妖しい美女の唇からこぼれ落ちる、クラブ・クラシックのアコースティック・カヴァー

クラブ・アンセムをアコースティック・カヴァー!なんて突拍子もないことをやってのけたのは、ベアフットことサム・オーバニック。ティム・デラックスの“It Just Wont Do”でヴォーカルを担当してた女の子といえば思い出す人もいるハズ。で、彼女のファースト・アルバム『Barefoot』では、そのティムの曲をはじめとして、グランドマスター・フラッシュ&メリー・メル“White Lines”、クリスタル・ウォーターズ“Gypsy Woman”、さらにはアンダーワールド“Born Slippy”までも見事に調理。徹底的に生音にこだわり、ゆったりとフォーキーな、時にジャジーな味付けでレトロな装いに衣替えされた曲たちは、一聴した限りでは元が何だかわからないほど。リメイクというよりはリコンストラクトといった感じで、ここまで原曲のパワーを別モノに変えちゃったカヴァーもなかなかないでしょう。彼女のちょっとはすっぱでダルな感じの歌い方がまた素敵。注目です。