日本中を沸かせるピュアなパンク・サウンドが生まれた過程とは?

前作と同じく、2年半ぶりに新作をリリースしたMONGOL800。日本中を巻き込む大ヒットとなった2001年のセカンド・アルバム『MESSAGE』、そのモンスターと対峙するような佇まいを感じさせた2004年のサード・アルバム『百々』、それに対してニュー・アルバム『Daniel』では、周囲の状況や前作との関係性ではなく、バンドとして音を生み出す楽しさが純粋に汲み取られ、原点に戻ったかのような空気感が印象的。そんな精神の解放を感じさせる痛快なパンク・ナンバー“Real Life”や、“Hokus-o-em”のようなライヴと直結するモンパチ節を軸に、初ヴォーカルを取った儀間崇(ギター)の個性豊かな変化球など、より歌に重点を置いた13曲が収録された。高里悟(ドラムス)が徳島の大学から帰郷し、意外にも沖縄で3人が揃ってアルバムを作るのはこれが初めてということで、じっくり向き合い、楽しく探った音の結晶はとても風通しがよく、自信に満ちている。