1月13日公開:タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2023年1月13日公開
海外からサブスク経由で再発見された幻想世界。
Lamp『ランプ幻想』
2008年発売、染谷大陽、永井祐介、榊原香保里による、Lampの4thアルバム。おそらく我々日本人より海外の方の方がリスナーが多い状態(!?)というサブスクで海外から再発見された大名盤。はっぴいえんど~キリンジを存分に吸収し、男女2人のボーカルのはかない掛け合いが心地よい幻想を見せてくれます。リスナーそれぞれに好きな曲・ポイントがあると思う(ということは名盤ということです。)のですが、個人的オススメは(6)「白昼夢」。ハモンドオルガン主軸のコードワークと、素晴らしいバンドアンサンブル、さりげなく主張するマリンバが最高! (渋谷店:松本)
渋谷店:松本 創太
- 店舗名
- 渋谷店
- 名前
- 松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠。
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 愛聴盤
- サザンオールスターズ『Young Love』
- James Taylor『One Man Dog』
- Matthew Sweet『Girlfriend』
◆◆◆◆◆
最もフィジカルリリースが待たれていた新世代歌姫!
Ari Lennox『Age/Sex/Location』
J.Cole率いるDreamvilleの看板シンガーのアルバムが遂にフィジカル化!(CDは初!!) エリカ・バドゥを思わせるジャジーな(1)でムードたっぷりに幕を開けたかと思えば、大ネタ使いの正統派レディソウル(2)では圧巻の歌声を聴かせ、ダイアナ・ロス オマージュなMVも美しい(4)など全曲ネオソウルとR&B、マスとコアの黄金比で飽きさせず聴かせてくれる。ミュージックマガジンで2022年のR&B年間ベストに選出されたことも納得の傑作!!(渋谷店:常谷)
渋谷店:常谷 卓
- 店舗名
- 渋谷店
- 名前
- 常谷 卓
- 趣味
- adidas、Cazal
- 好きなジャンル
- HIPHOP、ネタもの
- 愛聴盤
- The Roots『Do You Want More ?!!!??!』
- Group Home『Livin' Proof』
- V.A.『Connect vol.1』
◆◆◆◆◆
超豪華ゲスト陣に目眩すら覚える、現行シーン丸分かりの超強力盤!
Metro Boomin『Heroes & Villains』
数多くのヒット曲を手掛ける、R&B/HIPHOPシーンを代表するトップ・プロデューサーの約4年振りの2作目にして、豪華ゲスト陣が多数参加した超強力盤!注目曲はフューチャー&クリス・ブラウン参加「Superhero」、マリオ・ワイナンズの名曲「I Don’t Wanna Know」をザ・ウィークエンド&21サヴェージとともに丸ごとリメイクした「Creepin'」、ジョン・レジェンドの熱唱が印象的な「On Time」など歌ものだが、ドン・トリヴァー、トラヴィス・スコット、ヤング・ヌーディ、ヤング・サグ、ムスタファ、エイサップ・ロッキー、ガンナそして故テイクオフ等が参加したHIP HOPチューンの完成度も非常に高く、本作で現行シーンを知ることが出来る満足度の高い1枚!(京都店:藤瀬)
京都店:藤瀬雅文
- 店舗名
- 京都店
- 店長名
- 藤瀬雅文
- 趣味
- おいしいお店探し、歴史探訪
- 好きなジャンル
- ほぼオールジャンル
- 愛聴盤
- The 1975『I Like It When You Sleep, For You Are So Beautiful Yet So Unaware of It』
- kiki vivi lily『vivid』
- Duke Ellington『Money Jungle』
◆◆◆◆◆
電子音楽家レイ・ハラカミの代表作がアナログ盤で蘇る!
Rei Harakami『lust <完全限定生産盤>(LP)』
音楽番組「星野源のおんがくこうろん」でも特集され、矢野顕子やくるりの岸田繁から天才と評された電子音楽家レイ・ハラカミの生前最後のオリジナルアルバムにして代表作となった「lust」のアナログ盤!代表曲となった「joy」や細野晴臣の楽曲をカバーした「owari no kisetsu」が収録。緻密で繊細ながらも温もりの感じる唯一無二のハラカミサウンドは是非アナログレコードで味わって下さい!(神戸店:安波)
神戸店:安波 教道
- 店舗名
- 神戸店
- 店長名
- 安波 教道
- 趣味
- 映画鑑賞
- 好きなジャンル
- ドリーム・ポップ
- 愛聴盤
- 山下達郎『僕の中の少年 2020 Remaster』
- J Dilla『WELCOME 2 DETROIT - THE 20TH ANNIVERSARY EDITION -』
- Steve Hiett『渚にて…』
◆◆◆◆◆
プリモ先生がヒップホップ誕生50年を祝福!!
