注目アイテム詳細

ブギ連 表紙登場!『blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) 2024年 12月号』10月25日発売

blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) 2024年 12月号

フレッシュな音楽の宝庫、戦前ブルースの世界へ、いざ。


表紙 ブギ連

特集 戦前ブルースの世界

「戦前ブルース」とは第二次世界大戦以前に録音されたブルースを指す。本特集では戦前ブルースのトレンドの推移をある程度追いながら、1920~40年代前半にかけて録音されたブルースをスタイルや地域別に分類整理して紹介する。古いものは今から100年前にさかのぼる。遠い時代の音楽だ。当時の78回転盤SPレコードはスクラッチノイズも大きく、当時活躍したブルース・シンガー/ミュージシャンの写真はモノクロだ。古ぼけたイメージが先行しがちだが、ブルースは当時最先端の流行音楽であったことを忘れてはいけない。

★見て感じて思いを馳せる 戦前ブルース レコード図鑑 [髙地 明]
★LPで聴く戦前ブルース トレンド/スタイル/人物でたどる約20年間
[戦前ブルースの巨人]
(1)ベッシー・スミス
(2)マ・レイニー
(3)ブラインド・ブレイク
(4)ブラインド・レモン・ジェファスン
(5)レッド・ベリー
(6)チャーリー・パットン
(7)ミシシッピ・シークス
(8)メンフィス・ジャグ・バンド
(9)メンフィス・ミニー
(10)ブラインド・ウィリー・マクテル
(11)リロイ・カー
(12)ロニー・ジョンスン
(13)ルーズヴェルト・サイクス
(14)ビッグ・ビル・ブルーンジー
(15)サニー・ボーイ・ウィリアムスン
(16)スリーピー・ジョン・エスティス
(17)ブラインド・ボーイ・フラー
(18)タンパ・レッド
(19)ロバート・ジョンスン
★[コラム]戦前ブルース復刻レーベル8選

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]内田勘太郎×甲本ヒロト 2ndアルバム『懲役二秒』発表! 帰ってきたブギ連 [妹尾みえ]
●[インタヴュー]永井"ホトケ"隆×山岸潤史 会話のような初のデュオ・アルバム
●[インタヴュー]コージー大内 待望の新作『夜明のステーション』発売 [濱田廣也]
●追悼 ジョン・メイオール "ゴッドファーザー・オブ・ブリティッシュ・ブルース"よ、永遠に [山﨑智之]
●幻の映画『ブルースの魂』が2024年末公開
●祝! 結成45周年、吾妻光良&The Swinging Boppers新アルバム発表
●イベント「ブルース120年の歩みを知る」開催決定
●小出斉のギター・マガジン長寿連載が一冊に──『小出斉のブルース雨アラレ』
●ギターからみる現代ジャズ論──佐藤英輔著『越境するギタリストと現代ジャズ進化論』
●デルマークのシカゴ・ブルース名盤デラックス版がスペシャル・プライスで登場
●エレクトリック・レディ・スタジオ、始まりの記録──ジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン』
●フィリー・ソウルを探る連続企画 第8回 「フィラデルフィアのフランキー・ビヴァリー」 [林 剛]
●[新作アルバム・リヴュー]ジョンテイヴィアス・ウィリス/シュミーカ・コープランド/カーティス・サルガド/スティーヴ・クロッパー/ジェイムズ・コットン/ゴールドワックス・レコードほか

【連載】
☆永井ホトケ隆 好評連載「Fool's Paradise」第28回
☆[連載第7回] Soul Twine 私のソウル・グルーヴ・ギター探求「アーサー・アダムズ(1)」[髙地 明]
☆KEEP ON KEEPIN' ON ソウル/ファンク名盤のメッセージを読む 第23回 『ビルウィザーズ ライヴ・アット・カーネギー・ホール』/中田 亮
☆SONS OF SOUL/林 剛
☆完全なる真空管/丸屋九兵衛
☆ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ~西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆フード・フォー・リアル・ライフ ~歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.109「Clock」
☆ゴスペル・トレイン「俺たちだってオリジナル! ブラインド・ボーイズ・オヴ・アラバマの歴史(6)」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆BLUES IS MY BUSINESS no.256/吾妻光良
☆原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆文聞堂書房~古書掘りコラム「『ハーレムの黒人たち──植草甚一スクラップ・ブック20』植草甚一著」/出田 圭
☆ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆International Music Stroll~世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子/加藤千穂
☆Ain't That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか

blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) 2024年 12月号

blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) 2024年 12月号

◆ ◆ ブギ連の新作『懲役二秒』とあわせて聴きたい音楽 ◆ ◆


アナログ盤


CD


甲本ヒロト×内田勘太郎によるブギ連が、前作より5年ぶりとなるセカンドアルバム『懲役二秒』をリリース。本作とあわせて聴きたいブルースなどの音楽作品をピックアップ!

