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第5回 ─ SOFT ROCK

第5回 ─ SOFT ROCK(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2006/07/06   15:00
更新
2006/07/06   18:52
テキスト
文/田中 幹也

THE ASSOCIATION 『Birthday』 Warner Bros.(1968)

数々のヒット曲を放ったソフト・ロックの代名詞的なバンドが、4作目にして辿り着いた音楽的頂点の記録。ため息が出るほど美しいハーモニーとポップなメロディー、そしてボーンズ・ハウのプロデュースによる夢見心地サウンドには誰もが心奪われるに違いない。

SALT WATER TAFFY 『Finders Keepers』  Buddha(1968)

大人気のタイトル曲をはじめ、ポップに弾けるメロディーをバブルガム風やソウル風、サイケ風など、多彩な味付けで楽しませてくれる愉快な一枚。洗練された中にも無邪気さが見え隠れする本作には、〈サンシャイン・ポップ〉という言葉がよく似合う。

THE FOUR KING COUSINS 『Introducing...』 Capitol/El(1968)

ジャケットからしてキマっている女性コーラスものの逸品。定番であるビートルズやバート・バカラックのカヴァーはもちろん、ビーチ・ボーイズの“God Only Knows”やロジャー・ニコルズまでを麗しいハーモニーで聴かせてくれるのだからたまらない。

THE BEACH BOYS 『Friends』  Capitol(1968)

ロック史に燦然と輝く名盤『Pet Sounds』の2年後に発表された本作は、ブライアン・ウィルソン主導の徹底したサウンド主義から脱却した、ビーチ・ボーイズ史上もっともソフト・ロック的な魅力溢れる一枚に仕上がっている。リラックスした浮遊感が実に心地良い。

THE MUTUAL UNDERSTANDING 『In Wonderland』  Nimbus 9(1968)

2005年に初CD化されたカナダ産ソフト・ロックの激レア盤にして、〈超〉がつくほどの秀作。洗練を極めたゴージャスなサウンドや美しすぎるハーモニーなど、ここまで理想的なソフト・ロック像を体現しているグループもそうはいない。全員必聴!

THE 5TH DIMENSION 『The Magic Garden』 Buddha/Sony BMG(1968)

〈ソウルmeetsソフト・ロック〉の代表的なアルバムがこれ。ジミー・ウェッブが全面的に制作に関与した本作は、華麗なストリングスの中で弾けるポップなメロディーとスウィートなソウル・フィーリングが絶妙に溶け合った魅惑の一枚だ。