2月24日公開:タワー店長によるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2023年2月24日公開
どこか幻想的な質感も手に入れた至高のメロディ。
Andy Shauf『Norm』
USインディが誇るメロディーメーカーでありノスタルジックインディの最高峰に静かに君臨する才能。名門〈ANTI〉からの2年振りの7作目。フォーク、カントリー等のルーツをベースとしながらも幻想的でモダンなメロディは今の時点で既にノスタルジックであり正しく至高。そして10年20年50年...その先だってきっとこのメロディが色褪せることはない。この作品はきっと長い間静かにどこかで、あなたのなにも無い日常を彩ってくれる名作。(渋谷店:武田)
渋谷店:武田 晃
- 店舗名
- 渋谷店
- 名前
- 武田 晃
- 趣味
- 料理とらーめん
- 好きなジャンル
- POST PUNK、INDIE ROCK全般
- 愛聴盤
- The Velvet Underground『The Velvet Underground & Nico』
- Joy Division『Unknown Pleasures』
- Felt『毛氈』
◆◆◆◆◆
美しく日本語を紡ぎ遊び心満天のメロディーで心躍る!
Tele『NEW BORN GHOST』
言葉の紡ぎ方がとにかく美しい!1曲聴き終わる度にまるで1つの私小説や映画を見終わったかのような満足感と、この言い回しは何を表現しているんだろう?この擬態語は?と、より深く楽曲に関して知りたくなるような何度も聴いて楽しめるアーティストです。もちろん歌詞だけでなくメロディセンスも抜群なので、貴方の目と耳で確かめてみてほしい若き才能!!(渋谷店:長岡)
渋谷店:長岡 真由
- 店舗名
- 渋谷店
- 名前
- 長岡 真由
- 趣味
- ライブ/ボードゲーム
- 好きなジャンル
- J-INDIE/J-ROCK
- 愛聴盤
- RADWIMPS『絶体絶命』
- PEOPLE1『PEOPLE』
- My Hair is Bad『narimi』
◆◆◆◆◆
夫婦シンセ・ポップ・デュオによるシューゲイズの香り漂う甘美な傑作!
Tennis『Pollen』
2011年にデビューしたパトリック・ライリーとアライナ・ムーアによる夫婦シンセ・ポップデュオ、Tennisの6作目。キュートなアライナのヴォーカルとローファイなシンセ・サウンドをベースに、クランチ気味のギターが絡む、甘美なシューゲイズの香り漂うドリーム・ポップが最高に気持ち良い傑作。どこかノスタルジックさを感じさせるメロディも秀逸。既に6作目だが、アルバムはどれも良質なので今こそ再評価を!(京都店:藤瀬)
京都店:藤瀬雅文
- 店舗名
- 京都店
- 店長名
- 藤瀬雅文
- 趣味
- おいしいお店探し、歴史探訪
- 好きなジャンル
- ほぼオールジャンル
- 愛聴盤
- The 1975『I Like It When You Sleep, For You Are So Beautiful Yet So Unaware of It』
- kiki vivi lily『vivid』
- Duke Ellington『Money Jungle』
◆◆◆◆◆
ジョン・フルシアンテ、レッチリ復帰後初のソロ作!
John Frusciante『:II.』
レッド・ホット・チリ・ペッパーズに復帰してからは初となるジョン・フルシアンテのソロアルバム!本作はレッチリの「Unlimited Love」と「Return of the Dream Canteen」と同時期に制作。レッチリのロックの曲作りから頭をクリアにさせる必要があったと語っており、トリックフィンガー名義の作品にも近しいアンビエント・エレクトロニックサウンドが心地良い!(神戸店:安波)
神戸店:安波 教道
- 店舗名
- 神戸店
- 店長名
- 安波 教道
- 趣味
- 映画鑑賞
- 好きなジャンル
- ドリーム・ポップ
- 愛聴盤
- 山下達郎『僕の中の少年 2020 Remaster』
- J Dilla『WELCOME 2 DETROIT - THE 20TH ANNIVERSARY EDITION -』
- Steve Hiett『渚にて…』
◆◆◆◆◆
HIP HOP黄金期の傑作がリリース30周年を記念して再発!