◆◆◆◆◆

ブギ連『ブギ連』


ブギるココロが連なって貴方を濃密なるブルースの世界へ誘う一枚
甲本ヒロト(ex.ブルーハーツ~ハイロウズ、クロマニヨンズ)と内田勘太郎(憂歌団)によるブルースユニット=ブギ連の衝撃的デビューアルバムは、2019年・令和のご時世にまさかのド直球なブルースをブチかます痛快作!ヒロトが歌いブルースハープが雄叫びを上げれば、内田勘太郎が引き倒すド渋なアコギ&スライドギターがうなりを上げる!あうんの呼吸で繰り出される濃密で濃厚なブルース体験をぜひ貴方も。

◆◆◆◆◆

V.A.『戦前ブルースのすべて 大全4CD』


戦前ブルースの魅力と特色を全て網羅した、1994年に再リリースした4枚組CDセットをリマスター、新装パッケージにて再リリース!半世紀以上昔のアメリカをブルースで旅しよう!

◆◆◆◆◆

憂歌団『生聞59分』


憂歌団の真骨頂!77年の名ライヴ盤
カルピス瓶製ボトルネックを駆使する内田勘太郎の洒脱なスライド・ギター、木村充揮の「天使のダミ声」ヴォーカル、花岡憲二(Ba)、島田和夫(Dr)によるスウィンギーなグルーヴを堪能できる名ライヴ盤。ブルースを探求しながらも、そのワクを軽くこえていく憂歌団ならではの魅力が存分に発揮された1枚。「パチンコ、パチンコ」のシャウトが強烈な「パチンコ~ランラン・ブルース」収録。

◆◆◆◆◆

V.A.『DO THE BLUES 45s! Vol.3 THE ULTIMATE BLUES 45s COLLECTION』


ザ・クロマニヨンズが目指しているドーナツ盤の音はコレダッ
甲本ヒロト氏大スイセン!ブルースの知られざるキラー・チューンを45's=ドーナツ盤シングルをソースにコンパイルした人気シリーズ第3弾!ブッ太く荒くれた、ナスティでワイルドな音質で黒人音楽を聴きたきゃやっぱり音圧サイコウのドーナツ盤に限るぜ。そんな選曲も音質も拘った至宝の逸品ここにあり。ブルース上級者はモチロン、入門編にも是非!

◆◆◆◆◆

V.A.『SONGS OF Ishiyan』


関西ブルースシーンが生んだ玄人ギタリストを偲ぶ豪華トリビュート作品
オリジナル・ザ・ディラン~ソー・バッド・レヴューを渡り歩き、関西ブルースシーンきっての名ギタリストとして知られた石田長生。2015年7月に62歳の若さで急逝された石やんを偲んで制作されたトリビュート作品が本作。40年以上に渡る活動で残した楽曲を、盟友Charや仲井戸麗市、 木村充揮や三宅伸治 から、金子マリや大塚まさじ、上田正樹や有山じゅんじ、押尾コータロー、山崎まさよしら、錚々たるゆかりの深いミュージシャンたちが集まり再録音。甲本ヒロトはロバート・ジョンソンのブルース伝説を歌った名曲"汚職"をワイルドにカバー。

◆◆◆◆◆

上田正樹/有山じゅんじ『ぼちぼちいこか』


関西アコースティックブルースを象徴する名盤
食い倒れ太郎ジャケットも有名な関西ブルースシーンを象徴する名盤!後のサウス・トゥ・サウスの盟友上田正樹と有山淳司の唯一となる連名アルバム。アコースティックなカントリー・ブルース、ラグタイムやジャグバンド・サウンドに乗せてブルージーに歌う上田正樹と、甘くチャーミングなボーカル&見事な腕前のアコギを聴かせる有山じゅんじ。金子マリもデュエット&コーラスで参加し華を添えている。名曲"梅田からナンバまで"、"俺の借金全部でなんぼや"、ボートラには関西ブルーズスタンダード"バッド・ジャンキー・ブルース"も収録。

