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【追悼】Chick Corea(チック・コリア)

Chick Corea_photo by Jordin Pinkus

Photo Jordin Pinkus

Chick Corea チック・コリア
June 12, 1941 - February 9, 2021

1941年6月12日、米マサチューセッツ州チェルシー生まれのジャズ・ピアニスト。アコースティック・ピアノでの活動、エレクトリック・キーボードのパイオニアのひとりとして、ソロ、エレクトリック、フュージョン、トリオ、コンボ等のスタイルで多くの創作を行い、数々の功績そして伝説を残してきた革新者。

1967年から70年にかけてスタン・ゲッツとマイルス・デイヴィスのバンドで演奏。1972年結成のリターン・トゥ・フォーエヴァーの成功で一躍時代の寵児となる。その後はアコースティック・トリオやエレクトリック・バンド、クラシック・プロジェクトと多彩な活動を展開。1992年にロン・モスと共にストレッチ・レコードを設立。

2007年、上原ひろみとデュエット・ライヴを行う。2013年、若手ミュージシャンを率いたバンド、ザ・ヴィジルを開始。2015年にはアルバム『トリロジー』が第57回グラミーの2部門を獲得。2016年には小曽根真とのピアノ・デュオ・ツアーを開催。2019年のアルバム『ザ・スパニッシュ・ハート・バンド』では第62回グラミー賞を受賞。2020年にはConcordからアルバム『Plays』をリリース。

2021年2月9日に死去。79歳没

公式SNSにて公開されたチック・コリア氏のメッセージ

I want to thank all of those along my journey who have helped keep the music fires burning bright. It is my hope that those who have an inkling to play, write, perform or otherwise, do so. If not for yourself then for the rest of us. It’s not only that the world needs more artists, it’s also just a lot of fun.

And to my amazing musician friends who have been like family to me as long as I’ve known you: It has been a blessing and an honor learning from and playing with all of you. My mission has always been to bring the joy of creating anywhere I could, and to have done so with all the artists that I admire so dearly—this has been the richness of my life.

私の旅路において、音楽の火を明るく燃やし続けてくれた全ての人に感謝します。演奏したい、作曲したい、パフォーマンスしたいと思っている人は、そうしてほしいと願っています。自分のためではなくとも、他の人々のために。世界はより多くのアーティストを必要としているだけではなく、それは単にとても楽しいことなのだから。
そして、知っている限りの、私にとって家族のような存在だった素晴らしいミュージシャンの友人たちへ。皆さんから学び、皆さんと一緒に演奏できたことは幸せであり、名誉なことでした。私の使命は、どこにでも創作の喜びをもたらすこと、そして私が心から尊敬するアーティストたちと一緒にそれを実現すること、これが私の人生の豊かさでした。

タグ : 訃報

掲載: 2021年02月12日 14:14