12月9日公開:タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2022年12月9日公開
ブルーに生まれついた女、マレイヤ・ブルー!ブルージー&ソウルフルな最新4thアルバム!
Malaya Blue『Blue Credentials』
ロバート・クレイなどを手掛け多くのグラミーを受賞したソングライターのデニス・ウォーカーらと作り上げた全米進出作『Still(2020)』に続く4thは、前作で確立したスタイルの完成度を高めた傑作。ブルーズ、ソウルと米南部の泥臭さベースにしつつも楽曲や演奏は程よく洗練されコンテンポラリーな味で整っているあたりが絶妙。マレイヤの歌唱もパンチの効いた確かな黒さがありつつも、ミニー・リパートンやリンダ・ルイス的高音の可愛げ成分も共存しており聴く者を選ばずにブルーズを聴かせてしまうベッド・ミドラーあたりに通じる間口の広さが魅力。と、実はこのイイ感じのバランスに着地しているアルバムはナカナカないのでこれは嬉しい出会い!ロニー・ウッドのアン・ピーブルズカヴァーばりの重心低いヘビーなブルーズンソウル(1)、グイグイと熱を帯びていく演奏が見事!ホーン入りでサザンソウル味ありつつコード進行が洒落た哀愁のミドルバラッド(3)、70's後期のエルヴィスやノラ・ジョーンズあたりに通じる南部風味のポップスバラードとしてもスタンダード級と言ってしまいたい驚きの出来の(5)、最後は、ハンドクラップも入るR&B⑫のハッピーな余韻で締めるあたりも心地良し!(新宿店:村越)
新宿店:村越 辰哉
- 店舗名
- 新宿店
- 店長名
- 村越 辰哉
- 趣味
- ロックンロール探究
- 好きなジャンル
- ロックンロール
- 愛聴盤
- ALEX CHILTON『Cliches』
- NRBQ『At Yankee Stadium』
- 山口富士夫『アトモスフィア』
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ブルーに生まれついた女、マレイヤ・ブルー!UKからUS進出を果たした躍進の3rdアルバム!
Malaya Blue『Still』
ロバート・クレイ/B.B.キングらを手掛けたグラミー・ウィナーのプロデューサー、デニス・ウォーカーに認められUKから全米進出を果たした2020年作。日本ではほとんど知られてないものの、ルーツ・ミュージック・チャートで1年以上上位を占めるヒットとなり多くの音楽賞も獲得。なるほど確かな実力と共に、アルバム全編からキャリアアップを賭けた充実度が光る傑作です。ブルーズ、ソウルなど米国南部にルーツにしつつも黒人音楽の様式美に終わらないサムシングが魅力です。渋い泣きのブルーズ・ギターに「ベタだね~」と思いつつも泣かされるスローバラード(1)で幕開け。ドラムのリムショット~タメの効いたバックビート、ピアノのエレガントなオブリ、リズムの弾ませ方も絶妙、ジャジーなコード進行の洗練加減、そしてマレイヤの歌唱!尻上がりにエモーショナルにドラマチックに高まる持って行き方が見事!その声は黒っぽさを持つつつ高音の可愛げ成分が魅力でローラ・ニーロっぽくもあり、UKソウル味滲むキャッチー&メロウな(3)、ミニー・リパートン味も薫る(8)、ピアノ伴奏のみでのSSW風味でスケールあるサビが美味なバラード(11)(名曲級!)あたりは、今時ありそうでないタッチで喜ばしい出来!ジャニスっぽい(10)、ストーンズ風リフものロック(12)あたりのロックモノも良し!(新宿店:村越)
新宿店:村越 辰哉
- 店舗名
- 新宿店
- 店長名
- 村越 辰哉
- 趣味
- ロックンロール探究
- 好きなジャンル
- ロックンロール
- 愛聴盤
- ALEX CHILTON『Cliches』
- NRBQ『At Yankee Stadium』
- 山口富士夫『アトモスフィア』
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天才ポップス少年はブラジル音楽を身に纏いさらなる高みへ!
