7月19日公開:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2024年7月19日公開
世界を旅する”CITY POP”
Various Artists『CITY MUSIC TOKYO transit』
黎明期より和モノを世界に発信し続けいているRYUSENKEIのクニモンド瀧口氏選曲コンピの洋楽編。「CITY POPに影響を受けた洋楽」という切り口も流石だが、②インドネシア、③ブラジル、⑥アメリカ、⑩台湾といった国境を越えた選曲と、ひとつひとつの楽曲のクオリティに驚き!音楽に国境なし!!(JOE)
渋谷店:常谷 卓
- 趣味
- adidas、Cazal
- 好きなジャンル
- HIPHOP、ネタもの
- 私を構成する3枚
- The Roots『Do You Want More ?!!!??!』
- Group Home『Livin' Proof』
- V.A.『Connect vol.1』
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ベテラン・ギタリストが自己のルーツに向き合った意欲作
Richard Thompson『SHIP TO SHORE』
オリジナル・アルバムとしては6年ぶり。自身のルーツであるトラッドを基調とした前半の深みのある展開から後半は近年の作品にもみられるシャキッとしたバンド・サウンドのロックでま振り幅の広い楽曲が並ぶが、まさにこの人ならではというテイストでまとまっている作品で、ジャケのイラストのイメージそのままの親しみやすい傑作。(中上)
新宿店:中上 雅夫
- 趣味
- 読書
- 好きなジャンル
- ROCK
- 私を構成する3枚
- The Scruffs『Wanna meet The Scruffs?』
- Plimsouls『One Night In America』
- Tommy Hoehn『Spacebreak』
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才能が爆発する新世代マルチプレイヤー、初のフィジカル・リリース!
市川空『原石!!!!!!』
作詞・作曲・演奏・歌唱、はたまたアートワークまで全て自身で手掛ける新世代のマルチプレイヤー=市川空による初のフィジカル作品。ジャズ~ソウル~ヒップホップ(時にラグタイム)とDTMを駆使したサウンドは、一曲あたりの情報量が容赦なく、こちら聴き手のキャパは完全にオーバーフロー…。めくるめく予想外の展開の中にも、随所にハッとさせられるようなキャッチーなメロディーが散りばめられており、もう虜。まずは、彼自身の人生を映した⑤を聴いてみてください。本当度肝を抜かれる作品です!(加藤)
広島店:加藤 信喜
- 趣味
- 散歩/スパイスカレー/島巡り
- 好きなジャンル
- J-POP、ROCK/POP、ピアノ曲
- 私を構成する3枚
- Chilly Gonzales『Ivory Tower』『Ivory Tower』
- ルネ・ラルー『ファンタスティック・プラネット』
- Gus Dapperton『Where Polly People Go to Read』
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疾走感あるサウンドが最高!デビュー・アルバム。
Salute『トゥルー・マジック』
Four Tet、Floating Pointsも称賛、マンチェスターで活躍するUKクラブ・シーンの超新星、サルートのデビューアルバム。古い日本の車の広告からインスピレーションを受けたというアルバム・コンセプトにも納得、ハウス、ガラージ、ダブステップなどをベースに洗練された疾走感あるサウンドを聴かせる。リナ・サワヤマ、ディスクロージャーなど豪華ゲストも参加。(寺本)
神戸店:寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 私を構成する3枚
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Smif-N-Wessun『Dah Shinin'』
- Galaxie 500『Today』
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10年の歴史の集大成となる1枚!
BAD HOP『BAD HOP FOREVER (ALL TIME BEST) 』
メンバー自ら収録楽曲を厳選した初のオールタイムベスト。ライブでも定番のヒット曲からクルーを語る上で欠かせない代表曲、ラストアルバムに収録の最新曲まで、10年間の歴史を網羅した1枚でありBAD HOPを聴いたことがない人にとっては入門編としても間違いない1枚。特に冒頭、メンバー8人でのDisc1-①から、同じ保育園で出会ったT-Pablow, YZERR, Bark, Tiji JojoによるDisc1-②の流れはやはり圧巻。さらに川崎を代表するラッパー達との共演が実現したDisc1-⑭が収録されているのも地元を大切にし続けて来た彼ららしさが詰まっているチョイスだと感じる。(松本)
横浜ビブレ店:松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 私を構成する3枚
- サザンオールスターズ『Young Love』
- James Taylor『One Man Dog』
- Laura Allan『Laura Allan』
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L.A鍵盤奏者/アレンジャー:デヴィッド・ディグス83年名盤
David Diggs『リアルワールド(PS)』
クインシー・ジョーンズやブラザーズ・ジョソソンのサポートや、幾多のCCM作品群をプロデュースしてきたL.Aの鍵盤奏者/アレンジャー:デヴィッド・ディグス83年作にして西海岸フュージョンの名盤。ハービー・ハンコックの「ジェントル・ソウツ」やシーウインド、レオン・ラッセルのカヴァーも収録したフュージョン・サウンド爽快盤。(黒田)
