さまざまな音楽から個性的な多面性を引き出して紹介してくれる、本来の意味でのボーダレス&ユニークなレーベルがトライエイト。統一感があるようでないような、充実のラインナップを一気に紹介していきましょう!!
アブストラクト、アンビエント、アンチコン、バレアリック、フィールド・レコーディング……ヒップホップを基盤にしつつも、決してそこだけに留まらないオルタナティヴな音楽をコンスタントに届ける日本のレーベル、トライエイト。もともとファッション関係の流通を手掛ける同社にて、2001年より音楽レーベル部門の代表を務めてきた栗原大は、オルタナティヴたらんとするレーベル・コンセプトについて「以前は相当こだわってました(笑)。規模も小さいので、独自の音楽を紹介していくことがレーベルの存在意義だとも思ってましたし」と語る。ただ、現在のヴィジョンは独自性の追求に加えて「より多くの人と音や感覚を共有すること」とも。また、「5年以上継続できたことで、さまざまなスタイルの音楽を紹介できるようになった」と語るように、日本人クリエイターの割合を増しながらアーティストの顔ぶれやサウンドのスタイルもどんどん多様化している。そんなトライエイトの方向性は、リリースされたばかりの2枚のコンピ『FEAST』と『FACETS』でも確認できるはずだ。この後は江ノ島展望灯台のイヴェント〈Freedom Sunset〉による〈灯台BGM集〉やヒップホップ・クラシックのリイシューなども検討中とのこと。これからもこだわりに溢れたおもしろい作品が期待できそうだ。 (出嶌孝次)
▼ 最新リリースとなるコンピを紹介。