5月24日公開:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2024年5月24日公開
アンダーグラウンドの伝説による早すぎた大名盤!
MF Doom『OPERATION: DOOMSDAY』
不遇なアーティスト人生に終止符を打つべく、地の底から鉄仮面と共に蘇ったデビュー作であり復帰作!SADE②からアニソンまでを飲み込む異次元のセンスは、メロウで洒落た質感でありながら、むせ返る程にスモーキー。J DillaやMadlibらは勿論、Tyler,The Creator、Playboi Cartiにまで影響を与えた功績はATCQやNasをも凌ぐ新世代のHIPHOPクラシックに相応しい。(常谷)
渋谷店:常谷 卓
- 趣味
- adidas、Cazal
- 好きなジャンル
- HIPHOP、ネタもの
- 私を構成する3枚
- The Roots『Do You Want More ?!!!??!』
- Group Home『Livin' Proof』
- V.A.『Connect vol.1』
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感動!まだ残っていたホーム・デモがついに明らかに
Pete Ham『Gwent Gardens』
バッド・フィンガーの故ピート・ハムといえば90年代後期、2010年代初頭にデモが発掘されたが、まだ存在していた!ピート・ハムのバイオグラファーであり音源を守ってきた故ダン・マトヴィーナがアーカイヴしていたものであるという。ギター、ピアノ、キーボードでの弾き語りスタイルで、本当にデモというような素材的音源もあるのだが、あらたにピート・ハムの音源が聴けるだけでも感動的である。(中上)
新宿店:中上 雅夫
- 趣味
- 読書
- 好きなジャンル
- ROCK
- 私を構成する3枚
- The Scruffs『Wanna meet The Scruffs?』
- Plimsouls『One Night In America』
- Tommy Hoehn『Spacebreak』
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ホセ・ジェイムズから愛される若き天才ドラマーのデビュー作。
Jharis Yokley『サムタイムス、レイト・アット・ナイト』
過去にはソランジュ、チャンス・ザ・ラッパーなどと共演、ホセ・ジェイムズのバンドでも活躍をする若き天才ドラマー=ジャリス・ヨークリーが、初のヴォーカルにも挑戦したデビュー作。BIGKYUKIによるダイナミックで即興的なシンセの演奏と、ヨークリーの強烈でタイトなドラムを初っ端からくらい、思わず眩惑してしまう楽曲たち。彼女と別れをテーマにしたタイトルが並ぶ中、気になるのは某有名ゲームキャラクターの名を冠した⑧。才能が溢れる鮮烈な一枚。(加藤)
広島店:加藤 信喜
- 趣味
- 散歩/スパイスカレー/島巡り
- 好きなジャンル
- J-POP、ROCK/POP、ピアノ曲
- 私を構成する3枚
- Chilly Gonzales『Ivory Tower』『Ivory Tower』
- ルネ・ラルー『ファンタスティック・プラネット』
- Gus Dapperton『Where Polly People Go to Read』
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アーティスティックで独創的でキャッチーなラッパー
Tierra Whack『World Wide Whack』
地元フィラデルフィアで話題となり、アーティスティックで独創的なミュージック・ビデオがグラミー賞にノミネート。アンダーソン・パーク、ビリー・アイリッシュなどに絶賛され、ビヨンセやリル・ヤッティへ客演するなど注目を集めるティエラ・ワックの2作目。独特なビートと前衛アート感も反映したカラフルな音像の中で自由に声を乗せていく。90‘sニュースクールの流れを感じさせる2~3分弱のコンパクトにまとめられた楽曲がアルバム通してポップで軽やかな印象を作り出す子気味良い作品(寺本)
神戸店:寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 私を構成する3枚
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Smif-N-Wessun『Dah Shinin'』
- Galaxie 500『Today』
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流線形→RYUSENKEI。名前は変われど普遍の「シティーミュージック」です!
RYUSENKEI『ILLUSIONS』
【ほぼサブスク未解禁!】 昨今のCITY POPブームのずっと前から、グッドな「シティーミュージック」を作り続けてきた クニモンド瀧口氏。女性ヴォーカルを「正式メンバー」として迎え「ALFA」からリリースというところに気合を感じます…! その勢いもうなづける、実にのびやかで豊か、普遍の「シティーミュージック」。 AOR~Light Mellowファンをニヤリとさせる演出も随所に仕込まれときめきは最高潮。 巷にあふれるシティポップ「風」とは一線を画すホンモノの音楽をぜひ。(松本)
横浜ビブレ店:松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 私を構成する3枚
- サザンオールスターズ『Young Love』
- James Taylor『One Man Dog』
- Laura Allan『Laura Allan』
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インスト・ファンクの雄!結成25周年を飾る名盤
The New Mastersounds『Old School』
エディ・ロバーツ率いる最狂インスト集団の結成25周年となる2024年作。タイトルが示唆する通り、彼ら唯一のヴィンテージ音質を体現した"古さ"や"クラシック"なサウンドを、押し付けるでも、頑固な訳でも、ルーツ回帰でもなく、自身達の根幹を現行に立ち昇らせるべくブーガルー、ソウル・ジャズ、ルーツ・レゲエ、ガレージなど縦横無人に腰へ最短距離で届くファンクを披露。(黒田)
梅田NU茶屋町店:黒田 朋規
- 趣味
- 興味と美味の探索
- 好きなジャンル
- 全般
- 私を構成する3枚
- ジミ・ヘンドリックス『BBC』
- グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
- エレファントカシマシ『生活』
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憂いを帯びた多彩なヴォーカルが一層際立つ傑作!