シンリズム『Musica Popular Japonesa』
我々ポップスファンの度肝を抜いたファースト「NEW RHYTHM」(※高校2年生時の2015年リリース)からさらに成長を続け、今作ではブラジルのポピュラーミュージック:MPBを取り入れ、さらにカラフルにグルーヴィーに。さすがのメロディセンスに冨田ラボ級に洗練されたサウンド、アレンジは新世代ポップマエストロの名にふさわしい傑作です!(町田店:石黒 大)
町田店:石黒 大貴
- 店舗名
- 町田店
- 店長名
- 石黒 大貴
- 趣味
- 音楽、三国志
- 好きなジャンル
- POPS、ROCK、SOUL、ジャニーズ
- 愛聴盤
- 山下達郎『COZY』
- NONA REEVES『フリー・ソウル』
- Rufus Wainwright『Poses』
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全シティポップラバーに贈る今期最高峰のカバー作品!
さかいゆう/origami PRODUCTIONS『CITY POP LOVERS』
J-POP男性シンガーの中でもトップクラスの歌声、実力、センスを兼ね備えるさかいゆうが満を持して放つ極上のカバーアルバム!燦然と輝くシティポップ名曲群をorigami PRODUCTIONSとのタッグとあればもう文句なしの仕上がりでしょう!自身が愛してやまない達郎さん「SPARKLE」に始まり、ジャケット風景がぴったりくるボートラ「夏のクラクション」もまた素晴らしい・・・!(仙台パルコ店:平林)
仙台パルコ店:平林 大樹
- 店舗名
- 仙台パルコ店
- 店長名
- 平林 大樹
- 趣味
- ラジオ鑑賞/とんかつ屋巡り
- 好きなジャンル
- SOUL
- 愛聴盤
- D'Angelo『VOODOO』
- Stevie Wonder『Talking Book』
- ザ・コレクターズ『YOUNG MAN ROCK』
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15年振りとなるカバーシリーズ第二弾!邦楽編
paris match『Our Favourite Pop II ~Tokyo Style~』
2007年に発売し話題となった洋楽カバーシリーズから15年!初の邦楽カバーアルバムが登場。歌謡曲からCITY POPまで音楽好きの琴線に触れる幅広い選曲が伸びやかな歌声とお洒落なアレンジで楽しめる。山下達郎(1) 「あまく危険な香り」、小原明子(3)「鏡の月」、濱田金吾(6)「夜風のインフォメーション」、サーカス(9)「Mr.サマータイム」など!(池袋店:柴野)
池袋店:柴野直史
- 店舗名
- 池袋店
- 店長名
- 柴野直史
- 趣味
- 音楽鑑賞、ジョギング、読書
- 好きなジャンル
- ALL
- 愛聴盤
- 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
- millennium parade『The MILLENNIUM PARADE』
- J Dilla『Donuts』
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サードアルバムにして正真正銘『ラストアルバム』!
KANDYTOWN『LAST ALBUM』
国内屈指のクルーは個々メンバーの活動も活発化し2023年3月をもっての終演を発表、今作が待望の3作目にしてラストとなるが最終章はしっかり歴史に残る名盤!結成から約10年個々が積み上げ高めてきたバイブスがぎっしり詰まった全16曲、音楽を通じて彼らの足跡を辿る事の出来るまるで映画のようなアルバム、、最終曲”Endroll"が染み込みつつ今後メンバー達の更なる飛躍に期待!!(札幌パルコ店:吉原)
札幌パルコ店:吉原 裕也
- 店舗名
- 札幌パルコ店
- 店長名
- 吉原 裕也
- 趣味
- サイクリング/登山
- 好きなジャンル
- SOUL/HIP HOP/CLUB
- 愛聴盤
- スティーヴ・ライヒ『ディファレント・トレインズ エレクトリック・カウンターポイント 』
- Kraftwerk『ツール・ド・フランス 』
- EVISBEATS『ムスヒ』
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『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中バンド「結束バンド」!
結束バンド『青春コンプレックス』
2022年10月スタートTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』!劇中バンド「結束バンド」によるオープニングテーマ収録シングル。リアルなバンドの日常をコアな視点で描いたアニメで、バンド好きやロックファンには嬉しいネタが盛りだくさん!特にASIAN KUNG-FU GENERATIONネタは随所に散らばっており、探すだけでも楽しめる内容!肝心の楽曲も素晴らしく、下北系ガールズロックバンドとして聴いてほしい!(横浜ビブレ店:石黒)
横浜ビブレ店:石黒 亮
- 店舗名
- 横浜ビブレ店
- 店長名
- 石黒 亮
- 趣味
- サッカー(フットサル)
- 好きなジャンル
- J-PUNK/LOUD全般
- 愛聴盤
- Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
- BRAHMAN『尽未来際(2CD/RM)』
- Linkin Park『Meteora』
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何年経っても色褪せない普遍的名盤がリイシュー!
