Blue Note TONE POET LP SERIES 第19弾
2019年はBlue Note設立80周年。そんな記念すべき年にスタートした新アナログ・シリーズ、180g重量盤LP Tone Poet シリーズ。本シリーズはBlue Noteの現社長ドン・ウォズがインディ会社Music Mattersから並外れたオーディオファイルでの再発を称賛したことに基づきスタート。The Tone Poetと知られるJoe Harley(AKA The Tone Poet)がこのBlue Noteファミリーのレーベルからのこの特別なシリーズの再発のキュレーターを務める。
ジャケット・グラフィックから印刷の品質まで、考えられるあらゆる方法で本シリーズは正しい方向性をもったリリースとなるよう Kevin Greyの優れたヴァイナル・マスタリングからRecord Technology Inc.の180gオーディオ・ファイル・プレスまで細部への注意が払われている。オーディオ・ファンにはこれ以上のこれらのLPの優れたヴァージョンを見つけることはできないはず。
Andrew Hill / Passing Ships
ジャズ界で最も個性的なピアニストの一人であり、作曲家でもあるアンドリュー・ヒルによる1969年に録音されたこの感動的なセッション。ヒルの最高傑作と比較しても遜色のない作品ながら2003年にマイケル・カスクーナの尽力によりようやくCDで初リリースされた作品が、さらに18年後の今初めてヴァイナル化!このアンサンブルのために7曲全てヒル自身が作曲。
Dexter Gordon / One Flight Up
デクスター・ゴードンがヨーロッパに住んでいた時期1964年6月にパリで録音し、本人も名作と認めたアルバム。デクスターの巨大なサウンド、トランペットのドナルド・バードの絶頂期、ピアニストのケニー・ドリューの繊細で洗練された演奏、当時10代だったベースの天才ニルス=ヘニング・オルステッド・ペダーソンの眩い輝き、そしてドラマーのアート・テイラーのロックで安定したスウィングなど、全てが詰まっている。オープニングの "Tanya "は、このアルバムの最初の面全体で18分以上を占めており、伝説の名演。