Charlotte Day Wilson『Cyan Blue』
パティ・スミスが代表曲『Work』をカバーしドレイク、ジョン・メイヤー、ジェイムス・ブレイクらが挙ってサンプリングする等、各方面から注目を浴びるSSWによる2nd。アコースティックとエレクトロニックの絶妙なブレンドが洗練されたムードを作り出し、深くスモーキーな歌声はSadeをも彷彿とさせる。スムースに曲が紡がれていくなか、中盤に組み込まれた歴史的名曲「Over The Rainbow」もハマってます。②、③、④、⑪、⑫がオススメ(山本)
久留米店:山本 祐介
- 趣味
- 読書、写真、スイーツ
- 好きなジャンル
- POPS、SOUL、JAZZ、FUNK
- 私を構成する3枚
- Stevie Wonder『Music Of My Mind』
- Donny Hathaway『Live』
- John Mayer『Continuum』
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このサウンドを浴びて身を委ねればととのいます!
Tempalay『((ika)) 』
Tempalay、3年ぶり5枚目のフルアルバム。なんでしょうか聴く者の「ツボ」をついてくるサウンドセンスや癖になるメロディーに乗せたヴォーカルの浮遊感など前作以上に高揚感が分泌されます。今作の初回限定盤には2024年2月1日(木)に開催されたO-EAST公演の模様を収録した映像作品「目撃者X」Blu-rayディスクが付属されていて、聴いて、視て、Tempalayの世界にどっぷり浸かってととのって下さい!(小室)
イオンレイクタウン店:小室 雅哉
- 趣味
- 温泉、車、食、テレビ
- 好きなジャンル
- 90年代~00年代音楽
- 私を構成する3枚
- スーパーカー『HIGHVISION』
- フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』
- レディオヘッド『The Bends』
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坂本龍一と大貫妙子の“ジャパニーズ・ニュー・クラシカルソングス”
大貫妙子/坂本龍一『UTAU』
2010年に発売された坂本さんのピアノと大貫さんの歌だけで構成された歌曲集。坂本さんが紡ぐ旋律に大貫さんの凜とした声がぴったりと寄り添いお互いが持つ音楽の美しさを引き立てあう。プログラムにあまりにも自然に現れる三木露風の“赤とんぼ”がこのアルバム全体の叙情性を際立たせる“ジャパニーズ・ニュー・クラシカルソングス”といえる作品。(油座)
郡山店:油座 友里恵
- 趣味
- 川、寺、本、食
- 好きなジャンル
- バンド、歌
- 私を構成する3枚
- スピッツ『ハチミツ』
- バーバラ・ボニー『ヴォルフ&R.シュトラウス:歌曲集』
- ヒグチアイ『最悪最愛』
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1971年作、仏教meetsサイケデリック・ロックなオブスキュア盤がアナログ・リプレス!
PEOPLE『Ceremony Buddha Meet Rock』
アウトキャストのオルガン奏者・穂口雄右らGS~ニューロックファン垂涎の面子によるサイケデリック・ロック裏名盤。BPMゆったりめ、お経や鳥の鳴き声等自然音をMIXした構成はアンビエントなレアグルーヴとも読み解けて実に「今」的!ゲタの足音からシンフォニックな16ビート・ジャズロックに展開する①からグッと引き込まれます。帯付きでのリプレスに涙。(小山)
オンラインMD企画・運営部:小山 健
- 趣味
- レコード収集、モダン建築巡り
- 好きなジャンル
- 60年代よりのレア・グルーヴ
- 私を構成する3枚
- James Brown『Gettin' Down To It』
- Salami Rose Joe Louis『ズラティー・ソース・ネフュー』
- 坂本龍一『オネアミスの翼』
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『Dummy』の衝撃から30年の節目に届いた初ソロ作
Beth Gibbons『Lives Outgrown』
ポーティスヘッドのヴォーカリストとして知られるベス・ギボンズ、初のソロ・アルバム。トーク・トークのリー・ハリス、最近ではザ・ラスト・ディナー・パーティーも手がけたジェームス・フォードの3人で制作された本作。グループを特徴づける要素の一つであるブレイクビーツは影を潜め、③⑤⑥辺りのパーカッシヴなサウンドとアコースティック主体なアレンジが印象に残る仕上がり。初期ポーティスのムードを感じる②も、ナチュラルな歌唱と相まってメランコリックに響きます。じっくり時間をかけて味わい尽くしたい作品。(廣川)
商品本部 商品統括部:廣川 奏
- 趣味
- 料理/ラジオ/読書/動物園・水族館巡り
- 好きなジャンル
- INDIE ROCK/ACID FOLK/AMBIENT
- 私を構成する3枚
- The High Llamas『Hawaii』
- Vincent Gallo『When』
- SAKEROCK『ホニャララ』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年05月24日 12:00