Lizz Wright『ソルト(SHM-CD)』
2016年よりユニバーサルミュージックがお届けする究極のカタログ・シリーズ『ジャズ百貨店』新ラインナップとして、2003年にリリースされたリズ・ライトのデビュー・アルバムが登場!トミー・リピューマ、ブライアン・ブレイド、ジョン・カウハードの3人がプロデュースを担当した当時のヴァーヴ渾身の一作。(7)などのスタンダードももちろん抜群ですが、今作では5曲収録されている彼女のオリジナル曲(2)(6)(9)(10)(12)が秀逸で、特にタイトル通り次第に感情が乗り燃え上がるように歌い上げる(9)、哀愁漂うギターで憂いが増した(10)は絶品。彼女の芯が通った歌声に、時代を超えて胸を打たれます。(広島店:加藤)
広島店:加藤信喜
- 店舗名
- 広島店
- 店長名
- 加藤信喜
- 趣味
- 散歩/スパイスカレー/島巡り
- 好きなジャンル
- 静かな曲が好きになりました
- 愛聴盤
- Chilly Gonzales『Ivory Tower』
- 鈴木良雄『Morning Picture』
- ELLEGARDEN『DON'T TRUST ANYONE BUT US』
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4人で切り拓いた新たな到達点、希望に満ちた5thアルバム
RYUTist『(エン)』
配信リリース「水硝子」での君島大空との邂逅はその先の何かとんでもない作品の誕生を予感させたが、今作『(エン)』は想像の何倍も凄まじい。アルバム全体のカラーは君島大空が色付けしつつ、そこから
名古屋パルコ店:塚元 雄太
- 店舗名
- 名古屋パルコ店
- 店長名
- 塚元 雄太
- 趣味
- キャンプ、温泉、自転車
- 好きなジャンル
- CLUB/TECHNO、主にWarp Records
- 愛聴盤
- Oneohtrix Point Never『Replica』
- Oneohtrix Point Never『R Plus Seven』
- Oneohtrix Point Never『Garden Of Delete』
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活動再開、待望のアルバム。今こそ聴きたい歌声とサウンド。
葛谷葉子『TOKYO TOWER』
2021年活動を再開、新曲2曲含むベストのリリース、精力的に行っていたアーティストへの楽曲提供ではなく自身の声で11年の沈黙を破ったシンガーソングライター葛谷葉子、待望のアルバム。先行配信シングル「Tokyo Tower」、鈴木雅之「53F」のセルフカバーを含む全10曲。90‘s SOUL~CITY POP、都会的な空気が今にジャスト・フィットするサウンドと歌声。(福岡パルコ店:寺本)
福岡パルコ店:寺本 将巳
- 店舗名
- 福岡パルコ店
- 店長名
- 寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物/ビール
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 愛聴盤
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Nightmares On Wax『Shape The Future』
- Ryley Walker『Golden Sings That Have Been Sung』
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通算7作目にして最後のアルバム!! 期待値しかない作品が完成。
Brockhampton『The Family』
既にリーダーであるKevin Abstract が、解散することを発表し、今作が最後のアルバムになることをリリースしているが、今作のクオリティーを踏まえると残念でたまらない。と言うのも今作のクオリティが素晴らしスギルからだ。全17曲収録しているが、1曲、1曲が短い為アルバム通しアッという間に聴ける内容となっているが、爆音で是非ともトータルで聴いて欲しい素晴らしい内容に仕上がっている。個人的には(3)からの(4)で上がりまくり。レイドバックした(5)から落ち着くものの、(10)で盛り上がりをみせ、緩急含めトータルで聴けるアルバムに仕上がっている。(名古屋近鉄パッセ店:島崎)
名古屋近鉄パッセ店:島崎秀之
- 店舗名
- 名古屋近鉄パッセ店
- 店長名
- 島崎秀之
- 趣味
- サウナ巡り
- 好きなジャンル
- HIP HOP、R&B含むBLACK MUSIC
- 愛聴盤
- Common『A Beautiful Revolution Pt. 1』
- Big Sean『Detroit 2』
- Pete Rock『PETESTRUMENTALS 3』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2022年12月09日 12:00