あとはアルバムを待つばかり……!?
音楽史に燦然と輝く偉人かつ奇人、エイフェックス・ツインことリチャードD・ジェイムスの周辺がなぜか騒がしい。『Druqks』に収録された“AFX237V.7”に盟友クリス・カニンガムが映像を付けたド級鬼畜短編映画「Rubber Johnny」では音だけで流石の存在感を見せつけ(しかもイタリアのフェスティヴァルでは2人のジョイント・ライヴが実現!)、リフレックスからは名作〈Analog Bubblebath〉シリーズの続編的な12インチ11枚に渡るアシッド風味満点の連作〈Analord〉(実在するコンピュータ・ウィルスを曲名にする悪趣味ぶりは健在!)を久々のAFX名義でリリースしている。そして今回は、そのAFX名義にて95年に3,000枚限定でリリースされたEP〈Hangable Auto Bulb〉シリーズの2枚がまとめて初CD化。いまやエレクトロニカの定番と化したドリルンベースを生み出した記念碑的作品にして、翌年の傑作『Richard D. James Album』への布石となった重要作。10年経ったいまでも刺激的なのがスゴい。
で、そんな彼に影響される人は数限りないわけで、NYの現代音楽オーケストラ、アラーム・ウィル・サウンドによるカヴァー・アルバム『Acoustica』も話題になっている。『Druqks』中心の選曲の内容はまあ想像どおりだが、個人的にはあの『Selected Ambient Works Vol.2』の大名曲“Blue Calx”を選曲しているのがツボ。これがまた良い!