梅田NU茶屋町店:黒田 朋規
- 趣味
- 興味と美味の探索
- 好きなジャンル
- 全般
- 私を構成する3枚
- ジミ・ヘンドリックス『BBC』
- グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
- エレファントカシマシ『生活』
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どこまでも広がる夢見心地な音風景
Still Woozy『Loveseat』
カリフォルニア出身のSSW兼プロデューサーStill Woozyによる2nd。エレクトロニックとアコースティック要素を混ぜ合わせた独自のサウンドは「サイケデリック・ベッドルームポップ」と形容され、テーム・インパラやマック・デマルコ好きにもオススメしたい。日本ではまだまだ知られていませんが、耳馴染みが良く、中毒性高めの彼の音楽は、日本屈指の3ピースバンドOvallの関口シンゴ氏もフェイバリットに挙げるほど。(山本)
久留米店:山本 祐介
- 趣味
- 読書、写真、スイーツ
- 好きなジャンル
- POPS、SOUL、JAZZ、FUNK
- 私を構成する3枚
- Stevie Wonder『Music Of My Mind』
- Donny Hathaway『Live』
- John Mayer『Continuum』
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羅針盤の最終作となった名盤
羅針盤『むすび(PS)』
ボアダムス、思い出波止場のギタリストとして活躍し、“人力”トランス・バンドのROVOでの活動でも知られている山本精一が1988年に結成したバンド「羅針盤」の最終作となったアルバム。サイケデリックなサウンドの中に山本精一のフラットな「歌」が独特の空気感を作り出している。4曲目の「水曜のうた」の間奏のフィードバックギターから放たれるサウンドは一聴の価値あり!日本のロック/フォーク作品の中でも屈指の名盤。(小室)
イオンレイクタウン店:小室 雅哉
- 趣味
- 温泉、車、食、テレビ
- 好きなジャンル
- 90年代~00年代音楽
- 私を構成する3枚
- スーパーカー『HIGHVISION』
- フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』
- レディオヘッド『The Bends』
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実力派ニューカマーバンド、マリ!
マリ『EASY RIDER』
曲も演奏もファッションも、3拍子揃ってセンスの良さを感じるニューカマーロックバンド「マリ」の 1stアルバム。22年結成ではありますが音楽活動歴としてはその界隈のバンドカルチャーのいい感じの音楽を踏襲してきている実力派バンドでドラムの茂木左はThe ピーズのドラマーも兼任するなどその演奏力も折り紙付き。様々な音楽のカテゴリーを行き来するなんともセンチメンタルなバンドミュージック。(油座)
郡山店:油座 友里恵
- 趣味
- 川、寺、本、食
- 好きなジャンル
- バンド、歌
- 私を構成する3枚
- スピッツ『ハチミツ』
- バーバラ・ボニー『ヴォルフ&R.シュトラウス:歌曲集』
- ヒグチアイ『最悪最愛』
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コーネリアス流のアンビエント・ポップ、ここに極まる
Cornelius『ETHEREAL ESSENCE』
過去10年ほどのアンビエント寄りの楽曲を中心に再構築、再録音したニューアルバム。とは言え単発でのリリースでの感触以上に、コーネリアスの音楽の大きな魅力であるメロウさとスウィートさが十二分に引き立つ構成で、冒頭からその世界にグッと引き込まれます。ギターのアルペジオ、ハーモニーと絶妙なズレが心地よいASA-CHANG & 巡礼「告白」のCORNELIUS VER.、「WINDMILLS OF MY MIND」の風がふいたようなさわやかさから、教授の「THATNESS AND THERENESS]リモデルへの流れは今作のハイライトと言えそう。編集盤を超えた、コーネリアスの息づかいが感じられる素晴らしい作品集。(小山)
オンラインMD企画・運営部:小山 健
- 趣味
- レコード収集、モダン建築巡り
- 好きなジャンル
- 60年代よりのレア・グルーヴ
- 私を構成する3枚
- James Brown『Gettin' Down To It』
- Salami Rose Joe Louis『ズラティー・ソース・ネフュー』
- 坂本龍一『オネアミスの翼』
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中国のコンポーザーによる桃源郷アンビエント
Li Yilei『Nonage』
日本の〈環境音楽〉からの影響も伺えた『之 / Of』に続くセカンド。幼いころの記憶を再構築したという本作は、壊れた玩具や古いテレビ番組など、さまざまなサウンドの断片を積み重ねて紡がれたノスタルジックなアンビエント。鳥の鳴き声とノイズによる⑤、アジア的な音階/サウンドに個性を感じる⑦辺りの中盤以降の流れがとりわけ素晴らしい。リリースは冥丁の傑作『Komachi』でも知られる<Métron Records>から。(廣川)
商品本部 商品統括部:廣川 奏
- 趣味
- 料理/ラジオ/読書/動物園・水族館巡り
- 好きなジャンル
- INDIE ROCK/ACID FOLK/AMBIENT
- 私を構成する3枚
- The High Llamas『Hawaii』
- Vincent Gallo『When』
- SAKEROCK『ホニャララ』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年07月19日 12:00