孤高のロックンローラーが2枚の新作をリリース!!

本人名義によるファースト・アルバム『Johnny Hell』から8か月で、ニュー・アルバムを2枚同時リリース。その間にはツアーあり、ライヴDVDやシングル、画集のリリースもあり、いったいいつ制作していたのか不思議なぐらいの精力的な活動ぶりだ。まず、『Rod Snake Shock Service』は獰猛で鋭く、性急でダーティーなロックンロールが中心(ユーモラスな詞も随所にあり)。ギター、ベース、ドラムが暴れ馬のように突進し、その上で彼独特のヴォーカルが軽やかにダンスする様には、〈やっぱりロック最高!〉と思わず快哉を上げたくなる高純度のスリルがあって中毒必至だ。もう一方の『CHELSEA』は鈴木正人(LITTLE CREATURES)の参加からも窺えるように、浅井の描く詞世界の表現に心を砕いたややディープな作風に。センシティヴでシリアスなミディアムやスロウが多く、彼のロマンティックな詩人としての側面が前に出ているところが魅力となっている。
常に新しいことに挑戦し、その音と言葉で聴き手を発奮させてきた彼のロックは、ここにきて過去最高にギラついた光を放ち、描かれるストーリーは鮮やかな色彩を纏っている。〈自分の見たことのない世界ってどんなものだろう?〉と思いを馳せ、おもしろいアイデアやストーリーを(時にギャグも交えて)考えて、みんなを驚かせたい、喜ばせたいというイタズラ好きの少年みたいなマインドがこの2枚には揺るぎなく存在していて、そこが本当に痛快だ。こんな素敵なロックンローラー、他にいる?
▼6月27日にリリースされる浅井健一のニュー・アルバムを紹介。