タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉2021年の年間チャート トップ20発表!
2022年1月14日公開
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今回は2021年にマスターズチョイスで選出されたアイテムの年間チャート トップ20を発表!
※コメントは選出当時のものを掲載しております。
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シーンを牽引する彗星の輝き!音、歌全てに納得のアルバム!
第1位:星街すいせい『Still Still Stellar』
「侮るなかれ」という前文句をまずお伝えしたい!(1)"Stellar Stellar"ではいきなりのビックアンセム!伸びやかな歌声や歌モノとしての技術はもちろん、その魅力を十二分に発揮させるサウンドは華やかなウワモノとPOPなクラブサウンドは様々なシーンの架け橋になりうる楽曲。本作収録ではないが、音楽やシーンに対する溢れる愛を歌った同タッグで発表されている楽曲「3時12分」も?して欲しい!突き抜けるイントロのギターが「エモさ」を際立たせギターロックとしての完成度も高い(4)"GHOST"。アルバムの〆はこの1枚では終わらない「次」に向かう心意気を感じさせてくれる(12)"駆けろ"が終われば、また(1)から通して聴きたくなる一枚!擦り切れるまで聴きたくなること間違いなし!
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中村佳穂が歌う劇中歌含む全32曲収録!
第2位:『竜とそばかすの姫 オリジナル・サウンドトラック』
細田守監督「竜とそばかすの姫」のサウンドトラック。本作だからこそ実現できたコラボレーションの楽曲はサントラの枠を超えた全音楽ファン必聴の一枚。中村佳穂や細田監督が作詞を手掛けたBelleの楽曲といった主要な劇中歌他、幾田りら、ermhoiの唯一無二の歌声も収録。オススメは米津玄師や宇多田ヒカルの編曲や「大豆田とわ子と三人の元夫」音楽集を手掛けた坂東祐大率いるEnsemble FOVEによるオーケストラをバックにした楽曲。中村佳穂の歌声の美しさが際立ちます。
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現行HIP-HOPシーンの頂点に立つ男 新作ゲリラリリース!
第3位:ZORN『925』
昨年ゲリラリリースされ話題を呼んだ「新小岩」に続きまたも事前告知無しの緊急リリース! 前作同様全曲のサウンドプロデュースをBACHLOGICが担当。そして今作は客演一切なし! 先行公開された、相変わらずのリリシストぶりを発揮する(7)「家庭の事情」をはじめリアルな生きざまが詰まった作品に!
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少年隊のニッキが自身の音楽趣味を前面に打ち出したソウル歌謡。
第4位:錦織一清『Cafe Uncle Cinnamon』
ジャニーズ事務所から独立した錦織一清をプロデューサーとしてバックアップするのは、これまでも交流があった西寺郷太(NONA REEVES)。ニッキが普段からその愛を吐露している80年代のUKソウルを彷彿させるミドルナンバー「Song for you」やスタイル・カウンシルの「My Ever Changing Moods」のカバーを含む全4曲を収録。少年隊やNONA REEVESファンはもちろんGEORGE MICHAEL(WHAM!)やPAUL WELLER(STYLE COUNCIL)、BLOW MONKEYS等が好きな方にも聴いてほしい作品。
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米津玄師が絶大な信頼を寄せる天才音楽家が手掛ける注目サントラ。
第5位:坂東祐大『Towako's Diary - from "大豆田とわ子と三人の元夫"』
2021年CDショップ大賞を受賞した米津玄師 5thアルバム『STRAY SHEEP』における全面的な共同編曲を手掛け、その他宇多田ヒカルの楽曲編曲、嵐「カイト」編曲などでも注目を集める音楽家「坂東祐大」が手掛けたドラマサントラ。サントラにはミレニアム・パレード、くるり等への参加でも著名なドラマー石若駿他豪華ゲストが参加。日本の劇伴界の常識を遥かに超える音楽を提供しています。メインテーマの一部は、STUTSプロデュースの話題の主題歌もサンプリング。
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名盤「いとしのレイラ」をまるごとカヴァーしたライヴ盤!その素晴らしさ予想以上!
第6位:Tedeschi Trucks Band『Still Still Stellar』
現代を代表する名ギタリスト、デレク・トラックス、彼のパートナーであり、名ヴォーカリスト/ギタリストでもあるスーザン・テデスキを中心とするテデスキ・トラックス・バンドが名盤「いとしのレイラ」をまるごとカヴァーしたライヴ盤!ゲストにフィッシュのトレイ・アナスタシオ、ドイル・ブラムホールII世が参加。しかも、ホーン隊、ダブル・ドラム、コーラス等から成るフルバンド体制。「そりゃ、まあ悪いわけ無いですよね」というこちらの軽い予想を遥かに超える名演奏が詰まった2枚組。ライヴですし、しかも、がんがんジャムるので(3)"キープ・オン・グロウィング"はオリジナルの倍となる12分越え。けど、緩さ一切無しで盛り上がること必至。それが全曲に当てはまり幸せこの上無し!
