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第12回 ─ ROCKSTEADY

第12回 ─ ROCKSTEADY(4)

連載
Di(s)ctionary
公開
2007/03/29   18:00
ソース
『bounce』 285号(2007/3/25)
テキスト
文/宮内 健

3 その後の流れと、現在のシーンに見るロックステディの影響力

 60年代末からはじまるレゲエ隆盛の波に呑まれて、ロックステディそのものの流行は短命に終わりました。しかし、この時期に生まれた〈Hevenless〉〈Real Rock〉に代表されるリズム・トラックはいまも〈ファウンデーション〉と呼ばれ、打ち込みのトラックに使われるなどジャマイカ音楽の過去と未来を繋ぐ財産として存在しています。 

 一方で、ロックステディはポップ・ミュージックとして愛されてきたことも付け加えておきましょう。例えば、80年代に入ってデボラ・ハリー率いるブロンディがパラゴンズ“The Tide Is High(夢見るNo.1)”をカヴァーし、見事チャート1位をマーク。世界的な大ヒットとなりました。その後も同曲はアトミック・キトゥンやマーレーズなど世界中のミュージシャンに取り上げられていますよね。

  そして、ここ日本でも幅広い層の人に愛される音楽ジャンルとして定着しつつあり、上のリイシュー盤なども好調なセールスを記録しています。さらにそれだけに留まらず、川上つよしと彼のムードメイカーズやReggae Disco Rockersなど日本ならではのロックステディを奏でるアーティストも人気を集めているので、未聴の受講者はこれを機にぜひチェックしてみてください。
▼関連盤を紹介。


〈Real Rock〉のリメイク・リディムを使用したワンウェイ・コンピ『Real Rock』(Stone Love)