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第129回 ─ SUPER SMOKY SOUL

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/03/29   20:00
ソース
『bounce』 285号(2007/3/25)
テキスト
文/青木 正之

使い古された〈世界基準〉という言葉は彼らのためにある。ドープな煙の世界に酔わされろ!!


  設立から間もない注目レーベル、CIRCULATIONSの第1弾アクトとして、SUPER SMOKY SOULなる世界基準のビートメイカー・トリオが登場した。まだ新人ながら海外ではすでに相当な盛り上がりを見せているようで、ラジオのパワー・プレイに始まり、オランダの名門ラッシュ・アワーのコンピ『Beat Dimensions』への参加や、独リーボックのキャンペーンにおける楽曲使用など、日本よりも海外のシーンがその音楽性に注目しているのだ。そんなSSSのサウンドを言い表す際、故J・ディラやワジード、サー・ラーなどの名前が引き合いに出されるのだが、緻密に組み立てられたビートやソウルフルなメロディー感、コズミックな響きのシンセなど、そこかしこに耳を刺激する音が仕込まれた彼らのファースト・アルバム『CYCLING』を聴けば、それが大袈裟じゃないことも明白になるはず。むせ返るほどにスモーキーで日本人離れした黒い音は、洋モノのクラブ・ミュージック好きにこそ聴いてほしい!