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第8回 ─ GARAGE

第8回 ─ GARAGE(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2006/11/09   23:00
ソース
『bounce』 281号(2006/10/25)
テキスト
文/轟 ひろみ

2. それでは実際に聴いてみよう! その2

ULTRA NATE 『Situation:Critical』 Strictly Rhythm(1998)

  往年のソウル・ディーヴァが重宝されたガラージだけど、リアルタイムで活躍したシンガーの作品も重要。ベースメント・ボーイズと活動してきたナテ様が、90年代の最重要レーベル=ストリクトリー・リズムから放った本作は、クラシック“Free”も収録した名盤だ!

KINGS OF TOMORROW 『It's In The Lifestyle』 Distance(2000)

  USガラージの本道をキープし続けるトップDJ/クリエイターであるサンディ・リヴェラのプロジェクトだな。ソロ曲“Home”も人気のジュリー・マックナイトが歌う“Finally”は、いまもガラージ~ディープ・ハウスの文脈で愛されているスペシャルな逸曲だね。

KERRI CHANDLER 『Excursions 01』 Obsessive(2000)


  近年はスピリチュアルで実験的な側面を前に出してるケリ先生も、ストリクトリー・リズムやキング・ストリートで名を馳せたガラージ精神の申し子。自身の“Summer Love”やロバート・オーウェンスらの楽曲をチョイスしたこのミックスCDで黒い血脈を体感しよう。

BLAZE 『Spiritually Speaking』 Slip 'N Slide(2002)

  黒くて煌びやかなサウンドで知られるニュージャージーの御大。ハウスをソウルの連環のなかで捉えんとする彼らのスピリットはまさにガラージそのもの。本作以降もイージー・ストリート音源のミックスCDをリリースしたり、往年のディーヴァと共演したりしているね。

ROGER SANCHEZ 『Come With Me』 Stealth(2006)

  NY出身でUKにガラージ・ハウスを広めた重鎮。本当はロジャー・Sとして手掛けた種々のリミックス仕事で語られるべきなんだが、この夏に出たばかりの最新オリジナル・アルバムでもわかるように、流行に反応しつつもガラージ道から軸足を動かす気配はなさそうだな。

BOBBY & STEVE 『Connected : 15 Years Of Garage City』 Connected(2006)

  いわゆるUKガラージじゃないガラージをUKで推進してきた双子チームで、その名も〈Garage City〉というパーティーを運営してきたボビー&スティーヴ。これはその15周年記念盤で、クラシックから近年の自作トラックまでを詰め込んだ昂揚盤だよ。

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