6月7日公開:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2024年6月7日公開
白昼夢系ドリームポップも飲み込んだ感動のオルタナラブソング。
Bnny『One Million Love Songs』
ジェシカ・ヴィシャス率いるシカゴの4人組。プロデュースにスネイル・メイル、ウェンズデイを手掛けてきたアレックス・ファラーを迎えた2作目。例えるならよりオルタナなマジースター。儚くも美しいメロディライン、白昼夢を漂うようなドリーミー、スロウコアの如く研ぎ澄まされた質感、オルタナな退廃的空気感、そしてタイトルからもわかるラブソング的要素もあり、ある種USインディ、オルタナのひとつの到達点といっても過言ではないほど。少女の熱い想いが痛いほどに伝わる感動の名作。(武田晃)
渋谷店:武田 晃
- 趣味
- 中華料理(作る/食べにいく)
- 好きなジャンル
- NEW WAVE,POST PUNK,INDIE ROCK
- 私を構成する3枚
- JOY DIVISION『Unknown Pleasures』
- Nick Cave & The Bad Seeds『Tender Prey』
- Felt『美の崩壊』
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おっさんのココロにブッ刺さる名フレーズ連発!
六角精児バンド『ともだちのうた』
ダウンホームなカントリー・ブルースに酒やギャンブル、老いや鉄道愛など、生活の葛藤や人生の滓を苦み走った描写で歌い、一部で(笑)絶大な人気とゆるい共感を集める六角精児バンドの5年ぶりとなる3作目。今作でも佐藤良成(ハンバートハンバート)や伊藤大地(グッドラックヘイワ、ex.SAKEROCK) など名うてのミュージシャンが集結。齢を重ねたオジサンにしか歌えないじんわり五臓六腑に染みわたる名演・名フレーズの連発!(TANAKAHMANN)
新宿店:TANAKAHMANN
- 趣味
- 路地裏散歩で猫と仲良くなること。
- 好きなジャンル
- 中古レコード全般。広く浅く、たまに深く。
- 私を構成する3枚
- LEWIS『L'Amour』
- COWBOY JUNKIES『The Trinity Session』
- Lesley Duncan『Moon Bathing』
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ヴァンパイア・ウィークエンドのオープニングアクトも務めたLA産バンド
Wallows『Model』
LAを拠点に活動する3ピース・ロックバンド、ワロウズの通算3作目。ヴァンパイア・ウィークエンドのオープニングアクトも務めた事もあり、前作で既に知名度を大きく上げている彼ら、本作でもモダンとレトロが同居したようなスタイリッシュなロック・サウンドは、ウィーザーあたりの質感を彷彿とさせてくれる。抜群のメロディーセンスが濃縮されたセカンドシングル「Calling After Me」あたりからまず聴いてほしい。(木原)
仙台パルコ店:木原 鎌介
- 趣味
- スーパー銭湯、NBA/サッカー/プロレス観戦
- 好きなジャンル
- SOUL/HIPHOP/CLUB/JAZZ
- 私を構成する3枚
- Joe Claussell『Un.Chained Rhythums Vol.1』
- The Isley Brothers『Givin' It Back』
- 白木秀雄クインテット『Plays Bossa Nova』
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多彩なサウンドに舞い、歌詞をもって刺す。変化を恐れぬ7th
NakamuraEmi『KICKS』
コロナを経て、大きな変化をもって完成させた前作『Momi』、そこから更に音楽性を拡張させた今作『KICKS』。その変化は、作詞/作曲の欄にプロデューサーで共同制作者であるカワムラヒロシの名前が増えたことからも明らか。アリの名言から口火が切られる(1)、Mummy-D(3)、伊澤一葉(6)、XinU(8)といったゲスト陣も彩り鮮やか。それでもってNakamuraEmiの原液感が薄められたかと言えば全くの否。寧ろそのメッセージ性はより色濃くなり心を動かす。(塚元)
名古屋パルコ店:塚元 雄太
- 趣味
- キャンプ、料理、食材探し
- 好きなジャンル
- CLUB/TECHNO
- 私を構成する3枚
- Oneohtrix Point Never『Replica』
- DJ Shadow『Endtroducing』
- 矢野顕子『Super Folk Song』
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NewJeans好き必聴!溜息が出るほどカッコイイ韓国R&Bシンガー・ソングライター!
Jiselle『セラピー・セッション・デラックス』
韓国の注目R&BシンガーJiselle(ジゼル)が2022年に発表をした自身初のEP『Therapy Session』に新たに数曲追加して日本初フィジカル化!歌い上げすぎない透明感のあるボーカルに直近の宇多田ヒカル作品にも通じるようなオルタナティブで洒脱なトラックが最高。内外で活躍をするアーティストのNOAが参加する新曲“Bad Time(④)”も追加収録。New Jeans、Keshi、Jojiらアジア発オルタナR&Bの系譜のひとつに挙げられる逸品だと思います!(清水)
梅田NU茶屋町店:清水 真広
- 趣味
- 走ること
- 好きなジャンル
- INDIE ROCK/JAZZ
- 私を構成する3枚
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大阪 豊中発!自称ハイブリッド・ロック・バンド?シーン大注目BANDの初フルアルバム。
Bye-Bye-Handの方程式『ソフビ [CD+DVD]』
いよいよ、その存在が頭角を現してきたシーン注目の4人組。初のフルアルバムは自身が語るには現在の集大成的なアルバムとのこと。初期衝動丸出しだけど、青臭さはさほど感じさせずにパワフルかつフレッシュ。加えて楽曲は性急で一気に聞かせつつも秀逸なメロディーも持ち合わせており聴いた後はLIVEが見たくなる事必至!LIVE映え間違いなし。(三村)
なんばパークス店:三村 優
- 趣味
- 猫と遊ぶこと
- 好きなジャンル
- ROCK,SOUL
- 私を構成する3枚
- Tom Petty & The Heartbreakers『Southern Accents 』
- Elliott Murphy『Murph The Surf 』
- The Rolling Stones『Dirty Work』
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最強3トップと最高の客演陣が織りなすグルーヴィーサウンド!
