「School Of Metal 2024!HR/HM基礎講座」と題して、歴史を学ぶ入門編とも言える名盤たちを紹介!毎月11日はHARD ROCK HEAVY METALの日🤘
メロイックサイン🤘をすると11に見える、ということで毎月11日は“ハードロック・ヘヴィメタルの日”!桜も咲き乱れる中、期待と不安が交差する新生活の始まりには…HARD ROCKとHEAVY METAL!
今月は入学や進級など新しい学校生活が始まる4月に相応しく、 “School Of Metal 2024!HR/HM基礎講座” と題して、歴史を学ぶ入門編とも言える名盤をご紹介!
これからHR/HMを聴き始める方へまずは最必修科目10枚をピックアップ!
①Deep Purple 『Machine Head』
まずはこのリフを聴いたことがなければモグリと罵られかねないレベルの名曲「Smoke on the Water」を収録した名盤オブ名盤、Deep Purpleの『マシン・ヘッド』。当初レコーディングで使用する予定だったモントルー・カジノが火災で全焼したことをきっかけに永遠の名曲が生まれたというエピソードはぜひ覚えおくべし!ここはテストにも出るぞ!
②Ozzy Osbourne『Blizzard of Ozz』
続いては、ブラック・サバス脱退後ソロ名義では初となったアルバム『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』。契約上の問題などからソロ名義となったが、本来は作品名がバンド名となるはずだったというエピソードも興味深いが、ランディ・ローズの出世作となった重要作という事実も外せない。
③Iron Maiden『The Number Of The Beast』
Iron Maidenからは、ブルース・ディッキンソン加入後初のアルバム『魔力の刻印』をピックアップ。ブルースという強力な個性を獲得し、アメリカへの浸透を決定付けたバンドの転換点の作品となる。バンド・ロゴとグラフィックを施したオリジナル仕様のジャンボ機を自ら操縦しワールド・ツアーを回るというバンドの強烈な個性もブルースの持つ航空機パイロットという側面によるもの。
④Judas Priest『Screaming for Vengeance』
Judas Priestからは『復讐の叫び』をピックアップ。ジャケットに描かれているのはバンドのコンセプトを具現化した “機械鳥ヘリオン”。冒頭曲「ヘリオン」から「エレクトリック・アイ」への流れはライヴでもよく続けて演奏されるバンドにとっても重要なパートになっている。
⑤Metallica『Master Of Puppets』
そして、そろそろ音楽の教科書にも載るとか載らないとか噂されるのがMETALLICAの『メタル・マスター』。原題『Master of Puppets』を略してマスパペと呼ぶ人もいる。「バッテリー」「メタル・マスター」はバンドの定番曲として抑えておきたいところ。ベーシストのクリフ・バートンの遺作となったこともまた外せない要素でもある。
⑥Guns N' Roses『Appetite For Destruction』
そしてリリース直後から過激なイラストのジャケット・デザインが全米の人権団体などからの抗議の的となり変更を余儀なくされるなど、デビュー作にも関わらずすさまじい話題性でリリースから1年をかけて全米1位のセールスを記録したモンスター作品がGuns N' Rosesの『アペタイト・フォー・ディストラクション』だ。ウィットが効いたこのタイトルは当初ジャケットに採用されたイラストにもともとつけられていたタイトルから来ていて、しかもそのジャケットは圧力で変更され、タイトルが作品の象徴となったことは皮肉な結果と言えるだろう。実際にはイラスト自体はブックレットの内面に移動して使われ続けたのも面白い。
⑦AC/DC『High Voltage』
英米だけでシーンが動いている訳ではない。オーストラリアから世界的バンドへと駆け上がったAC/DCの世界デビュー作『ハイヴォルテージ』は、オーストラリア国内でリリースされた1stアルバム『ハイヴォルテージ』から2曲、2ndアルバム『T.N.T.』から7曲をチョイスしてパッケージされた。2枚から厳選して1枚にまとめられたんだから、濃い作品に仕上がっているのも当然と言えるのかもしれない。
⑧Def Leppard『Pyromania』
最終的に全世界で1,000万枚以上を売り上げた大ヒット・アルバムであり、バンドの世界的な人気を決定付けることとなった、Def Leppardの3rdアルバム『炎のターゲット』。この作品を礎に、続く「ヒステリア」で2,500万枚以上のセールスを記録するなど、バンドは黄金期を迎えた。
⑨Manowar『Battle Hymns』
“偽メタルに死を”を合言葉に真のヘヴィメタルを追求するManowarのデビュー作『バトル・ヒムズ』も外せない。収録曲「Manowar」をライヴのオープニングで必ず演奏するなど、バンドの原点として今も強い存在感を放ち続けている。
➉Pantera『最強-ベスト・オブ・パンテラ』
最後は2022年の再結成と翌年の来日も記憶に新しいPanteraの『最強-ベスト・オブ・パンテラ』を取り上げる。評価が確立されたフィリップ・アンセルモ加入後の作品からセレクトされたベスト盤。これを聴けばまさに最強と称するに相応しいPanteraの姿を後からでも追いかけるのにも最適だろう。
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“School Of Metal 2024!HR/HM基礎講座”、本日はここまで!新しいことを始めるのに最適なこの時期に、改めて歴史を学んでみてはどうだろうか。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM) HR/HMの日
掲載: 2024年04月10日 16:11