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第1回 ─ Brazil

連載
グディングス・リナ の Delicious Dishes
公開
2007/07/05   16:00
更新
2007/07/05   17:54
ソース
『bounce』 288号(2007/6/25)
テキスト
文/G.RINA

G.RINAが世界の〈音楽〉と〈料理〉のお皿2枚使いでお贈りする、〈音食同源〉コラム!!


  はじめまして、G.RINAです。今日の身体は、昨日までに食べたものが血肉となっているわけですが、ということはその身体が思考することや気分なんかも、食べているものの影響を受けているんじゃあ……なんて思うことはありませんか? そこでわたくし考えました、世界各国の音楽と食べものについても、同じことが言えるのではないかと。これから始まるこの連載〈Delicious Dishes〉は、そんな発想を出発点に、世界中の好きな音楽を紹介しながら、果敢にその土地の料理を作ってみようという企画なのです。

  では早速。今回はもうすぐ夏ということで、ブラジルへ。音楽のお伴はボサノヴァでも、サンバでもありません、〈ファンキ・カリオカ〉。これ、80年代に誕生してから、リオのスラムを飛び出し、ヒット・チャートを賑わせ、昨今は欧米のアーティストもその独特のビートを取り入れるほど、ぴちぴちイキのいい音楽なんですよ。その先駆者でもあるDJマルボロがコンパイルした『DJ Marlboro Apresenta Funk Teen』(Link/B.SUN)はファンキ入門としてはうってつけの内容。去年、私はこのCDのブラジル盤を名古屋は大須のブラジル日用品店(!)で購入したのですが、先ごろ日本盤が出たとのことです。パチパチ。クラシックなブラジル音楽も素敵ですが、常に更新を続けるコンテンポラリーなダンス・ミュージックのなかには、洗練とは違う生々しい生命力が溢れています。そのタフなビートの上には、サウダージな歌、社会への抵抗の叫び、いろんなものが乗っかっています。そこで思い出したのは、ブラジルの国民的ソウル・フード〈フェイジョアーダ〉。黒豆を豚の耳や干し肉、にんにくやたまねぎとじっくり煮込んで、お米やお芋といっしょに食べる、あったかい家庭の味。作ってみると、想像以上のコクとヴォリューム! スタミナをつけた後は、踊らずにいられません♪

フェイジョアーダの詳しいレシピなどはこちら!
http://www.g-rina.com/blog/

PROFILE

G.RINA
ヴァーサタイルなクロスオーヴァー・ポップスをクリエイトするシンガー・ソングライター/トラックメイカー。艶やかな文学的詞世界と万華鏡サウンドが、幅広い音楽ファンに支持されている。〈DJセニョリーナ〉名義でDJ活動も精力的に展開中。最新作は2005年発表の『漂流上手』(ANGEL'S EGG)。現在、ニュー・アルバム制作に向けて立ち漕ぎ中!