Brand Nubian『In God We Trust - 30th Anniversary』
HIP HOP史に残る90年の名盤1stアルバム『One For All』以降、グランド・プーバとDJアラモが脱退し(後に復帰)残ったメンバーで制作した裏(?)名盤と言われる93年の2ndアルバムが遂に歓喜の再発!発売から30年間、公式でのCD再発は今回が初めてで、黄金期と言われる90年代ヒップホップが存分に堪能できます!代表曲となったダイアモンド・D(D.I.T.C.)がプロデュースした「Punks Jump Up to Get Beat Down」でのニュースクール感や、メアリー・J・ブライジが参加したメロウな「Love Me or Leave Me Alone」など聴き所も多く、メンバーが2人だけになったサダトXとロード・ジャマーの本気度が伝わる力作です!(なんばパークス店:山口)
難波店:山口 勝朗
- 店舗名
- 難波店
- 店長名
- 山口 勝朗
- 趣味
- バスフィッシング、山登り
- 好きなジャンル
- ROCK/POP、SOUL/CLUB/RAP
- 愛聴盤
- Pavement『Crooked Rain, Crooked Rain』
- Mos Def『Black On Both Sides』
- Massive Attack『Mezzanine』
◆◆◆◆◆
注目の作曲家/プロデューサーYaffleの才能を堪能できる逸品。
Yaffle『After the chaos』
藤井風を筆頭に話題の日本人アーティストのプロデュースから映画音楽までを手掛ける気鋭の作曲家/プロデューサーYaffleがクラシックの老舗レーベル、ドイツ・グラモフォンよりアルバムをリリース。国立音楽大学で作曲を学んだYaffleにとってクラシック音楽は多彩な彼の音楽性を構成する一要素であり、本作でも随所にその素養が生かされているように感じます。本作品は、ヴォーカル曲とインスト曲がバランスよく収録されており、その殆どはアイスランドで録音されゲストもアイスランドの注目アーティストがずらり。「Ater the chaos」と名付けられた本作は、ジャケット写真の世界観とリンクするような繊細かつ独特の叙情性に溢れた楽曲で構成され、楽曲「Stay in the light」で始まり「Stay in the light(Reprise)」で終わる流れは、まるで一本の映画を観るような感覚で作品を堪能できます。(梅田NU茶屋町店:清水)
梅田NU茶屋町店 :清水 真広
- 店舗名
- 梅田NU茶屋町店
- 店長名
- 清水 真広
- 趣味
- 走るコト
- 好きなジャンル
- ロックなもの
- 愛聴盤
- Caribou『Sunddenly』
- OWEN『The Avalanche』
- 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
◆◆◆◆◆
天才登場!クラウス・マケラのデビュー盤
クラウス・マケラ/オスロ・フィル『シベリウス: 交響曲全集』
フィンランド出身の指揮者、クラウス・マケラの驚くべきデビュー盤はお国もののシベリウス。稀に見る逸材と評価が高い指揮者。録音時何と25歳で、2023年1月に27歳になったばかりです。既に欧米の有名オーケストラを指揮しており、2022/23年シーズンからは名門パリ管弦楽団の首席指揮者に就任。さらにロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者にも今後就任。演奏はこれまでの名盤に引けを取らないなかりか、天賦の才を感じさせる名演に仕上がっています。ぜひ一聴を。尚、待望のパリ管との初録音は「春の祭典」他で、2023年春に発売予定です。(商品開発部:北村)
ディストリビューション&レーベル事業本部:北村晋
- 店舗名
- 商品本部 商品開発部
- 名前
- 北村晋
- 趣味
- 音楽鑑賞、オーディオ、温泉、お酒
- 好きなジャンル
- CLASSIC、JAZZ
- 愛聴盤
- SOLTI&VPO『R.STRAUSS:ELEKTRA』
- BERNSTEIN&BPO『MAHLER:SYMPHONY NO.9』
- SINATRA&BASIE『IT MIGHT AS WELL BE SWING』
◆◆◆◆◆
カルトなレアグルーヴ珍盤YAMASUKIでお馴染みの鬼才による仕事集!