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注目度赤丸急上昇中!シューゲイザーアイドルの新星。
第7位:RAY『Yellow』
「アイドル×異分野融合」をコンセプトに活動する女性アイドルグループRAYのセカンドシングル。オルタナティブなサウンドと彼女たちの歌のバランスが良く、楽曲重視派も歌唱重視派もどちらのリスナーも満足できる内容。前作が『Pink』、今作が『Yellow』とシューゲイザー・レジェンドのRIDEの初期シングル(「赤ライド」、「黄ライド」)を彷彿させるジャケットデザインにピンと来た方にもオススメの1枚。
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世界が注目する平均20歳のイタリアの新星!
第8位:Maneskin『Teatro d'ira - Vol. I』
アバ、セリーヌ・ディオンを生んだヨーロッパ最大の音楽の祭典ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2021で、見事優勝を飾ったイタリアのロック・バンド、マネスキン。優勝をきっかけに同大会で披露して世界各国のバイラルチャートで軒並み上位の入るという快挙が続くブレイク曲「Zitti E Buoni」(黙ってイイ子にしてな)を収録したマネスキンの待望の2ndアルバム!他にも「I Wanna Be Your Slave」などロック、ラップ、ヒップホップ、レゲエ、ファンクの要素が融合したごちゃ混ぜ感たっぷりのカオスなロックンロールが満載の大傑作、見逃し厳禁な1枚!
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これはバズるぞ!楽曲完成度も高く要注目!
第9位:SOMOSOMO『Reason for living』
ジワジワと全国でファンが増え始めている6人組アイドル!の渾身のセカンドアルバム。ライブには欠かせない代表曲でもある(9)「TAnGlers」をはじめ、(7)「群青のパレード」、(8)「花火」などエッジの効いたギターサウンドを堪能できる1枚。進化が止まらない「SOMOSOMO」から目が離せない。
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結成48年、みんな大好きチープ・トリックの新作!会心の20作目。
第10位:Cheap Trick『In Another World』
もはや説明不要、結成48年を経て、半世紀に近い活動を誇る超ベテランバンドにも関わらず、あの瑞々しいメロディが隅から隅までガッツリ詰まった会心作。ハードにドライヴするギターとコーラスにやられる(1)、ちょっとビートリッシュな(2)から始まり、これぞパワーポップな(11)、元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズが参加したジョン・レノンのカヴァー(13)まで期待を裏切りません。オススメ!
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デビュー30周年を迎えるフィッシュマンズのライブ音源を初CD化!
第11位:フィッシュマンズ『若いながらも歴史あり 96.3.2@新宿LIQUID ROOm』
唯一無二のバンド、フィッシュマンズの彼らの同名タイトルDVDの音源が2021年最新リマスターにてCD化!『空中キャンプ』リリース後の'96年に行なわれた「若いながらも歴史あり」ツアーから新宿リキッドルームでの熱いライブの模様をDVD化。「ナイトクルージング」「チャンス」「気分」「感謝(驚) 」等、ライヴでしか味わえない名演の嵐!!
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鈴木茂、小原礼、林立夫、松任谷正隆 レジェンドによるスペシャル・バンド。
第12位:SKYE『SKYE』
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ~サディスティック・ミカ・バンドのメンバーとして、その後も日本の音楽シーンを牽引し続けてきたレジェンドによるスペシャル・バンド"SKYE"デビュー作は骨太ロックン・ロール!注目すべきは、はっぴいえんどの未発表曲「ちぎれ雲」が初音源化。更にはゲストコーラスには松任谷由実、矢野顕子、尾崎亜美、ブレット&バター、吉田美奈子、小坂忠と豪華なメンバーが参加。
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自身の名義として初のアルバムをリリース!
第13位:Jam & Lewis『Jam & Lewis: Volume One』
80~90年代、現在のR&Bシーンの土台を築き上げたともいえるプロデューサーコンビ「Jam & Lewis」が自身の名義としてキャリア初のアルバムがリリース。これまでのコラボレーションが豪華ゲストに反映、ベイビーフェイスとの(5)、メアリーJブライジ参加のヒップホップソウル(2)など、ドラマティックなメロディー展開が満載。
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プリティ・メイズのヴォーカリスト入魂の初ソロ作!