DJ Premier『Hip Hop 50, Vol. 1』
ヒップホップ誕生50年を祝し、プロデューサーがキュレーションしたEP作品をリリースしていくというサウンドトラック的な企画の第一弾にDJ プレミアが登場!ヒップホップ史における重要なデュオだったギャング・スターとして名を馳せ、数々の名トラックを残してきたレジェンドプロデューサーのもとに、ナズやスリック・リック、リル・ウェイン、レミー・マーらが集結!プリモ先生独特のドープなトラックに、個性的なMCたちのライミングが絶妙にマッチングした至極の書下ろし楽曲が収録されています!時代やトレンドに囚われないトラック自体のクールさが、まさにプリモ先生が我々にヒップホップを教えてくれているようです!(なんばパークス店:山口)
難波店:山口 勝朗
- 店舗名
- 難波店
- 店長名
- 山口 勝朗
- 趣味
- バスフィッシング、山登り
- 好きなジャンル
- ROCK/POP、SOUL/CLUB/RAP
- 愛聴盤
- Pavement『Crooked Rain, Crooked Rain』
- Mos Def『Black On Both Sides』
- Massive Attack『Mezzanine』
◆◆◆◆◆
電子音楽の限界に挑戦!池田亮司、10年振りのオリジナルアルバム!
池田亮司『ultratronics』
エレクトロニック・ミュージックを起点にしながら、人の知覚に様々なアプローチで訴えかける作品の発表やパフォーマンスを行ってきたアーティスト池田亮司のオリジナルアルバム。前作以来約10年ぶりとなる本作は「ultratronics」のタイトルの下、まさにエレクトロニック・ミュージックのエッジを拡張するような刺激的なトラックがずらりで圧巻!おすすめトラックは(4)(8)(11)。楽曲は2013年から2022年までの間に制作されたトラックを中心にまとめられています(梅田NU茶屋町店:清水)。
梅田NU茶屋町店 :清水 真広
- 店舗名
- 梅田NU茶屋町店
- 店長名
- 清水 真広
- 趣味
- 走るコト
- 好きなジャンル
- ロックなもの
- 愛聴盤
- Caribou『Sunddenly』
- OWEN『The Avalanche』
- 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
◆◆◆◆◆
伝統のコンサートを引き継いだマゼールの"ニューイヤー・コンサート"4枚組
マゼール/ウィーン・フィル『ニューイヤー・コンサート 1980-1983 <タワーレコード限定>』
毎年年始恒例のウィーン・フィルによる「ニューイヤー・コンサート」。数ある中で1955年から25年にわたってニューイヤー・コンサートの指揮をしてきたボスコフスキーから引き継ぎ、その後7年連続で指揮台に立ったのがかのマゼールでした。この音源は引き継いだ直後の1980年から83年までDGレーベルによって録音が行われた4年分を収録したセットです。現在も脈々と引き継がれている伝統的なコンサートの一部分ではありますが、このセットでは今回収録の全55曲分全ての各曲解説が入った、資料的にも価値のあるセット。価格的にもお勧めです。(商品開発部:北村)
ディストリビューション&レーベル事業本部:北村晋
- 店舗名
- 商品本部 商品開発部
- 名前
- 北村晋
- 趣味
- 音楽鑑賞、オーディオ、温泉、お酒
- 好きなジャンル
- CLASSIC、JAZZ
- 愛聴盤
- SOLTI&VPO『R.STRAUSS:ELEKTRA』
- BERNSTEIN&BPO『MAHLER:SYMPHONY NO.9』
- SINATRA&BASIE『IT MIGHT AS WELL BE SWING』
◆◆◆◆◆
苗場で観たい!ブラジル音楽の懐の深さと面白さを凝縮させた現行バンド!
Bala Desejo『シン・シン・シン』
トロピカリア〜70年代MPB音楽黄金期の輝きと祝祭感を現代に鳴らすリオデジャネイロのバンド、バーラ・デゼージョのデビュー作!ブラジル音楽界の生きるレジェンド、カエターノの最新作の共同プロデュースを務めた人物や、ガル・コスタ、ミルトン・ナシメントと共演する才能溢れまくりの若手4人から成るバンドで、カエターノやブラジル新世代SSWの筆頭フーベルも参加!と一瞬70年代のブラジル名盤を聴いてるかのような錯覚に陥りつつも、(2)(5)など驚きの楽曲の完成度とユニークな展開が凄いです!正にブラジルの受け継がれる伝統と現代的リズム感覚が相まった大傑作!これはフジロックとかで観れたら絶対凄い事になる最高のやつです!(オンライン:巻本)
オンライン:巻本 拓也
- 店舗名
- オンライン
- 名前
- 巻本 拓也
- 趣味
- 馬/喫茶
- 好きなジャンル
- サイケ/NY/珍盤
- 愛聴盤
- ARTHUR RUSSELL『Love is Overtaking Me』
- MARC RIBOT & THE YOUNG PHILADELPHIANS『Live In Tokyo』
- 汝、我が民に非ズ『つらい思いを抱きしめて』
◆◆◆◆◆
難解かつポップ、彼ららしさしかない40年前の傑作をアナログで
ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』
1982年12月にリリースされた8枚目のオリジナル・アルバムが40年の時を経てアナログで再リリース。時代に合わないとの理由で当時発売中止となるも、CDのみでリリースとなるなど紆余曲折のあった「曰くつき」の作品であるが、ライダーズの作品群を俯瞰して見渡しても、どの作品も一様にヒネくれていることもあり、特段に異様かといえばそんなことはなく、むしろ『カメラ=万年筆』よりはおとなしいかな、と。しっかし、「時代に合わない」とはようわからん、この先鋭性に周りはついてこれなかったんだろうな。遠く時を経た今の今でも十分にトンガってる。(オンライン:奥田)
オンライン:奥田 賢悟
- 店舗名
- オンライン
- 名前
- 奥田 賢悟
- 趣味
- 調べもの
- 好きなジャンル
- J-POP
- 愛聴盤
- 近田春夫 & ハルヲフォン『電撃的東京』
- 電気グルーヴ『A』
- フィッシュマンズ『LONG SEASON』
◆◆◆◆◆
1980年発表のカルト的名盤が米国から逆輸入でオフィシャル再発!!
