山下達郎のイマを聴く、最新で最高のアルバム
オリジナル・アルバムは実に11年ぶり。普通は待たされたなと感じるはずなのだが、シングルのリリースやアルバムのリマスター、そして毎年「クリスマス・イブ」があり、「久しぶり」という感じはない。特に近年“シティポップ”枠で語られることが多いのも事実だし、過去の名曲が色あせることはないのだが、やはり”今この時”を聴くべきアーティストなのだと思う。「LOVE'S ON FIRE」で気分もアガリ、「OPPRESSION BLUES (弾圧のブルース)」から強烈なメッセージを受ける。最新アルバムこそが彼のベストである。(タワーレコード 川津 淳一)