Nina Simone(ニーナ・シモン)|不世出の天才女性ヴォーカリスト/ピアニストの1959年のファースト・アルバムにして不朽の名作『Little Girl Blue』が最新ステレオ・ミックス音源となって登場
時代を超えて人々を魅了し続ける、不世出の天才女性ヴォーカリスト、ニーナ・シモン。彼女のその歌声は人間の情感を巧みに表現し、黒人女性としての誇りと尊厳を歌い上げる、まさに「伝説」のシンガー・ソングライターだ。
かのジュリアード音楽院でクラシックのレッスンを受け、そのレッスン費用を稼ぐためにバーで歌うようになり、その豊かな歌声を人々に届けるべく1959年にベツレヘム・レコードからデビュー、その後コルピックスやフィリップス、RCA他多くのレーベルより数多くのスタジオ作品と、彼女の魅力が最大に発揮されるライヴ作品をリリース、60年代には黒人公民権運動にも参加するなど、多岐に亘って精力的な活動を続けてきた。ローリン・ヒルなども彼女の楽曲をカヴァーするなど、彼女の歌声やそのサウンドは時を超えて現在でも多くのファンを魅了し続けている。
そんな彼女の記念すべきファースト・アルバムにして不朽の名作として誉れ高い1959年の作品『LITTLE GIRL BLUE』が、今回新たなステレオ・ミックス音源となって生まれ変わり、再び世界に感動的なまでの歌声が届けられることとなった。この新ステレオ・ミックス音源はまず6月にアフリカ系アメリカ人音楽鑑賞月間に合わせてデジタル配信が行われたのだが、8月13日に、CDと180グラム重量盤アナログ、そして180グラム重量盤クリア・ブルー・アナログという3形態での発売となる。ステレオ・ミックスを施したのは、グラミー賞を4度受賞したマイケル・グレイヴス氏、そしてアナログ用のリマスターは、名手ケヴィン・グレイ氏が手掛けている。
ロックの殿堂入りを果たしているニーナ・シモンの記念すべきデビュー作『LITTLE GIRL BLUE』は、1959年2月にBethlehem Recordsよりリリースされた作品だ。当時ニーナ・シモンは20代半ば、クラシックのコンサート・ピアニストを目指していた彼女が、その表現力豊かなピアノとスピリチュアルさすら感じさせる豊かな歌声を世界に届けてくれたこのアルバムは、まさに不朽の名作として時代を超えて愛され続けている。全米Top 20入りを果たした「I Love You, Porgy」を始め、1987年に放送されたシャネルNo. 5のコマーシャルでも使用された「My Baby Just Cares for Me」、「Mood Indigo」といった楽曲を収録。
4度のグラミー賞受賞歴を持つマイケル・グレイヴスによる最新ステレオ・ミックス音源を収録したこのCDには、著書「Liner Notes For The Revolution」でも知られるダフネ・ブルックスによる書き下ろしエッセイが掲載されている。
輸入CD
輸入LP(180Gram Standard Black Vinyl)
輸入LP(180Gram Clear Blue Vinyl)
収録内容:
01. Mood Indigo
02. Don't Smoke in Bed
03. He Needs Me
04. Little Girl Blue
05. Love Me or Leave Me
06. My Baby Just Cares For Me
07. Good Bait
08. Plain Gold Ring
09. You'll Never Walk Alone
10. I Love You, Porgy
11. Central Park Blues