あがた森魚『動物図鑑』
1972年のデビューから50年を経てなお精力的に活動を続けるあがた森魚のカルト的名盤が米国からの逆輸入でオフィシャル再発!ジム・オルークにも影響を与えたといわれる逸品で、時代を反映したテクノ・ポップ色濃厚なサウンドが痺れます。ジョイ・ディヴィジョン"She's Lost Control"をアレンジした「サブマリン」をはじめ、この後のあがた森魚復活を予感させるムードに満ちており、今まさに評価されるべき1枚!(金沢フォーラス店:米山)
金沢フォーラス店:米山 大紀
- 店舗名
- 金沢フォーラス店
- 店長名
- 米山 大紀
- 趣味
- 音楽鑑賞、日本酒
- 好きなジャンル
- ワールド・ミュージック、ハードコア・パンク
- 愛聴盤
- Los Crudos『Las Injusticias Caen Como Pesadillas(7")』
- Van Dyke Parks『Discover America』
- 早川義夫+佐久間正英+HONZI『I LOVE HONZI バイオリニストHONZIに捧ぐ』
◆◆◆◆◆
注目のロックバンド「家主」のギター/ヴォーカル田中ヤコブが届ける新たな名作!
田中ヤコブ『IN NEUTRAL 』
2ndアルバム『DOOM 』が高く評価される「家主」のギター/ヴォーカルを務める田中ヤコブの2年振りとなるソロ作。前作『おさきにどうぞ』も絶賛されましたが、今作も長いつきあいとなること必至の名作。楽器演奏/録音等をほぼ全て一人で手掛け、ビートルズ,ELO,XTC,ジェリーフィッシュなちょっと捻くれたポップ万華鏡サウンドで日々の日常を詩情豊かに描いた1枚。NegiccoのKaedeへ提供した「サイクルズ」のセルフ・カバー等での煌めくエレキ・ギターのフレージングにも思わずガッツポーズです。(商品本部:狩野)
商品本部:狩野 卓永
- 店舗名
- 商品本部
- 店長名
- 狩野 卓永
- 趣味
- 飲酒
- 好きなジャンル
- ROCK
- 愛聴盤
- WILCO『BEING THERE』
- THE BAND『南十字星』
- Van Morrison『魂の道のり』
◆◆◆◆◆
日本のJAZZを牽引するAPOLLO SOUNDSからNEWアーティスト!
和久井沙良『Time Won't Stop』
東京藝術大学音楽学部出身。の件伴奏者。すでにTK from 凛として時雨、Yasei Collectiveのサポートや、楽曲提供などを数多く行っているなか、2022年にソロプロジェクトを開始。即興も得意とする彼女のアクロバティックさと、不穏な音の重なりのなかに天啓のような美が差し込んでくる抑揚にグッときます。小田朋美、石若駿らも所属するAPOLLO SOUNDSからのリリース。モノンクル、ermhoi、ODD Foot Worksらが参加しているあたり、懐の深さと今後どこにでも広がっていける期待感もMAXです!(3)曲目のアヴァンギャルドな楽曲が個人的に◎(ららぽーとTOKYO-BAY店:滝野)
ららぽーとTOKYO BAY店:滝野多朗
- 店舗名
- ららぽーとTOKYO BAY店
- 店長名
- 滝野多朗
- 趣味
- アート鑑賞/自然派ワイン
- 好きなジャンル
- J-INDIES/ローファイ/変拍子
- 愛聴盤
- たま『汽車には誰も乗っていない 』
- くるり『ファンデリア』
- Tom Waits『The Heart of Saturday Night』
◆◆◆◆◆
タグ : マスターズチョイス
掲載: 2023年01月13日 12:00