6月21日公開:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2024年6月21日公開
ブラジルの"Cleo Sol"?!
Silvia Machete『Invisible Woman』
この作品がUSやUKのメジャーレーベルからリリースされていたら…と思わずにはいられない、現行ブラジルシーンを決定づける1枚!各メディアの年間ベストに選出されたアナ・フランゴ・エレトリコと同一プロデューサーによる70年代ソウル愛に満ちた質感と穏やかな歌声は、ダイアナ・ロス~ミニー・リパートン好きにもオススメ!ブギーな(6)からアントニオ・カルロス・ジョビンのカヴァー(8)まで国境を超えて聴かれるべきネオソウル傑作の誕生!!(常谷)
渋谷店:常谷 卓
- 趣味
- adidas、Cazal
- 好きなジャンル
- HIPHOP、ネタもの
- 私を構成する3枚
- The Roots『Do You Want More ?!!!??!』
- Group Home『Livin' Proof』
- V.A.『Connect vol.1』
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バッドフィンガー関連の発掘が活発化!トムの未発表もついに。
Tom Evans『I Am Myself』
ピート・ハムに続きトム・エヴァンスの未発表が2024年になって突如発掘。主にギターの弾き語りスタイルで録音されたホーム・デモを中心とした21曲で、そのうち2曲はアイヴィーズ(バッドフィンガー)によるものだとか。デモゆえにシンプルなのは当然でありますが、それゆえにメロディの良さが際立っていると言えます。ピート・ハムもですが、悲劇的な最期であったにせよ、彼らの残した音源の美しさは永遠ですね。(中上)
新宿店:中上 雅夫
- 趣味
- 読書
- 好きなジャンル
- ROCK
- 私を構成する3枚
- The Scruffs『Wanna meet The Scruffs?』
- Plimsouls『One Night In America』
- Tommy Hoehn『Spacebreak』
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完成された唯一無二の浮遊感。
睡眠船『みずのゆくえ』
2022年結成、東京を拠点に活動する3ピースバンド"睡眠船"による5曲入りの1stEP。多重録音やミックスにこだわり、時間を掛け丁寧に作られたという本作が醸し出す絶妙な浮遊感、次第にフェードアウトしていってしまうかのような掴みどころのない音像は、中毒性が非常に高く一度聴いたら病みつきに。フィッシュマンズやcero好きに刺さる無重力ソング(2)(コンピS.W.I.M. #2 -nuwaves-に収録されているDUB MIX Ver.もより浮遊感強めで要チェック!)や、睡眠船の世界観を表す(4)は本当に必聴。この音の上をただただ心地よく漂うばかり…最高です!(加藤)
広島店:加藤 信喜
- 趣味
- 散歩/スパイスカレー/島巡り
- 好きなジャンル
- J-POP、ROCK/POP、ピアノ曲
- 私を構成する3枚
- Chilly Gonzales『Ivory Tower』『Ivory Tower』
- ルネ・ラルー『ファンタスティック・プラネット』
- Gus Dapperton『Where Polly People Go to Read』
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落ち着いたトーンで聴かせる実力派ラプソディの4枚目
Rapsody『Please Don't Cry』
9th Wonderによる企画作品への参加、kendrick lamarなど数々のアーティストへの客演などで注目度とそのスキルを高めてきた実力派コンシャス・ラッパーRapsodyの新作。エリカ・バドゥを迎え、エレピの音色とジャジーなサウンドが心地良い(9)、続くAlex Isleyを迎えた(10)など全体的にチルで落ち着いた雰囲気で聴かせる新作、Lil Wayneをフィーチャした90’sHIPHOPな硬質なもビートのものまで全22曲、良質なHIPHOPアルバムになっている。(寺本)
神戸店:寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 私を構成する3枚
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Smif-N-Wessun『Dah Shinin'』
- Galaxie 500『Today』
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ウエストコーストが生んだ珠玉のSSW作品が再発!
Laura Allan『ローラ・アラン(PS)』
ウェスト・コーストの才気溢れる女性シンガー・ソングライター、ローラ・アランが1978年に発表したデビュー・アルバム。ジェフポーカロ、チャック・レイニー、ワデイ・ワクテル、ビル・ペインら一流奏者をバックに、彼女の個性であるソウルフルなフォーク・サウンドを展開した作品。ヒットチューン(1)などアップテンポでAOR~LightMellowファンに刺さる楽曲も良いのですが、時に陰のある優しいバラードも絶品でそのダルシマーに導かれきらきらと導かれる輝きと影に満ちた世界が本当に絶品。ソフトロック~AORの名盤がひさしぶりに再発! (松本)
横浜ビブレ店:松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 私を構成する3枚
- サザンオールスターズ『Young Love』
- James Taylor『One Man Dog』
- Laura Allan『Laura Allan』
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全AORファン必聴!スムース・フェンダー・ローズ傑作
Geyster『WHEREVER THE WIND BLOWS』
全AORファン必聴作です。アメリカ人風景画家:ウィリアム・ウェントの本作アートワークからも大いにインスパイアされ制作されたガイスターの16枚目。ガエル・ベンヤミンの奏でる1977年製フェンダー・ローズ・マーク1エレクトリック・ピアノが産む極上の響きとメロディを堪能できる傑作。キャリア史上、最も内省風景を描いた一枚。(黒田)
梅田NU茶屋町店:黒田 朋規
- 趣味
- 興味と美味の探索
- 好きなジャンル
- 全般
- 私を構成する3枚
- ジミ・ヘンドリックス『BBC』
- グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
- エレファントカシマシ『生活』
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才能溢れる若きSSWによるダンサブルな2nd!