◆◆◆◆◆

John Lee Hooker『ザ・グレイト・ジョン・リー・フッカー』


「ブギ連」の元となった「Boogie Chillen」収録!
"キング・オブ・ブギ"、ジョン・リー・フッカーが49~54年にモダン・レコードに残した楽曲からセレクトされた基本の1枚。怪しくも強烈なグルーヴを放つ「Boogie Chillen」や「Hoogie Boogie]などのブギに揺さぶられ、禍々しい魅力を放つ「Hobo Blues」や淫靡な「Crawling Kingsnake」等のスロー・ブルースに絡めとられること必至。唯一無二。

◆◆◆◆◆

Elmore James 、John Brim『フーズ・マディ・シューズ』


ボトルネック・スライド・ギターの巨人がチェスに残した名盤!
ボトルネックを滑らせながらの3連リフで後世に多大な影響を与えたエルモア・ジェームスといなたい歌い口が魅力のジョン・ブリムとのスプリット盤。ブギ連の「ブルースがなぜ」の歌詞に出てくる「The Sun Is Shining 」、「ヘビが中まで 」の参照元「Rattlesnake」などを収録し、ブギ連を語る上で避けられない名盤。シカゴの名手たちが参加した演奏も最高!

◆◆◆◆◆

Lightnin' Hopkins『ライトニン&ザ・ブルース~コンプリート・ヘラルド・シングルス』


稲妻一閃。ライトニンのブギもすげぇ。
テキサス・ブルースの巨人、ライトニン・ホプキンスが54年に録音したヘラルド音源全26曲を収録。ドラムス&ベースを従えエレキで震わすダーティー・ライトニンの極地。ゴキゲンな「Grandma's Boogie (Lightnin's Stomp) 」、スティーヴィー・レイ・ヴォーンにも影響を与えた「Hopkins' Sky Hop 」などインスト・ブギのカッコ良さも格別!

◆◆◆◆◆

James Cotton Band『ブッダ・ブルース』


ファンキー・ブギの極北! 「100%コットン」収録の3枚組。
名ハーピスト、ジェームス・コットンが、これまた名ギタリストであるマット・マーフィーらと作り上げた74年のファンク・ブルース大名盤「100%コットン」!何と言っても、ジョン・リーのブギの怪しさを怒涛のバンド・グルーヴに昇華した「Boogie Thing 」にまずは度肝を抜かれ、続く「One More Mile」でのイントロのキメに心を鷲づかみにされてしまう大傑作!

◆◆◆◆◆

Sleepy John Estes『スリーピー・ジョン・エスティスの伝説』


伝説のカントリー・ブルースマン。
戦前から活動するも音楽生活から身を退いていた62年に「再発見」された伝説のカントリー・ブルースマン、スリーピー・ジョン・エスティス復帰後の名盤。泣きの中にユーモアも少し感じさせるエスティスの歌、それに寄り添うハミー・ニクソンのハーモニカも枯れた風情で沁みます。ブギ連の「49号線のブルース (スリーピーとハミー) 」とはこの二人。76年の来日では憂歌団とも共演。

◆◆◆◆◆

Little Walter『ベスト・オブ・リトル・ウォルター』


ブルース・ハープの革新者、リトル・ウォルターの歴史的名盤。
内田勘太郎がヒロトのハープを褒める際に引き合いにも出したブルース・ハープの偉人。音のデカさ、表現力を追求した「アンプリファイド・ハープ」でチェス・レーベルを支えたリトル・ウォルターのそれまでのシングルをまとめた57年の名盤。名インスト「Juke」、フレッド・ビロウのスウィングするビートもカッコ良い「Off The Wall」、独特のエコー感に痺れる「Blue Lights」など名曲だらけ。

最新のアナログレコード情報はこちら

レコードアクセサリー

オーディオプレイヤー

日本のブルース特集


towerbooks

セブン-イレブン受け取りサービス

タグ : 書籍

掲載: 2024年10月25日 12:00

更新: 2024年11月19日 18:40