Voodoo Kiss(ヴードゥー・キス)|『フィール・ザ・カース』ドイツのベテランメタル・バンドの最新作は鋼鉄成分100%のピュア・メタルアルバム
ドイツのヘヴィメタルが好きならば、必聴のハード・アンド・ヘヴィとしか形容しようのないサウンド!
国内盤CD
ドイツのヘヴィメタル・バンド、Voodoo Kiss。その結成は95年にまでさかのぼる。当初ライヴ活動に専念していた彼らは、地元オスタルプクライスではカルト的人気を博していくようになる。やがて、ドラマーのAchim Ostertagはドイツのメタル・シーンをさらに盛り上げようと、97年に自らフェスティヴァルを企画。トリはVoodoo Kissが務めてみせた。このフェスティヴァルというのが、メタル・ファンなら誰でも知っているであろうSummer Breeze Open Air。Voodoo Kiss自身は作品を発表することなく00年に解散してしまったが、Summer Breezeは今やヨーロッパ最大のフェスの一つにまでなっている。
そんなVoodoo Kissは22年に再結成。Sacred SteelのGerrit Mutzをヴォーカルに迎え、バンド名を冠したデビュー・アルバムをリリースしたのも記憶に新しいところ。そしてこの度、彼らのセカンド・アルバムがリリースとなる。
『Feel the Curse』と題され本作でも、デビュー作同様Gerritがヴォーカルを担当。Iron MaidenにPretty Maids、Motorhead、さらにはスラッシュ風味もあり。偉大な先人たちからの影響を見事に消化しつつ、当然今回も100%鋼鉄成分しかない作品に仕上がっている。ハード・アンド・ヘヴィとしか形容しようないサウンド。ドイツのヘヴィメタルが好きならば、必聴のアルバムだ!
【メンバー】
ゲリット・ムッツ (ヴォーカル)
ステフィ・ストゥーバー (ヴォーカル/バッキング・ヴォーカル)
マーティン・ビューサー (ギター)
クラウス・ウィーランド (ベース)
アヒム・オスターターク (ドラムス)
■収録曲
1.フィール・ザ・カース
2.エンジェル・デーモン
3.スペルバウンド・バイ・ハー・アイズ
4.ドクター・イーヴル
5.ローズ・オブ・ダークネス
6.キス・オア・キル
7.オン・ウィングス・オブ・サーペント・ドリームズ
8.デッド・ウィズアウト・ア・グレイヴ
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2024年07月01日 15:25