Alfie Templeman『Radiosoul』
デビューアルバムは各方面から称賛され、全世界でのストリーミング数は3億回を突破!今作はモダンファンク、ディスコポップ路線の(2)、(5)、(6)や、ソウルフルな(1)、(3)等、より一層グルーヴとメロディが際立つ内容に。そして極め付きは"永遠のディスコ・マエストロ"ナイル・ロジャース参加の(7)!まだまだ若いモンには負けてられん!とばかりにタイトル『Just A Dance』の通り、ご機嫌に踊らせてくれます!(山本)
久留米店:山本 祐介
- 趣味
- 読書、写真、スイーツ
- 好きなジャンル
- POPS、SOUL、JAZZ、FUNK
- 私を構成する3枚
- Stevie Wonder『Music Of My Mind』
- Donny Hathaway『Live』
- John Mayer『Continuum』
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今注目すべき"シティ・カントリーミュージック"のカリスマSSW
眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』
兵庫県神戸市出身のシンガー・ソングライター。ルーツともなっているフォークやカントリーミュージックが主体となっている楽曲のセンスが抜群!また歌声とギターというシンプルなスタイルでありながらもそれぞれの存在感が際立ち「シンプル・イズ・ベスト」とはまさにこの事。聴く者の心に強いインパクトを残す楽曲力は底知れぬ可能性を感じさせてくれます。今注目すべきSSW!!(小室)
イオンレイクタウン店:小室 雅哉
- 趣味
- 温泉、車、食、テレビ
- 好きなジャンル
- 90年代~00年代音楽
- 私を構成する3枚
- スーパーカー『HIGHVISION』
- フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』
- レディオヘッド『The Bends』
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『韓国大衆音楽賞』受賞から9年ぶりの3作目
Glen Check『ブリーチ』
2012~13年にリリースした1&2作が『韓国大衆音楽賞』を受賞してから9年ぶりの3作目。同賞受賞の年にサマーソニックへの出演歴もあるが、知りえる情報はそこまで多くない韓国のバンド。日本でも人気がありワールドワイドな活動をしているK-インディバンドSay Sue Meなどと同じく韓国のバンドシーンで活躍。私たちが普段触れる機会の多い”K-POP”、そんなK-POPアーティストもチェックしているグッドミュージック。(油座)
郡山店:油座 友里恵
- 趣味
- 川、寺、本、食
- 好きなジャンル
- バンド、歌
- 私を構成する3枚
- スピッツ『ハチミツ』
- バーバラ・ボニー『ヴォルフ&R.シュトラウス:歌曲集』
- ヒグチアイ『最悪最愛』
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生楽器と電子楽器の音が静かに重なる『哀れなるものたち』のサウンドトラック
Jerskin Fendrix『Poor Things<Colored Vinyl>』
Black Country, New Roadへの影響大、「Track X」の歌詞にも登場するサウス・ロンドンの気鋭音楽家:イェルスキン・フェンドリックスによるオリジナル・スコア音楽。ソロとは作風を変え、生楽器に電子音を重ねた音像。不穏で美しい映画本編と互いに寄り添っているようで素晴らしいです。秀逸なアートワークも含めてアナログLPで所有したい2024年を代表するO.S.T傑作。(小山)
オンラインMD企画・運営部:小山 健
- 趣味
- レコード収集、モダン建築巡り
- 好きなジャンル
- 60年代よりのレア・グルーヴ
- 私を構成する3枚
- James Brown『Gettin' Down To It』
- Salami Rose Joe Louis『ズラティー・ソース・ネフュー』
- 坂本龍一『オネアミスの翼』
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フィンランド発の5人組が告げるギターロックの復権!
Us『Underground Renaissance』
メタル大国として知られるフィンランド出身、初期のアークティック・モンキーズやザ・ハイヴスと比較される5人組によるデビュー作。リバティーンズが所有するスタジオ〈ジ・アルビオン・ルームズ〉で行われたレコーディングはわずか1日で終わったとの事で、ライブで映えそうな(1)(2)、パブロック風味の(7)(11)、オアシスにも通ずるメロディが鳴らされた(5)など、すべての世代にぶっ刺さるロックンロール満載。これはライヴで体感したい!(廣川)
商品本部 商品統括部:廣川 奏
- 趣味
- 料理/ラジオ/読書/動物園・水族館巡り
- 好きなジャンル
- INDIE ROCK/ACID FOLK/AMBIENT
- 私を構成する3枚
- The High Llamas『Hawaii』
- Vincent Gallo『When』
- SAKEROCK『ホニャララ』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年06月21日 12:00