Daniel Vangarde『The Vaults Of Zagora Mastermind (1974-1984)』
ダフトパンクのトマの父親!にして70年代フレンチ・ディスコ界にカルトなクラシックを残したダニエル・ヴァンガルデの仕事集。腰にくるスペースディスコ(1)で幕開け、一転して哀愁のモンドが炸裂の(2)、これぞフレンチエレクトロな(5)、ヴァンガルデの変名によるヒット曲(10)、スワヒリ語によるエキゾな辺境ナンバー(14)など、実にバラエティ豊かなダンスクラシックを愉しめる内容。そして何と言ってもデタラメな日本語の響きによるカルトな珍盤(超名盤!)で知られるヤマスキによる(9)、グルーヴィーなファンクビートの中をひたすらに男の高笑いが木霊す珍妙な怪作(7)、これこそが彼が鬼才たる所以であり、正にユニークなレアグルーヴの宝庫といえるコンピ!この遺伝子がダフトパンクに繋がると考えると感動します。早くも本年度のコンピ大賞をあげたいぐらいです!(オンライン:巻本)
オンライン:巻本 拓也
- 店舗名
- オンライン
- 名前
- 巻本 拓也
- 趣味
- 馬/喫茶
- 好きなジャンル
- サイケ/NY/珍盤
- 愛聴盤
- ARTHUR RUSSELL『Love is Overtaking Me』
- MARC RIBOT & THE YOUNG PHILADELPHIANS『Live In Tokyo』
- 汝、我が民に非ズ『つらい思いを抱きしめて』
◆◆◆◆◆
銀河鉄道を知ってるかい
ヨシオ・J・マキ『the first and the last』
銀河鉄道はかつて「喫茶ロック」の文脈で再評価されたバンドのひとつ。その銀河鉄道に在籍し、同じくメンバーであったダバシュー(本田修二)とのデュオ、ギンテツでも活動するヨシオ・J・マキ(牧良夫)の29年振り!のソロ作。現在の活動拠点である米国でゴスペル・クワイアでの活動もしているマキの懐深く包むような声は小坂忠にも通じる。また、ルーツへのアプローチは細野晴臣の諸作のように軽やか。どことなく近年の元春っぽさも感じられるタイトル曲や、氏の敬愛する矢野顕子「ラーメン食べたい」のカヴァーもイイ!(オンライン:奥田)
オンライン:奥田 賢悟
- 店舗名
- オンライン
- 名前
- 奥田 賢悟
- 趣味
- 調べもの
- 好きなジャンル
- J-POP
- 愛聴盤
- 近田春夫 & ハルヲフォン『電撃的東京』
- 電気グルーヴ『A』
- フィッシュマンズ『LONG SEASON』
◆◆◆◆◆
ザ・ビートルズの素晴らしいメロディが際立つソロ・ピアノ作品!
Brad Mehldau『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles』
過去にも故アラン・トゥーサンと共演したり、レディオヘッドにオアシス、ニック・ドレイク等のカヴァーを披露するなど、ジャズ以外のフィールドでの活動や演奏も積極的に行ってきたブラッド・メルドーですが、今作ではかねてより披露してきたザ・ビートルズの楽曲を初録音、ザ・ビートルズ・カヴァー・アルバムとしてリリースしてくれました。ブラッド・メルドーならではのアレンジ、ソロ・ピアノのライブ録音だからこそ際立つメロディの素晴らしさ、繰り返し聴ける不変の1枚です。(金沢フォーラス店:米山)
金沢フォーラス店:米山 大紀
- 店舗名
- 金沢フォーラス店
- 店長名
- 米山 大紀
- 趣味
- 音楽鑑賞、日本酒
- 好きなジャンル
- ワールド・ミュージック、ハードコア・パンク
- 愛聴盤
- Los Crudos『Las Injusticias Caen Como Pesadillas(7")』
- Van Dyke Parks『Discover America』
- 早川義夫+佐久間正英+HONZI『I LOVE HONZI バイオリニストHONZIに捧ぐ』
◆◆◆◆◆
ロン・セクススミスが贈る極上のバロック・ポップ!
Ron Sexsmith『The Vivian Line 』
郵便配達員などを経て、32歳の時に遅咲きのメジャー・デビュー(95年)を果たしてからコンスタントに良作をリリースするロン・セクススミスの17作目にして最高傑作。ナッシュビルにてパワー・ポップ界隈でリスペクトされるシンガーソングライター/プロデューサー、ブラッド・ジョーンズと久しぶりに組んで制作。ストリングス、木管楽器の暖かい響きを色鮮やかに、けど華美になり過ぎないように添えたバロック~チェンバー・ポップな1枚。そして、何よりも、ポール・マッカートニー、レイ・デイヴィス、エルヴィス・コステロの系譜にいるようなグッド・メロディ&歌声がどの曲にも満ち溢れており音楽を聴く喜びに浸れます。最高。(商品本部:狩野)
商品本部:狩野 卓永
- 店舗名
- 商品本部
- 店長名
- 狩野 卓永
- 趣味
- 飲酒
- 好きなジャンル
- ROCK
- 愛聴盤
- WILCO『BEING THERE』
- THE BAND『南十字星』
- Van Morrison『魂の道のり』
◆◆◆◆◆
タグ : マスターズチョイス
掲載: 2023年02月24日 12:00