Petra Van Nuis(ペトラ・ヴァン・ナウス)|アンディ・ブラウンのギターのみを従えたヴォーカル・ファン待望の話題作『ロンリー・ガール~ジュリー・ロンドンに捧ぐ』
ペトラが愛したジュリー・ロンドンの面影…
シックでスウィートな歌声が魅力のペトラ・ヴァン・ナウスが2021年生誕95周年を迎えた亡きジュリー・ロンドンへ捧げた初のトリビュート・アルバム。2020年にリリースしたソロ・アルバム「アローン・タイム」が好評を博したギタリスト、アンディ・ブラウンのギターのみを従えたヴォーカル・ファン待望の話題作。
-ジュリー・ロンドンは、ギター・プレイヤーにとって素晴らしい贈り物 以前は、グレート・アメリカン・ソングブックからのスタンダード・ナンバーをアルバム一枚分まるまるギターだけの伴奏で録音するなんて言う事が考えられない時代もありました。しかしジュリー・ロンドンの記念すべき初アルバム「Julie Is Her Name」が、こうした状況をすっかり変えてしまいました。クリエイティヴな天才ギタリスト、バーニー・ケッセルのアレンジで具体化されたこのアルバムは、ジュリーをスター歌手にしたのみならず、ギターの歌手の伴奏面での使われ方の一つを形作りました。ジュリーは、その時代の一級のジャズ・ギタリストを幅広く使っています。バーニー・ケッセルをはじめ、ハワード・ロバーツ、ジョー・パス、そして云うまでもなく、彼女の斬新なヴォイス&ギターのアルバム「Lonely Girl」でのアル・ヴィオラがいます。そして「Julie Is Her Name」は、ブラジルのボサ・ノヴァ・ムーヴメントの発祥に多大な影響を与えたとも言われます。アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトは、そのレコードを何度も聞き、そのクールでメロウなスタイルにサンバのリズムを加えてポップ・ミュージックの世界をすっかり変え、ギターに良く合う音楽を創造したのです。ジュリーの音楽を初めて聴いた時から、その魅力的な声と巧緻で不思議なスタイルに私は影響を受けています。私の楽器、ギターを歌の伴奏に使うという新機軸を示してくれた彼女に対して、何度お礼を言っても云いきれません。-Andy Brown
Track listing: 01. ロンリー・ガール 02. トラベリン・ライト 03. ユーヴ・チェンジド 04. この世の果てまで 05. サムシング・クール 06. ヒアズ・ザット・レイニー・デイ 07. ミーニング・オブ・ザ・ブルース 08. ブルース・イン・ザ・ナイド 09. イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド 10. アイ・シュッド・ケア 11. ベイビー・ウォント・ユー・プリーズ・カム・ホーム 12. 春なのに 13.クライ・ミー・ア・リヴァー
パーソネル: ペトラ・ヴァン・ナウス vocal アンディ・ブラウン guitar
掲載: 2021年10月28日 11:48