Spencer Davis(スペンサー・デイヴィス)|ブリティッシュ・インヴェイジョンを象徴する60年代英国ロックの重要人物が逝去。享年81歳
ブリティッシュ・インヴェイジョンを象徴するスペンサー・デイヴィス・グループの創設者にして、60年代英国ロックの重要人物スペンサー・デイヴィスが逝去。享年81歳。
1939年ウェールズで誕生したスペンサー・デイヴィスは、10代の頃からジャズやブルースの影響を受け音楽活動を開始。1963年、当時まだ14歳で後にトラフィックを結成するスティーヴ・ウィンウッド、彼の兄でベーシストのマフ・ウィンウッド、ピート・ヨークとスペンサー・デイヴィス・グループを結成。1964年のデビュー以降、“黒人に引けをとらないR&Bのグルーヴ感”がメディアから絶賛され「キープ・オン・ランニング」「愛しておくれ」「アイム・ア・マン」といったヒット曲を連発。ザ・フーやローリング・ストーンズとツアーを行い、ブリティッシュ・インヴェイジョンを象徴するバンドとして活躍した。
1967年にウィンウッド兄弟が脱退しグループは1969年に一度解散したが、70年代になるとウィンウッド兄弟抜きで再結成。2005年以降はライヴ・バンドとして新しいラインナップで活動を再開し世界中をツアーし、デイヴィスはソロ活動も精力的に行っていた。
スティーヴ・ウィンウッドは、デイヴィスの訃報に「彼は確かなビジョンを持った人物で、60年代ブリティッシュ・インヴェイジョンのパイオニアの一人でした。僕がプロのミュージシャンになったのは彼の影響があったと感じており、彼に感謝しています。ありがとう、スペンサー」と追悼の言葉を寄せている。
謹んで故人のご冥福をお祈り致します。
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掲載: 2020年10月21日 11:13