特別版:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉2023年間ベスト編 Vol.3
2024年1月26日公開
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
年始特別版!
今回は各マスターの2023年間ベストをご紹介!
ジャンル問わず本気で選出した至極の作品たちです!
この一枚から、音楽を掘る楽しみを味わってほしい!
LAGHEADS『Where is "LAGHEADS"?』
彼らの名前を知らなくても、知らずのうちに彼らが演奏した音楽は絶対に聴いているはず、と断言できるほど、藤井風~KIRINJI~あいみょん~ずとまよなどトップアーティストに愛されるミュージシャンによるバンドの2ndアルバム。個人的にバックミュージシャンを掘ることで音楽を聴く幅がぐっと広がってきた経験もあり、こういう(ジェイムステーラーのバックバンドで結成されたThe Section的な)スペシャルバンドが大好きで2023年一番聴きました。本作に客演しているアーティスト(kiki vivi lily、マハラージャンなど)~LAGHEADSとして参加している大和田慧などいろいろと掘る楽しみをこの一枚から! (松本)
渋谷店:松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
メランコリックなメロディが心を掴むファド・アルバム。
小暮はな『ジャカランダ』
まるでジブリ映画のエンディング・ロールに流れているような「ジャカランダの花」のメランコリックなメロディに胸をわしづかみにされる小暮はな最新作『ジャカランダ』。ポルトガルの民族歌謡「ファド」に基づいた編成と楽曲に日本語による昭和歌謡のような懐かしさが融合し、遠い昔の記憶を追想するようなアルバムです。(熊谷)
新宿店:熊谷 祥
- 趣味
- 音楽鑑賞、読書、美術鑑賞、競馬、お酒
- 好きなジャンル
- HR/HM,ROCK,JAZZ,CLASSIC,BLUES
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
破竹の勢いで走り続ける5人組の2nd EP。
NewJeans『Get Up: 2nd EP』
2022年に発売された1st EPでは往年のR&Bを彷彿させつつ人懐っこいメロディーに完全に包み込まれ、「Ditto」ではボルチモア風ビート+儚く可愛げな歌声・メロディーを披露。待望の今作EPはというと、前述の「Ditto」やタイアップ曲「ZERO」は未収録となったが、心配はよそにそのユニークかつ多様なトレンディーなビート、音楽性で一気にグローバルを席巻。MVの世界観も一環したコンセプトでどれも圧倒的な完成度。サマソニでの激熱(暑)パフォーマンスも含め年間ベストという事で。(柴野)
池袋店:柴野 直史
- 趣味
- 音楽鑑賞、ジョギング、読書
- 好きなジャンル
- SOUL/CLUB/RAP
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
JAGUARの続編は2023年TOP R&Bアルバムの1枚!!
Victoria Monet『Jaguar II』
2023年のR&B作品の中でも最も高く評価されている1枚はアトランタ生まれ、カリフォルニア育ちのVictoria MonetのJAGUARの続編となるII。Rodney Jerkins門下生としてキャリアを積み、Nas、アリアナ等の作品に参加し2015年にNightmares & Lullabies Act 2でデビュー。その後数枚の作品をリリースしキャリアを磨き、今作をリリースした訳だが、近年稀に見るバランスの取れた作品に仕上がる。ノッケのLucky Dayeが参加した心地良くもアッパーな(1)で一気に魅力爆発。Buju参加の心地レゲエフレイヴァ―な(3)、ピンプアンセム(5)、とろける最高の(6)、レイドバックした(7)、(9)も素晴らしい。アルバムトータルで捨て曲一切なしの恐ろしい程完成されたアルバム。(島崎)
名古屋近鉄パッセ店:島崎 秀之
- 趣味
- VINTAGE TEE Diggin'/サウナ巡り
- 好きなジャンル
- BLACK MUSIC
- 私を構成する3枚
- Metro Boomin『Heroes & Villains』
- Kendrick Lamar『Mr. Morale & The Big Steppers』
- Travis Scott『Astroworld』
◆◆◆◆◆
偉大なる音楽家、最後のオリジナルアルバム。
坂本龍一『12』
体力がつきるまで。。病と向き合いながら最後まで日常を音にして綴った教授のラスト・オリジナル・アルバム。2023年もたくさんの音楽を聴くことができたが2023年個人的にはこの作品に尽きる。具体的なテーマやコンセプトなど無くピアノとシンセサイザーを気ままに操り綴られたスケッチ的な楽曲、教授のありのままが音として表現され最後まで音楽家であり続けた坂本龍一がそこに居る。たくさんの作品を通してたくさんの事を教えてくれた教授、ご冥福を祈りながらこれからも聴き続けていきます。(吉原)
札幌パルコ店:吉原 裕也
- 趣味
- ハイキング/サイクリング
- 好きなジャンル
- SOUL/HIP HOP/CLUB/邦楽
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
オリジナルメンバーで作り上げた新たなマスターピース!