第14位:Ronnie Atkins『ワン・ショット』
先日ステージ4 の癌と診断されたことを公表、世界中に大きな衝撃を与えたプリティ・メイズのヴォーカリスト、ロニー・アトキンスが放つ、キャリアの集大成とも言える初のソロ・アルバム!プリティ・メイズのメンバーに加え、キー・マルセロ(元ヨーロッパ)、ビョーン・ストリッド(ソイルワーク)など豪華ゲストが参加、プロデュースにはヤコブ・ハンセンンを迎えたメロディアスなハードロックに仕上がった大作!ハードロック・ファンはマストで聴くべき魂を揺さぶられる1枚!
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満を持してタワレコ内レーベルよりバンド17作目をリリース!
第15位:NONA REEVES『Discography』
西寺郷太「Funkvision」、ZEUS (奥田健介)「ZEUS」に続き満を持してNONA REEVES通算17枚目のアルバムをタワレコ内レーベルdaydream park recordsよりリリース。日本のソウル・ポップ・バンドの最高峰として今作も極上のナンバーがずらりと並びます!真城さんを迎えたデュエット名曲「Ain't No Mountain High Enough」カバーも聴きどころ!初回限定盤DVDにはライブ映像とMV2本収録。
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最強のロックバンド「KISS」フロントマンは、最強のソウルシンガーでもあった!
第16位:Paul Stanley's Soul Station『ナウ・アンド・ゼン』
ロック・バンド「KISS」のフロントマン、ポール・スタンレーによるR&B/ソウル・プロジェクト「ソウル・ステーション」初のフル・アルバム。なぜソウル??と思う方もいるかもしれませんが、スタンレーにとってR&B/ソウルは、自身が音楽に傾倒するようになった初期の重要なルーツ。本作では、過去の偉大なR&B/ソウルのアーティスト達や名曲群に敬意を表してカバー、往年の名曲9曲と、オリジナルの新曲5曲を収録。最高にスウィートでタイムレスな内容になっています!
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ピアノと歌、必要最小限の音数で追求した優しい世界。
第17位:中納良恵『あまい』
EGO-WRAPPIN'の中納良恵による3枚目となるソロ作。2020年の年明けから作業をはじめ、じっくり時間をかけて制作された今作。前2作より更にミニマムに抑えられた音数により彼女の歌声がより際立ちEGO-WRAPPIN'とは一味も二味もちがう中納良恵に魅了される全10曲。折坂悠太とのコラボレーションによる楽曲「待ち空 feat. 折坂悠太」での2人の絶妙のハーモニーも今作のアクセントとして絶品です!
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【必携!】歴史的発掘音源集DISC3でさらに輝く名盤『RHAPSODY』!
第18位:RCサクセション『ラプソディー ネイキッド・デラックスエディション』
80年の金字塔的名盤の真実。オーバーダビング前の"NAKED"な演奏の臨場感が伝えるブレイクに向かうバンドの眩しさは時代を越えて鮮烈!加えてアルバムコンセプトを絞り込みのため当時はカットされた楽曲(主に金子マリ参加のSOUL系)の追加により、ライヴの印象もガラリとかわり、すでに後年の王道スタイルを持ち合わせていたことが明かされた意義のデカい。そして、今回追加のレア音源集DISC3 Official Bootlegは、RC史上に残る歴史的発掘。『RHAPSODY』<直前>の鍵盤抜きツインギター(歪みナシのチャボのギターが新鮮!)、<当日>のリハ(本番さながら!)、<発売後>のチャボ、ワンギター編成でのライヴ(さらにレベルアップした演奏!)最後に、「キモちE」の替え歌「いそがC」、ライヴ演奏がレアな「ヒッピーに捧ぐ」とファン必聴です!
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音楽活動30周年を迎え、4年振り10枚目のオリジナルアルバムが登場。
第19位:TOWA TEI『LP』
Deee-Liteとして全米デビューしてから30年、良質なサウンドをコラージュし続け、毎度都会的なダンスミュージックを届けてくれるテイ・トウワの4年振り10枚目となるオリジナルアルバム。細野晴臣、小池光子(ビューティフル・ハミングバード)、HANAが参加した心踊るハートフルなチューン(1)で幕を開け、緩急つけた楽曲がズラリと10曲並ぶ。曲単位で音楽と向き合うリスナーが増える中、タイトル『LP』が示すものとは。。アートワークも最高!
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良質のブリティッシュ・ハード・ロックが鳴り響く。
第20位:Thunder『オール・ザ・ライト・ノイゼズ』
30年以上のキャリアを築きながら、留まることを知らない英国のブリティッシュ・ロック・バンド『Thunder』の13thアルバム。活動30周年を記念し制作されたセルフ・カヴァー作品と、バンド初となるベスト・アルバムリリース後初となる今作は、これまで以上にパワーアップ!?した新生『Thunder』のロックを十二分に聴かせてくれる1枚!ダニー(Vo.)とルーク(G.)のゴールデン・コンビは未だ健在、無敵です!
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2022年01月14日 12:00