がアナログ・リリースにあわせて、国内盤CDでもリリース

O Terno(オ・テルノ)『<atras/alem>』

カエターノ・ヴェローゾにも通ずるソング・ライティングと、ブライアン・ウィルソンやヴァン・ダイク・パークスを思わせるオーケストラ・アレンジ、ヴィンテージ機材を使用したフェティッシュなまでのサウンドへのこだわりで、ブラジル音楽ファンはもちろん多くのグッド・ミュージック・ファンを魅了し、ここ日本でも大きな話題となったチン・ベルナルデスのソロ作『ヘコメサール』。そのベルナルデスが率いるバンド、オ・テルノの最新作が本作『アトラス/アレン』である。

目玉はなんといっても先行で 7inch リリースされた坂本慎太郎とデヴェンドラ・バンハートがゲスト参加した “volta e meia” だろう。ドイツのフェスで共演したことがきっかけで実現したというこのコラボレーション。リズムボックスのチープなリズム、弦や管までが加わった現代ならではのオーケストラル・ポップに、坂本慎太郎のポエトリー・リーディング、ベネズエラにルーツを持つデヴェンドラのスペイン語詞が乗るマジカル・チューン! カエターノ・ヴェローゾやムタンチスを思わせる仄かなサイケデリアが夢見心地な”tudo que eu nao fiz”、ダイナミックな展開を可能にする精緻なアレンジに圧倒される “nada/tudo”、弦やコーラスによるオーケストラ・サウンドにサンバのリズムが融合した “bielzinho/bielzinho” ...などなど、チン・ベルナルデス『ヘコメサール』の続編とでも言えそうなオーケストラル・ポップ路線は継続しつつ、さらにスケール感も増した全12曲を収録。ブラジルという枠を超えて聴かれるべき、真にエバーグリーンな名作の誕生だ。

■ライナーノーツ : 高橋健太郎


・国内盤CD


【収録曲】
1. tudo que eu nao fiz
2. pegando leve
3. eu vou
4. atras/alem
5. nada/tudo
6. pra sempre sera
7. volta e meia feat. Devendra Banhart, Shintaro Sakamoto
8. bielzinho/bielzinho
9. o bilhete
10. profundo/superficial
11. passado/futuro
12. e no final


・LP(アナログ用マスタリング、ドイツプレス、ゲートフォールド・ジャケット、完全限定生産)


【収録曲】
Disc 1
A1. tudo que eu nao fiz
A2. pegando leve
A3. eu vou
B1. atras/alem
B2. nada/tudo
B3. pra sempre sera
Disc 2
C1. volta e meia feat. Devendra Banhart, Shintaro Sakamoto
C2. bielzinho/bielzinho
C3. o bilhete
D1. profundo/superficial
D2. passado/futuro
D3. e no final

O Terno(オ・テルノ)

タグ : UK/US INDIE ブラジル 世界の音楽

掲載: 2020年09月28日 16:20