くるり『感覚は道標』
2002年の名盤『THE WORLD IS MINE』以来にオリジナルメンバー3人が集結!『くるりのえいが』でも生々しく描かれていたように、全曲が3人のジャムセッションから出てきたアイデアを発展させて生み出されたもの。ブリティッシュロック、ブルース、サンバなどをぐるりと横断するオルタナティヴ・サウンドが、伊豆スタジオのヴィンテージな出音で心地よく響く。メランコリックな名曲(4)に加え、「ばらの花」オマージュの(3)、「ハイウェイ」の続編を思わせる(12)など往年のファンをにやりとさせる楽曲も。原点回帰かと思いきや、不思議と今の感覚にバチっとハマる、2023年を代表する名作。やっぱりすごいぞ、くるり。(八木)
池袋店:八木 真彦
- 趣味
- サッカー観戦/アイドル
- 好きなジャンル
- NEW AGE/ROCK
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
15年ぶりのオリジナルアルバム!!
Extreme『シックス』
お得意の高揚感を煽る1曲目からVan Halenを彷彿させる(3)など「こんなにストレートな曲を演るの?」と以外(失礼!)な喜びを感じ、全編に渡り以前より難解度は低いがキャッチ―な曲が占めている事にまた大喜びの1枚!全編に渡って冴えまくるヌーノのギターが痛快!1曲目からお得意の看板フレーズを惜しげもなくバシバシ決めまくり、エディ・ヴァン・ヘイレンを彷彿させる熱いプレイが満載!!ゲイリーのVO、独特なリズム隊も健在というより絶好調でBAND一丸となった充実感が味わえるALBUMでした!(三村)
アリオ亀有店:三村 優
- 趣味
- 猫と遊ぶこと
- 好きなジャンル
- ROCK,SOUL
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
from OSAKA!唯一無二のポップバンド!
Subway Daydream『RIDE』
すでに大阪では話題のSubway Daydreamによる2023年発売の1stフルアルバム。オルタナティブ/インディロックがベースにありつつも、最高級のポップネスに。vo.たまみ さんの伸びのある歌声にメロディーがとても良い相性でとにかく最高。ギターポップ、パワーポップ好きにもおススメの1枚です!(森田)
セブンパーク天美店:森田 祐介
- 趣味
- 運動/飲酒
- 好きなジャンル
- ALL
- 私を構成する3枚
- Velvet Crush『Teenage Symphonies To God』
- Brainpool『Painkiller』
- 桜エビ~ず『octave』
◆◆◆◆◆
この1枚(作品)に詰め込まれたGRAPEVINEサウンドに脱帽!
GRAPEVINE『Almost there』
乾いたギターのカッティングのオープニングからROCK、R&B、Soulなど目眩くGRAPEVINEサウンドが展開されていく。心地よく美しいメロディに唯一無二のギターアレンジが融合し聴覚が「整う」ポイントが満載!メジャーデビュー26年目を迎えても尚サウンドへのこだわり(探求心)がひしひしと伝わってくる。「このサウンドをライブ(生)で聴きたい!」と思わせてくれる作品です。(小室)
グランツリー武蔵小杉店:小室 雅哉
- 趣味
- 温泉、車、食、テレビ
- 好きなジャンル
- 90年代~00年代音楽
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
進化し続けるミクスチャーな音楽性、まさに磁石のように惹きつけられる作品!
Kroi『MAGNET』
初の武道館公演もSOLD OUT、さらなる高みへ躍動するKroiのEP。あらゆる音楽ジャンルを昇華した独自のKroi節には毎度圧倒されるが、本作もまた然り。ファンクなビートが根底にありつつコズミックなサウンドが楽しい、ラップと美しいメロディーラインが交互に押し寄せる(3)Cosmic Pillow。ダイナミックなサビと小気味よいラップの緩急、最後はロックに終わるという予想できない展開の(4)Hard Pool。Kroiが生み出す音楽の可能性に驚かされた1枚!(佐々木)
オンラインMD企画・運営部:佐々木 千暁
- 趣味
- 散歩/ライブ
- 好きなジャンル
- J-POP
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
力強くも穏やかに。どんな時でもどんな自分にも寄り添う1作。
カネコアヤノ『タオルケットは穏やかな』
キャリアを重ねてもカネコアヤノは今が一番最高なんだと実感した作品。サイケ・インディーフォーク調の楽曲など音楽の多様性はそのままに、今作はこれまで以上にそっと隣に寄り添ってくれるようなボーカルと、誰もが抱く弱さを抱擁するような暖かい歌詞に魅力を感じる。力強さと儚さが共存する(8)「こんな日に限って」、表題曲(9)「タオルケットは穏やかに」の並びで涙腺が崩壊。この先一生聴くことになるであろう大名作。(久保山)
商品本部 商品統括部:久保山 拓耶
- 趣味
- 野球観戦
- 好きなジャンル
- J-POP/PUNK
- 私を構成する3枚
◆◆◆◆◆
タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年01月26日 12:00