Ovall『Still Water』
origami PRODUCTIONS発の天才3ピースHIP HOPバンド=Ovallの実に5年ぶりとなる最新作!新作発売というトピックだけでに留まらず、錚々たる客演陣のクレジットが傑作誕生を予感させる。レーベルメイトであるNenashiを迎えたグルーヴィーな⑦をはじめ、SIRUP節が存分に発揮されたフリージャズのようなアッパーサウンド②、オープニングトラックの大役を務めるダンサブルなファンキーチューン①は言わずもがな彼ららしさ全開の小気味よい音像を体感できる!(東矢)
金沢フォーラス店:東矢 宏一
- 趣味
- 嫁・娘、MLB・アニメ・お笑い鑑賞
- 好きなジャンル
- ブラックミュージック(黒いもの全般)
- 私を構成する3枚
- nujabes『modal soul』
- 瘋癲『FLIP HOP』
- m-flo『Planet Shining』
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青く透き通る、オトナのドリーミーポップ
The Marias『Submarine』
プエルトリコ生まれアトランタ育ちの紅一点ヴォーカルMaria Zardoya率いるLAのインディーポップバンド、The Marias待望の2ndアルバム。デビュー作「シネマ」('21)でも魅惑の渦を巻き起こした、唯一無二の幻想的なロマンティックポップが、新しい扉を開きその奥深くへと引き込んでいく!艶やかなオトナの色気が溢れ出るヴォーカルと洗練された美しい旋律にはっとされる至極の1枚。(土井)
あべのHoop店:土井仁志
- 趣味
- スターウォーズ、相撲観戦
- 好きなジャンル
- 90~ゼロ年代ROCK、POP
- 私を構成する3枚
- PIXIES『Bossanova』
- My Vitriol『Finelines』
- never young beach『fam fam』
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これぞミュージック・ダイバーシティ!音楽の自由さを楽しめる傑作!
ego apartment『ku ru i』
メンバーそれぞれ違う音楽的なバックグラウンドを巧みにクロスオーバーさせた奇跡の3ピース、エゴ・アパートメントの2ndフルアルバム!ロック、ソウルなどさまざまな音楽要素をジャンルレスでグッドセンスなトラックとタイプの違うツインボーカルで表現し、バラバラのようで統一感ある自由さに磨きがかかったマスターピース!英詩、日本語詩がメロディーと調和した音の響きとなって心地良く、海外人気の高さも納得です!(山口)
アミュプラザ博多店:山口 勝朗
- 趣味
- バスフィッシング、山登り
- 好きなジャンル
- ROCK/POP、SOUL/CLUB/RAP
- 私を構成する3枚
- Pavement『Crooked Rain, Crooked Rain』
- Mos Def『Black On Both Sides』
- Massive Attack『Mezzanine』
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現行アシッドフォークの女王が魅せる儚くも美しい新世界!
Jessica Pratt『Here In The Pitch』
繊細かつ神秘性のあるコケティッシュな歌声と、アコースティックなサウンドで、70年代名盤さながらの高純度なアシッドフォークを奏でるSSWジェシカ・プラットの最新作。今作は従来の弾き語り中心のサウンドに、壮大なオーケストラ・アレンジが加わり、ノスタルジックな60年代ポップス味が増加。『ペットサウンズ』に影響を受けたと解説にあるよう、カリフォルニアの風やトロピカルなムードもほんのり感じつつ、闇の中を儚く揺らめく稀有な歌声と個性による美世界を更に深く広げた新機軸で、メランコリックなジャケの空気感を見事に描いた傑作!ヴァシュティ・バニヤン等のアシッドフォーク好きは勿論、今作の何とも形容し難い儚さとロマンスはツインピークスで知られるジュリー・クルーズ好きも注目です!(巻本)
オンラインMD企画・運営部:巻本
- 趣味
- 馬/喫茶
- 好きなジャンル
- サイケ/NY/珍盤
- 私を構成する3枚
- ARTHUR RUSSELL『Love is Overtaking Me』
- MARC RIBOT & THE YOUNG PHILADELPHIANS『Live In Tokyo』
- 汝、我が民に非ズ『つらい思いを抱きしめて』
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エレクトリック・ギターのざらついた響きと凛とした歌声に惚れてしまう名盤!
Margaret Glaspy『ECHO THE DIAMOND 』
ブルックリンをベースに活動するシンガーソングライター/ギタリスト、マーガレット・グラスピー。デビュー作「Emotions and Math 」で高い評価を得た彼女がパートナーである名ジャズ・ギタリスト、ジュリアン・ラージを共同プロデューサーに迎え制作された3作目。余計な装飾を剥いだエレクトリック・ギターのざらついた響きと凛とした歌声に思わずガッツポーズの名盤です。(狩野)
商品本部 商品統括部:狩野 卓永
- 趣味
- 飲酒
- 好きなジャンル
- ROCK
- 私を構成する3枚
- WILCO『BEING THERE』
- THE BAND『南十字星』
- Van Morrison『魂の道のり』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年06月07日 12:00